牡牛座の海王星:世代の理想・想像・幻滅

海王星は世代天体で、ホロスコープでは理想、想像力、スピリチュアリティ、境界のあいまいさを表します。このページでは牡牛座の海王星の核になる姿から、「この世代が共に憧れるもの」「個人のホロスコープでの読み方」「理想と幻滅」までを書き、本サイトで計算した数字(海王星が牡牛座にあった年)も載せています。

牡牛座の海王星の基本データ

項目牡牛座の海王星
海王星が表すもの理想、想像力、スピリチュアリティ、境界のあいまいさ
星座牡牛座:地のエレメント・不動宮、支配星は金星
品位なし(本来の座・高揚・損傷・下降のいずれでもない)
海王星の滞在期間一回あたり約14.8年、およそ164年ごとに戻ってくる
1950〜2030年生まれいない(この期間はこの星座にない)

牡牛座の海王星の核心

海王星は世代天体です。ひとつの星座に何年もとどまるので、同じ時期に生まれた人はみな同じで、まずは世代の背景を表します。あなた個人にどれだけ影響するかは、どのハウスに入っているか、太陽・月・アセンダントや個人天体と緊密なアスペクトをとっているかで決まります。

牡牛座は地のエレメント・不動宮で、支配星は金星です。大切にするのは、手でふれられて、手元に残るもの。土地、食べもの、手仕事、こつこつ貯めた蓄え。一方の海王星は境界を溶かす星で、夢と信仰と想像力をつかさどります。海王星が牡牛座に入ると、その世代の夢は空に浮かばず、土の上に降りてきます。自分の畑を持ちたい、安心して暮らせる家がほしい、よい暮らしは自分の手で少しずつ築けると信じる。彼らにとって神聖なものは立派な建物の中ではなく、毎日食べるご飯や、住む家や、身にまとう服の中にあるのです。

いま生きている人の中に、海王星牡牛座の人はいません。前回この配置を持った世代はすでに世を去り、次に巡ってくるのはずっと先の未来です。ですからここで語るのは、占星術の伝統がこの組み合わせに寄せてきたイメージであり、未来の世代への想像でもあります。牡牛座のゆっくりとした安定感は、ふわふわと漂う海王星に錨を与えてくれます。けれども海王星のほうも、牡牛座に物質を神聖視させ、十分に持てば心の平穏が手に入ると思い込ませるかもしれません。お金で安心は買えないと気づいたときの喪失感は、ほかの世代よりずっしりと重く、口にしにくいものになるでしょう。

この世代が共に憧れるもの

この世代が憧れるのは、地に足のついた美しさだと考えられます。自然、季節の移ろい、手仕事、食べものをほとんど神聖なものとして扱い、自分の土地で野菜を育て、パンを焼き、古い家を少しずつ直していくことこそ最良の修行だと感じるかもしれません。この憧れには金星の美意識がこもっていて、心地よい音、肌ざわりのいい布、心をこめて作った食卓といった、五感の満足を重んじます。遠いユートピアはあまり求めず、理想郷は自分の家の裏庭にあるのです。夕暮れに戸口に座り、野菜が日ごとに伸びていくのを眺める時間が、彼らにとっての天国の姿でしょう。

個人のホロスコープでの読み方

将来この配置を持って生まれる人がいたら、読み方はほかの世代の星と同じで、まずどのハウスにあるかを見ます。第2ハウスなら、理想がお金や価値観と絡み合い、「意味のある稼ぎ方」に強くこだわるかもしれません。第4ハウスなら、根を下ろせる家への憧れになります。金星とアスペクトを作れば、美意識と五感の鋭さがよりはっきり出ます。太陽・月・アセンダントのどれとも緊密なつながりがなければ、世代全体に共通する下地にとどまります。その人が土地を守って暮らしたいかどうかは、最終的には本人の月と金星で判断します。

理想と幻滅

牡牛座の幻滅は、「持てば安心できる」と思っていたときに訪れやすいものです。苦労してお金を貯め、土地を手に入れたのに、不安は消えていなかった。あるいはある暮らし方を持ち上げすぎて、環境が変わったり土地の持ち主が替わったりしたとたん、心の支えまで揺らいでしまう。成熟した方向は、安心の置き場所を物そのものから、自分の手への信頼へと少しずつ移していくことです。腕が残っていれば、一からやり直すことも怖くありません。

