月老霊籤 第15番(中)
君子審禮,不可誣以姦詐。 君子は礼をよくわきまえているので、偽りやごまかしで欺くことはできない。
籤の原文と現代語訳
君子審禮
君子は礼をよくわきまえているので、
不可誣以姦詐
偽りやごまかしで欺くことはできない。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第15番(第十五籤) | 中(吉凶半ば) | 『礼記』経解篇 《禮記・經解》 |
校勘:流布本は「不呆誣以奸詐」とするが、『礼記』により「不可誣以姦詐」に改めた。
典故:原典は何を語っているか
礼は秤(はかり)や墨縄のようなもので、礼をわきまえた君子は、ずる賢い言葉にだまされない、という意味です。
「経解」(けいかい)は『礼記』の一篇です。前半は孔子の言葉を借りて、六経が人をどう教え導くかを論じます。たとえば、温柔敦厚は『詩』の教え、疏通知遠は『書』の教え、といった具合です。後半は礼のはたらきを専ら論じており、この句は後半にあります。作者はたとえを重ねます。国を治めるうえでの礼は、重さに対する秤、曲直に対する墨縄、方円に対するコンパスと定規のようなものだ。秤が正しく掛かっていれば、誰も重さをごまかせない。墨縄がまっすぐ弾かれていれば、誰も曲直をごまかせない。コンパスと定規が据えられていれば、誰も方円をごまかせない。君子が礼をよく見極めるのも、同じ道理だ、と。さらに、朝覲(ちょうきん)・聘問(へいもん)・喪祭・郷飲酒の礼にはそれぞれ明らかにするものがあり、婚姻の礼は男女の別を明らかにするためのものだ、と続けます。この一節には人物も筋書きもなく、道理を説いた文章です。月老籤が採ったのは、「心のなかに一本の秤を持つ」という意味です。
意味
付き合いでは節度を守り、相手をよく見極めましょう。心がまっすぐな人は、甘い言葉に流されません。
ひとこと:相手の言葉がきれいなほど、その人の行動をよく見てください。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第15番のよくある質問
月老霊籤の第15番には何と書かれていますか?
「君子審禮,不可誣以姦詐。」という文句で、現代語にすると「君子は礼をよくわきまえているので、偽りやごまかしで欺くことはできない。」という意味です。等級は中、出典は『礼記』経解篇です。
月老霊籤の第15番はどういう意味ですか?
付き合いでは節度を守り、相手をよく見極めましょう。心がまっすぐな人は、甘い言葉に流されません。ひとこと添えるなら、相手の言葉がきれいなほど、その人の行動をよく見てください。