月老霊籤 第20番(上)

何如?子曰:可也。 いかがでしょう?孔子は言った、「よろしい」と。

籤の原文と現代語訳

何如?
いかがでしょう?

子曰:可也
孔子は言った、「よろしい」と。

籤番等級出典
第20番(第二十籤)上(よい)『論語』学而篇
《論語・學而》

典故:原典は何を語っているか

子貢が「貧しくてもへつらわず、豊かでもおごらない、というのはいかがでしょう」と尋ねると、孔子は「よろしい(ただ、貧しくても道を楽しみ、豊かでも礼を好む者には及ばない)」と答えました。

このやりとりは『論語』学而(がくじ)篇にあります。子貢(しこう)は名を端木賜(たんぼくし)といい、孔子の弟子のなかでもっとも弁舌に優れ、商才にも長けた人でした。子貢が籤にあるこの一句を孔子に尋ねると、孔子は答えたうえで、さらに上の境地を示しました。子貢は『詩経』衛風「淇奥」(きいく)の「切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如し」という句を思い出し、先生のおっしゃるのはこういうことですかと尋ねます。骨や角、玉や石は何度も切り、磨き、削ってこそ仕上がるように、人の修養も磨けば磨くほどよくなる、という意味です。孔子はたいへん喜び、賜よ、これでようやくおまえと『詩』を語れる、既に知っていることを告げれば、まだ知らないことまで推し量れる、と言いました。朱熹の注は、子貢は商売をしていたので、おそらく最初は貧しく後に豊かになり、自分を律することにも努めたのだろう、と述べています。籤の文句は 何如?子曰:可也(いかん。子曰く、可なり)だけを切り取っていて、師弟が学問を論じた言葉を、籤を引く人と神様との問答に変えています。

意味

この縁はどうかと問えば、答えは「よろしい」。もっと上の境地もありますが、いまの時点で十分よい縁です。

ひとこと:よい縁ならしっかりつかんで。完璧を求めて逃さないように。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第19番/次の籤:第21番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第20番のよくある質問

月老霊籤の第20番には何と書かれていますか?

「何如?子曰:可也。」という文句で、現代語にすると「いかがでしょう?孔子は言った、「よろしい」と。」という意味です。等級は上、出典は『論語』学而篇です。

月老霊籤の第20番はどういう意味ですか?

この縁はどうかと問えば、答えは「よろしい」。もっと上の境地もありますが、いまの時点で十分よい縁です。ひとこと添えるなら、よい縁ならしっかりつかんで。完璧を求めて逃さないように。