月老霊籤 第16番(上上)
意中人,人中意,則那些無情花鳥也情癡,一般的解結雙頭學並棲。 心の中の人は、まさに心にかなう人。情けを知らぬ花や鳥までが恋に焦がれ、みな二つの頭の花のように、寄り添って並んで休む。
籤の原文と現代語訳
意中人
心の中の人は、
人中意
まさに心にかなう人。
則那些無情花鳥也情癡
情けを知らぬ花や鳥までが恋に焦がれ、
一般的解結雙頭學並棲
みな二つの頭の花のように、寄り添って並んで休む。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第16番(第十六籤) | 上上(とてもよい) | 洪昇(こうしょう)『長生殿(ちょうせいでん)』第二十一齣「窺浴」 洪昇《長生殿》第二十一齣〈窺浴〉 |
校勘:流布本は「情凝」「解結枝頭」とするが、『長生殿』により「情癡」「解結雙頭」に改めた。
典故:原典は何を語っているか
「窺浴」の幕切れで、玄宗と楊貴妃が華清池で湯浴みをしたあと二人で歌う結びの曲です。心に想う人こそ心にかなう人で、情を知らない花や鳥までが恋に焦がれ、つがいで寄り添って休む、と歌います。
『長生殿』(ちょうせいでん)は清代の洪昇(こうしょう)の伝奇で、唐の玄宗と楊貴妃の恋を描いています。十年あまりをかけ、三度稿を改めてようやく完成しました。第二十一齣「窺浴」(きよく)の舞台は、驪山(りざん)の華清宮の温泉です。外で控えていた二人の宮女が、屏風のすき間から貴妃の湯浴みをのぞき見し、見ながら笑い合います。玄宗と貴妃は湯から上がって着替え、そろって輦(くるま)に乗って去っていきます。この〔尾声〕が歌われるのはそのときです。すぐ次の「密誓」の齣で、二人は七夕の夜、長生殿で牽牛・織女の二星に向かってひそかに誓いを立て、生まれ変わるたびに夫婦になろうと願います。劇の題名もここから来ています。二人の情がもっとも濃やかな場面の一つですが、観客は皆、この後に安史の乱が起こり、馬嵬(ばかい)での死別が待っていることを知っています。
意味
あなたが想う人もあなたを想っています。互いに惹かれ合う縁で、よい結果が期待できます。
ひとこと:気持ちが通じ合ったら、堂々と二人で歩み出しましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第16番のよくある質問
月老霊籤の第16番には何と書かれていますか?
「意中人,人中意,則那些無情花鳥也情癡,一般的解結雙頭學並棲。」という文句で、現代語にすると「心の中の人は、まさに心にかなう人。情けを知らぬ花や鳥までが恋に焦がれ、みな二つの頭の花のように、寄り添って並んで休む。」という意味です。等級は上上、出典は洪昇(こうしょう)『長生殿(ちょうせいでん)』第二十一齣「窺浴」です。
月老霊籤の第16番はどういう意味ですか?
あなたが想う人もあなたを想っています。互いに惹かれ合う縁で、よい結果が期待できます。ひとこと添えるなら、気持ちが通じ合ったら、堂々と二人で歩み出しましょう。