牡牛座の海王星の長所

牡牛座の海王星の盲点

牡牛座の海王星の人へのアドバイス

いまこの配置を持つ人はいませんが、そのテーマは誰にでも役立ちます。「もう少しあれば安心できる」と感じたときは、少し立ち止まって考えてみてください。自分がほしいのはその物なのか、それともその物がもたらす感覚なのか。後者が見つかると、思ったほどお金も時間もかけなくていいことに気づくはずです。

海王星が牡牛座にあった年

海王星は動きが遅く、星座を移るのに何年、ときには十数年から二十年以上かかるため、同じ時期に生まれた人はみな海王星が同じ星座にあります。いま生きている人のなかで牡牛座の海王星の人はほとんどいません。前回または次回の通過は下の表のとおりで、このページはその世代に共通する背景を書いたものです。1800〜2150年に海王星が牡牛座を通った期間は次のとおりです(台北時間。逆行による出入りは一回の通過にまとめています)。

入った時期最後に出た時期約何年出入りの回数
1874年6月1889年3月14.84
2038年5月2052年5月143

本サイトの天体暦エンジンで1日ずつ計算(1800〜2150年)。「出入りの回数」が2以上のものは、海王星が逆行でひとつ前の星座に戻り、また入り直したことを表します。その前後に生まれた人は、生年月日で確かめてください。1950〜2030年生まれのうち、牡牛座の海王星の人は約0%です。

12星座の海王星

牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座

牡牛座にあるほかの天体

太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星

太陽が牡牛座にあることが、ふつう言う「牡牛座生まれ」です。牡牛座をご覧ください。天体の星座はハウスと合わせて読むもので、ホロスコープ詳細解読で両方を確かめられます。天体×星座の一覧へ戻る

ひとこと:ひとつの天体はホロスコープの一部にすぎません

このページは、この天体がこの星座にあるときに占星術の伝統でよく語られる傾向をまとめたもので、科学的な結論ではありません。同じ配置の人でも、太陽・月・アセンダントやほかの天体はそれぞれ違い、この天体が入るハウスやアスペクトによっても表れ方は大きく変わります。自分に当てはまらないところがあるのは自然なことで、ホロスコープ全体を見るほうがずっと正確です。本サイトの内容は参考・娯楽としてお読みください。健康・投資・法律のことは専門家にご相談ください。

完全なホロスコープを作ってみる

自分の天体がそれぞれどの星座・どのハウスにあるか知りたいときは、生年月日、出生時刻、出生地を入れれば、10天体、12ハウス、アスペクトが一度に出て、配置ごとの解説もつきます。計算はすべてお使いのブラウザ内で行われます。

牡牛座の海王星のよくある質問

海王星牡牛座の人が周りにいないのはなぜですか?

いま生きている人の中に、この配置を持つ人がほとんどいないからです。海王星はひとつの星座に十数年とどまります。前回牡牛座を通過したときの世代は十九世紀後半の生まれで、すでに皆さん亡くなっています。次に戻ってくるのはさらに十数年先で、そのころ生まれる子どもたちが新しい海王星牡牛座世代になります。正確な開始と終了の時期は、このページの通過表をご覧ください。

海王星牡牛座はどんな理想を表しますか?

ひとことで言えば、夢を土に植えることです。占星術の伝統では、この配置の世代は自然や手仕事、穏やかな暮らしに憧れ、よいものは自分の手で少しずつ築けると信じるとされます。裏を返すと、物や財産を神聖視しすぎて、持つことが安心だと思い込みやすく、当てが外れたときの失望も深くなります。

海王星が牡牛座にあるのは何年生まれですか?

1800〜2150年で見ると、海王星が牡牛座にある期間は1874〜1889年、2038〜2052年です(台北時間)。星座が変わる年の前後に生まれた人は、ホロスコープ作成で生年月日から確かめてください。

牡牛座の海王星はよい配置ですか?

牡牛座の海王星には品位がなく、中立の配置です。うまく働くかどうかは星座そのものではなく、どのハウスに入り、ほかの天体とどんなアスペクトをとるかで決まります。どの配置にも長所と課題があり、このページは牡牛座の海王星の場合を書いています。