月老霊籤 第19番(中)

或十年,或七八年,或五六年,或三四年。 ある者は十年、ある者は七、八年、ある者は五、六年、ある者は三、四年。

籤の原文と現代語訳

或十年
ある者は十年、

或七八年
ある者は七、八年、

或五六年
ある者は五、六年、

或三四年
ある者は三、四年。

籤番等級出典
第19番(第十九籤)中(吉凶半ば)『書経(尚書)』無逸篇
《尚書・無逸》

校勘:『書経』の原文は「或四三年」。旗山天后宮の版では等級が「上」。

典故:原典は何を語っているか

周公が成王を戒めた言葉です。安楽をむさぼった王はどれも在位が短く、ある者は十年、ある者は七、八年、五、六年、三、四年だった、と述べています。

「無逸」(むいつ)は『書経』(しょきょう、尚書)周書の一篇で、伝統的には周公が若い成王を戒めるために作ったとされます。周公は冒頭で、君子は位にあっても安逸をむさぼってはならず、まず耕作と収穫の苦労を知るべきだ、と述べます。続いて殷の何人かの王を振り返ります。中宗は天命を畏れ敬い、在位七十五年。高宗は若い頃に民間で働き、即位後は三年の喪に服して口を開かず、在位五十九年。祖甲も長く庶民のなかで暮らし、在位三十三年。その後の王たちは生まれながらに安楽で、農事の苦労を知らず、楽しみばかりを追いました。籤に言う王たちがそれです。周公はさらに文王を例に挙げ、朝から昼過ぎまで働きづめで食事もままならず、在位五十年であったと言います。この一節全体は、在位の年数で勤勉と逸楽を対比しています。月老籤はその途中の年数の並びを切り取っているので、字面の上では、長いか短いか読めない待ち時間のようになっています。

意味

縁が来る時期ははっきりとは言えず、もうしばらく待つことになりそうです。焦っても仕方ありませんが、来ないという意味ではありません。原典は安楽に流れるなという戒めで、恋もていねいに育ててこそ長続きします。

ひとこと:自分に期限を課して追い詰めないこと。待つあいだも成長を止めないこと。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第18番/次の籤:第20番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第19番のよくある質問

月老霊籤の第19番には何と書かれていますか?

「或十年,或七八年,或五六年,或三四年。」という文句で、現代語にすると「ある者は十年、ある者は七、八年、ある者は五、六年、ある者は三、四年。」という意味です。等級は中、出典は『書経(尚書)』無逸篇です。

月老霊籤の第19番はどういう意味ですか?

縁が来る時期ははっきりとは言えず、もうしばらく待つことになりそうです。焦っても仕方ありませんが、来ないという意味ではありません。原典は安楽に流れるなという戒めで、恋もていねいに育ててこそ長続きします。ひとこと添えるなら、自分に期限を課して追い詰めないこと。待つあいだも成長を止めないこと。