月老霊籤 第17番(中)
德者本也,財者末也。 徳こそが根本であり、財は末(すえ)である。
籤の原文と現代語訳
德者本也
徳こそが根本であり、
財者末也
財は末(すえ)である。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第17番(第十七籤) | 中(吉凶半ば) | 『礼記』「大学」 《禮記・大學》 |
校勘:流布本は「財者未也」とするが、『大学』により「末」に改めた。
典故:原典は何を語っているか
『大学』の言葉で、人徳が根本で、財産は枝葉にすぎない、という意味です。
この句は『礼記』の「大学」にあり、朱熹が分けた章立てでは「治国平天下」を説く最後の章に属します。この章は、上に立つ者がどうすれば民の心を得られるかをくり返し論じています。君子はまず徳を慎まなければならない。徳があって初めて民が付き従い、民がいて初めて土地があり、土地があって初めて財があり、財があって初めて用いることができる。根本を軽んじて枝葉を重んじれば、民と利を争い、民に奪い合いを教えることになる。だから財が上に集まれば民の心は離れ、財が民に行き渡れば民の心は集まる。この章はまた「財を生ずるに大道有り」とも述べ、生み出す者を多く、費やす者を少なくすべきだとし、国は利を利とせず、義を利とすべきだと説きます。この言葉はもともと為政者への戒めでした。月老籤は「本末」の順序を借りて、伴侶選びに当てはめています。原文は財を軽んじているのではなく、徳の後に置いているだけです。
意味
伴侶を選ぶときは、まず人柄、それから経済力。お金を第一にした関係は長続きしません。
ひとこと:条件のリストに、人柄を見る目を曇らされないように。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第17番のよくある質問
月老霊籤の第17番には何と書かれていますか?
「德者本也,財者末也。」という文句で、現代語にすると「徳こそが根本であり、財は末(すえ)である。」という意味です。等級は中、出典は『礼記』「大学」です。
月老霊籤の第17番はどういう意味ですか?
伴侶を選ぶときは、まず人柄、それから経済力。お金を第一にした関係は長続きしません。ひとこと添えるなら、条件のリストに、人柄を見る目を曇らされないように。