食神制殺:力ずくではなく、工夫で重圧を抑え込む

同じ偏官の重圧に向き合っても、殺印相生は「転化」、食神制殺は「制圧」です。食神(しょくじん)の才能、技術、工夫で立ち向かいます。古典は「食神制殺、英雄独り万人を圧す」と言いますが、前提があります。日干自身が持ちこたえられることです。

食神制殺とは

食神偏官
表すもの才能、工夫、余裕重圧、挑戦、ライバル
関係偏官を剋す(自分が生むものが、自分を剋すものを剋す)抑えられる

よくある姿は、難題にあわてず、解決の方法を探しに行く人。競争の激しい環境でも、力任せではなく専門性と工夫で勝ちます。

5.1%両方とも天干に透出
15.3%一方は透出、一方は蔵干のみ
31.5%両方透出し、条件がすべてそろう

集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し、出生時刻は固定シードの乱数で抽出、男女を交互にして計 16,802 枚。「両方透出」は両方が年干・月干・時干のいずれかに現れていること。条件の成立率は両方透出の命式を母数としています。

当サイトの判定方法

条件なぜ見るか両方透出の命式で成立する割合
身弱ではない食神は日干の力を漏らし、偏官は日干を剋す。身弱だと両側から消耗する48.5%
天干に食神を奪う偏印がない(または財が偏印を抑える)偏印が食神を剋すと、偏官を抑える力が奪われる89.4%
偏官が用神・喜神ではない抑えて意味があるのは忌神のとき85.0%

もっともつまずきやすいのは一つめの条件です。両方透出する命式のうち、身弱でないのは 48.5% だけです。身弱の人が偏官に向き合う場合、古典の多くは代わりに印で化すよう説きます。殺印相生を参照してください。

日干が耐えられ、偏印に奪われない食神制殺

1975 年 1 月 26 日 申の刻生まれ、男性

年柱甲寅
月柱丁丑
日柱・日干壬申
時柱戊申
  1. 組み合わせ:日干は壬水。年干の甲木が食神、時干の戊土が偏官で、両方とも透出しています。
  2. 強弱:当サイトの判定は中和。地支のふたつの申金が水を生むので、日干は持ちこたえられます。
  3. チェック:✓ 身弱ではない(食神も偏官も日干を消耗させる)/✓ 天干に食神を奪う偏印がない/✓ 偏官が用神・喜神ではない(抑えて意味があるのは忌神のとき)。
  4. 読み方:甲木が戊土を剋し、食神が偏官を抑えています。天干には甲木を剋す庚金の偏印もありません。よくある姿は、ストレスに強く問題解決が得意で、圧力が大きいほど打つ手が出てくるタイプです。

壊されるケース

あなたの通変星の組み合わせを調べる

生年月日を入れると、傷官見官・傷官配印・殺印相生・食神制殺・梟神奪食・官殺混雑・食傷生財の 7 つについて、あるかないか、どの程度成立しているか、やわらげるものがあるか、あなたにとって生かせるかを確かめます。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時で切り替えます。組み合わせは天干に透出しているかどうかで判定し(子平の透干重視)、格局の成格・破格と同じ基準です。

傷官見官才能とルールの衝突 傷官配印鋭さに節度が加わる 殺印相生重圧が助けに変わる 梟神奪食発想が断ち切られる 官殺混雑重圧の出どころが多い 食傷生財才能が収入になる 通変星十種類それぞれの意味

正直なひとこと:組み合わせは性格の緊張関係であって、運命の判決ではありません

古典には、通変星の組み合わせについて断定的な言葉がたくさんあります。「傷官見官、禍をなすこと百端」「梟神奪食は貧夭を主る」といった具合です。これらはまったく違う時代に書かれたもので、命式全体の強弱や用神・喜神を無視していることもよくあります。当サイトでは組み合わせを「あなたの中でどのふたつの力が引っ張り合っていて、どうすれば協力させられるか」という描写として扱います。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

あなたの命式に食神制殺はありますか?

生年月日を入れると、7 つの通変星の組み合わせをチェックし、やわらげるものと生かせるかどうかを一つずつ示します。

食神制殺のよくある質問

食神制殺とはどういう意味ですか?

命式の天干に食神と偏官がそろい、食神が偏官を剋して抑えることです。才能と工夫で重圧を制します。

身弱でも食神制殺は使えますか?

古典の多くは勧めません。食神は日干の力を漏らし、偏官は日干を剋すので、身弱だと両側から消耗します。印で偏官を化すほうが合っています。

食神制殺が苦手とするものは?

天干に偏印が現れて食神を奪うこと(梟神奪食)です。ただし天干に別に財があり偏印を抑えていれば別です。