月老霊籤 第18番(上)

非獨內德茂也,蓋亦有外戚之助焉。 本人の徳が盛んだっただけではない。后妃の一族の助けもあったのである。

籤の原文と現代語訳

非獨內德茂也
本人の徳が盛んだっただけではない。

蓋亦有外戚之助焉
后妃の一族の助けもあったのである。

籤番等級出典
第18番(第十八籤)上(よい)司馬遷『史記』外戚世家
司馬遷《史記・外戚世家》

校勘:流布本は「蓋亦以外感之助焉」とするが、『史記』により「蓋亦有外戚之助焉」に改めた。

典故:原典は何を語っているか

司馬遷は、歴代の帝王が栄えたのは本人の徳だけでなく、后妃の実家の助けもあったからだ、と述べています。

この句は司馬遷(しばせん)『史記』(しき)外戚世家(がいせきせいか)の冒頭の一文です。司馬遷は続けて例を挙げます。夏(か)が興ったのは塗山氏(とざんし)のおかげで、桀(けつ)が追放されたのは末喜(ばっき)のため。殷が興ったのは有娀氏(ゆうすうし)のおかげで、紂王(ちゅうおう)が殺されたのは妲己(だっき)のため。周が興ったのは姜嫄(きょうげん)と太任(たいじん)のおかげで、幽王が捕らえられたのは褒姒(ほうじ)のため。そして、夫婦は人の道のなかでもっとも重い関係であり、だからこそ『易』は乾坤を基とし、『詩』は「関雎」から始まるのだ、と述べます。さらに、配偶者どうしの愛情は、君主が臣下に強いることも、父が子に強いることもできない、人は道義を広めることはできても、運命だけはどうにもならない、と嘆きます。この序の後に、呂后(りょこう)・薄姫(はくき)・竇皇后(とうこうごう)ら漢代の后妃の浮き沈みが順に記されます。月老籤が最初の一文を採ったのは、縁には周りの人の後押しが要るという点を重んじたからですが、司馬遷がもっとも深く嘆いたのは、婚姻の、無理強いのきかない側面のほうでした。

意味

よい縁は自分の努力だけでなく、家族や友人、助けてくれる人の橋渡しがあって実るものです。まわりの人との付き合いを大切にしましょう。

ひとこと:信頼できる友人や目上の人に、よい人がいないか気にかけてもらいましょう。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第17番/次の籤:第19番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第18番のよくある質問

月老霊籤の第18番には何と書かれていますか?

「非獨內德茂也,蓋亦有外戚之助焉。」という文句で、現代語にすると「本人の徳が盛んだっただけではない。后妃の一族の助けもあったのである。」という意味です。等級は上、出典は司馬遷『史記』外戚世家です。

月老霊籤の第18番はどういう意味ですか?

よい縁は自分の努力だけでなく、家族や友人、助けてくれる人の橋渡しがあって実るものです。まわりの人との付き合いを大切にしましょう。ひとこと添えるなら、信頼できる友人や目上の人に、よい人がいないか気にかけてもらいましょう。