月老霊籤 第27番(上平)

有宗室之美。 王家の一族のような立派さがある。

籤の原文と現代語訳

有宗室之美
王家の一族のような立派さがある。

籤番等級出典
第27番(第二十七籤)上平(よい・穏やか)出典未詳(『晋書』の「珣之為宗室之美」に近い)
出處待考(語近《晉書》「珣之為宗室之美」)

典故:原典は何を語っているか

王族のように立派な家柄と育ちがある、という意味です。まったく同じ句は古典に見当たりません。字面が最も近いのは『晋書』が司馬珣之を「宗室の美」と評した箇所です。『論語』子張篇で、子貢が孔子の学問を高い塀にたとえ、外の人には「宗廟の美」が見えず、自分の塀は低いので「室家の好」がのぞける、と言った話から「宗廟の美」と「室家の好」を合わせた句だとする説もあり、その場合は家庭の立派さを表します。

『晋書』(しんじょ)巻六十四によれば、東晋の簡文帝の長男・司馬道生(しばどうせい)は早世し、跡継ぎがいませんでした。孝武帝が即位した後のある日の昼、帝はこの亡き兄と、やはり早世した弟の司馬郁(しばいく)の姿をぼんやりと見ます。郁は、兄上はあちらで飢えて苦しんでいる、と言いました。孝武帝は心を痛め、西陽王・司馬羕(しばよう)の玄孫にあたる司馬珣之(しばじゅんし)を選んで道生の養子とし、祭祀が絶えないようにしました。

珣之は後に呉興(ごこう)太守を務め、劉裕(りゅうゆう)が関中へ北伐したときには諮議参軍となりました。史書は、当時晋の国運はすでに衰えていたが、珣之は皇族のなかの傑出した人物であった、と記し、最後は梁王・司馬珍之(しばちんし)とともに殺害されたと伝えています。同じ『晋書』の巻五十九も、東海王・司馬越(しばえつ)の兄弟を「宗室の美」と呼んでいます。

史書のなかで、この四字は皇族のうち人柄や才能の際立った人を指す言葉です。

意味

相手は家柄も家庭のしつけもよく、家風が合っていて、家族の後押しもあります。

ひとこと:相手の家族に会うときは誠実に、礼儀もきちんと。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第26番/次の籤:第28番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第27番のよくある質問

月老霊籤の第27番には何と書かれていますか?

「有宗室之美。」という文句で、現代語にすると「王家の一族のような立派さがある。」という意味です。等級は上平で、確かな出典はわかっていません(『晋書』の「珣之為宗室之美」に近い)。

月老霊籤の第27番はどういう意味ですか?

相手は家柄も家庭のしつけもよく、家風が合っていて、家族の後押しもあります。ひとこと添えるなら、相手の家族に会うときは誠実に、礼儀もきちんと。