食神格:生財・制殺で成り、梟神奪食を最も嫌う

食神は日干が生み、陰陽が同じ通変星で、楽しみ、才能、表現、余裕を表します。食神格のポイントは、天干にそれを支える「相神」があるか、そして壊す要素がないかです。

食神格とは

食神は日干が生み、陰陽が同じ通変星で、楽しみ、才能、表現、余裕を表します。食神格の軸は才能とセンスを価値に変えることです。善神なので順用し、財を生ませるか、身弱でなければ偏官を制させます。もっとも避けたいのは偏印に剋されることです。

格の取り方:月令の蔵干の食神が年干・月干・時干に透出するか、蔵干がどれも透出せず本気が食神のとき、食神格を取ります。「順用(じゅんよう)」の格局に属します。

9.4%食神格の命式
47.1%そのうち月令の蔵干が透出して格を取る
42.0%天干に「食神生財」
22.9%天干に「梟神奪食」

集計方法:当サイトの格の取り方で 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し、出生時刻は固定シードの乱数で抽出、計 16,802 枚。命式の構造の分布を示すもので、誰かの成功の度合いを表すものではありません。

成格の要素

成格の要素意味
食神生財天干に財星がある。才能と作品が収入に変わる
食神制殺身弱ではなく天干に偏官がある。食神が偏官を制し、重圧を実行力に変える

破格の要素

破格の要素意味
梟神奪食天干に偏印が透出する。偏印が食神を剋し、古典のいう「梟神奪食」で才能と福が断たれる。財があれば梟を制して軽くなる
月令逢冲月支が冲され、格局の土台が揺らぐ

当サイトはこれらの要素をすべて天干だけで見て(子平は「透出」を重視)、挙げるだけで成否の判定はしません。実測で食神格の天干にもっともよく現れる要素は次のとおりです。

要素食神格に占める割合
食神生財42.0%
梟神奪食22.9%
食神制殺8.1%

身強・身弱のときの食神格

格局と強弱は分けて見ます。強弱の判断方法は身強・身弱を参照してください。食神という通変星そのものの性格は、食神のページで解説しています。

食神生財の癸水

1975 年 4 月 7 日 巳の刻生まれ

年柱乙卯
月柱庚辰
日柱・日干癸未
時柱丁巳
  1. 格の取り方:辰月の蔵干は戊・乙・癸。本気の戊土は透出せず、中気の乙木が年干に透出しています。乙は癸水にとって食神なので、食神格を取ります。
  2. 成格:時干の丁火は偏財で、「食神生財」です。
  3. 破格:天干に偏印はなく、梟神奪食はありません。
  4. 強弱:癸水は身弱で、金・水が用神・喜神。格局は成っていても食神と財がどちらも日干を消耗させており、実際には月干の庚金(印綬)の支えのほうが必要です。

あなたの格局を調べる:月令で格を取り、成格・破格の要素をすべて表示

生年月日を入れると、『子平真詮』の「月令で格を取る」ルールに沿って、あなたの格局がどう取られるか、天干にどんな成格の要素と破格の要素があるかを表示します。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時で切り替えます。出生時刻がわからない場合、時干を格の取り方と成否の判断に使えません。

ほかの格局

正官格清らかな官星、傷官と混雑を最も嫌う 偏官格制化があれば成り、なければ重圧が暴走する 正財格財には源と出口が要り、比劫に分けられるのを嫌う 偏財格流れる財、商才と人脈で動き、分けられやすい 印綬格官殺が印を生めば成り、貪財壊印を最も嫌う 偏印格梟印とも呼ばれ、奪食を嫌い、身強なら財で制す 傷官格佩印・生財で成り、傷官見官を最も嫌う 建禄格・羊刃格月令が自分自身、天干の財・官殺を見る

正直なひとこと:格局は命式のテーマであって、貴賤のラベルではありません

古典は格局を論じるとき、「成格」を富貴、「破格」を貧賤と書くことがよくあります。いまの感覚に近い読み方をすれば、格局とはその命式の軸が何で、何に支えられ、どこで乱されやすいかを語るものです。成格だから順調とは限らず、破格だから失敗というわけでもありません。破格の命式の多くは、その「破れ」を補う過程でこそ本当の力を身につけていきます。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

あなたは食神格ですか?

生年月日を入れると、あなたの格局がどう取られるか、天干にどんな成格・破格の要素があるかを表示します。

食神格のよくある質問

食神格とはどういう意味ですか?

月令の蔵干の食神が天干に透出する、あるいはどれも透出せず月令の本気が食神であるとき、食神で格を取ります。軸は才能、表現、楽しみです。

食神格が最も嫌うものは?

もっとも嫌うのは梟神奪食、つまり天干の偏印が食神を剋すことです。天干に財があれば偏印を抑え、影響は軽くなります。