月老霊籤 第24番(中)
他思已窮,恨不窮,是為嬌鸞雛鳳失雌雄。 彼の想いは尽きても、恨みは尽きない。まるでつがいを失った鸞(らん)と鳳の雛のよう。
籤の原文と現代語訳
他思已窮
彼の想いは尽きても、
恨不窮
恨みは尽きない。
是為嬌鸞雛鳳失雌雄
まるでつがいを失った鸞(らん)と鳳の雛のよう。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第24番(第二十四籤) | 中(吉凶半ば) | 王実甫『西廂記』第二本 王實甫《西廂記》第二本 |
校勘:『西廂記』の原文は「他那裡思不窮,我這裡意已通,嬌鸞雛鳳失雌雄」で、流布本は書き換えているが、そのまま記載。
典故:原典は何を語っているか
夜、崔鶯鶯が張生の琴を聴き、その音色に込められた恋しさを聴き取って、二人は離ればなれになった鸞鳳のつがいのようだと嘆く場面です。
王実甫『西廂記』の第二本は、反故にされた婚約の物語です。書生の張生は普救寺に仮住まいしていて、母と一緒に寺に身を寄せていた崔鶯鶯に出会います。賊将の孫飛虎(そんひこ)が兵を率いて寺を囲み、鶯鶯を妻に奪おうとすると、崔老夫人は切羽詰まって、賊を退けた者に娘を嫁がせると約束します。張生は手紙を書いて親友の白馬将軍・杜確(とかく)を呼び寄せ、囲みを解かせますが、事が済むと老夫人は、二人に兄と妹として付き合うよう言い渡します。
侍女の紅娘が張生に知恵を授けます。夜、お嬢様が庭で香を焚くから、そのとき琴を弾きなさい、と。張生が「鳳求凰」(ほうきゅうおう)を奏でると、鶯鶯は窓の外で聞きながら、二人はモズとツバメのように東と西に別れ、千万の言葉があっても口にできない、と歌います。
互いに想い合っていながら、間には目上の人の約束破りが立ちはだかっている。月老籤がこの曲文を引いているのは、すぐそばにいながら一緒になれない、まさにこうした状況を指してのことです。
意味
想い合っているのに隔てられ、恋しさは尽きません。いまは会うのが難しく、障害がなくなるのを待つ時期です。
ひとこと:まず、二人のあいだを隔てているものが何なのかを見極めましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第24番のよくある質問
月老霊籤の第24番には何と書かれていますか?
「他思已窮,恨不窮,是為嬌鸞雛鳳失雌雄。」という文句で、現代語にすると「彼の想いは尽きても、恨みは尽きない。まるでつがいを失った鸞(らん)と鳳の雛のよう。」という意味です。等級は中、出典は王実甫『西廂記』第二本です。
月老霊籤の第24番はどういう意味ですか?
想い合っているのに隔てられ、恋しさは尽きません。いまは会うのが難しく、障害がなくなるのを待つ時期です。ひとこと添えるなら、まず、二人のあいだを隔てているものが何なのかを見極めましょう。