官殺混雑:二種類の重圧が同時にやってくる
正官は筋道のある規範、偏官は情け容赦のない重圧です。命式にどちらか一方だけなら、方向ははっきりしています。両方が透出すると、ふたりの上司から同時に別々の指示を受けるようなもの。これが官殺混雑です。
官殺混雑とは
| 正官 | 偏官 | |
|---|---|---|
| 表すもの | ルール、組織、名誉 | 重圧、挑戦、権威 |
| 同時に現れると | 規範と重圧の出どころが多く入り乱れる |
よくある姿は、責任感が強く、いくつもの役割を兼ね、別々の方向からの期待に引っ張られがちな人。物事の判断で、あれこれ考えすぎて動けなくなることもあります。
女性の命式について:古典は正官・偏官を女性の命式の夫星とするため、「官殺混雑は恋愛が複雑」という言い方があります。これは一人の恋愛を一文字に縮めてしまう読み方で、当サイトは採用しません。恋愛は配偶者の宮と配偶者の星を全体で見ます。正縁と桃花を参照してください。
集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し、出生時刻は固定シードの乱数で抽出、男女を交互にして計 16,802 枚。「両方透出」は両方が年干・月干・時干のいずれかに現れていること。条件の成立率は両方透出の命式を母数としています。
当サイトの判定方法
| 条件 | なぜ見るか | 両方透出の命式で成立する割合 |
|---|---|---|
| 身弱ではなく、二種類の重圧に耐えられる | 日干が耐えられれば、混雑は負担にならない | 47.6% |
| 印星が正官・偏官を化す | 正官・偏官がまず印を生み、重圧が助けに変わる | 24.1% |
| 食傷が一方を取り除く | 去官留殺・去殺留官で、方向がすっきりする | 20.5% |
身弱で印も食傷もない官殺混雑
1975 年 8 月 10 日 丑の刻生まれ、男性
- 組み合わせ:日干は戊土。年干の乙木が正官、月干の甲木が偏官で、両方とも透出しています。
- 強弱:当サイトの判定は身弱、用神・喜神は土・火です。
- チェック:✗ 身弱ではなく、二種類の重圧に耐えられる/✗ 印星が正官・偏官を化す/✗ 食傷が一方を取り除く(去官留殺・去殺留官)。
- 読み方:天干に木を化す火(印)も、木を剋す金(食傷)もなく、二種類の重圧が身弱の戊土に直接かかっています。よくある姿は、引き受けすぎ、方向が散らばりすぎ。責任に優先順位をつけ、断ることを覚えるのが、この命式でいちばん実用的な課題です。
和らげ方
| 方法 | 仕組み |
|---|---|
| 印が正官・偏官を化す | 正官・偏官が印を生み、印が日干を生んで、重圧を助けに変える(殺印相生と同じ) |
| 食傷が一方を取り除く | 食神が偏官を制す、傷官が正官を剋す。一方を去らせ一方を残し、方向をすっきりさせる |
| 合で一方を取り除く | 干合で正官か偏官を縛る。古典は「合官留殺」「合殺留官」と呼ぶ |
| 身強 | 日干が十分に強ければ、二種類の重圧のどちらにも耐えられる |
あなたの通変星の組み合わせを調べる
生年月日を入れると、傷官見官・傷官配印・殺印相生・食神制殺・梟神奪食・官殺混雑・食傷生財の 7 つについて、あるかないか、どの程度成立しているか、やわらげるものがあるか、あなたにとって生かせるかを確かめます。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。
新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時で切り替えます。組み合わせは天干に透出しているかどうかで判定し(子平の透干重視)、格局の成格・破格と同じ基準です。
正直なひとこと:組み合わせは性格の緊張関係であって、運命の判決ではありません
古典には、通変星の組み合わせについて断定的な言葉がたくさんあります。「傷官見官、禍をなすこと百端」「梟神奪食は貧夭を主る」といった具合です。これらはまったく違う時代に書かれたもので、命式全体の強弱や用神・喜神を無視していることもよくあります。当サイトでは組み合わせを「あなたの中でどのふたつの力が引っ張り合っていて、どうすれば協力させられるか」という描写として扱います。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
あなたの命式に官殺混雑はありますか?
生年月日を入れると、7 つの通変星の組み合わせをチェックし、やわらげるものと生かせるかどうかを一つずつ示します。
官殺混雑のよくある質問
官殺混雑とはどういう意味ですか?
命式の天干に正官と偏官がそろい、規範と重圧の出どころが多く入り乱れることです。
女性の命式で官殺混雑だと恋愛が複雑になるのですか?
恋愛を一文字に縮めてしまう読み方で、当サイトは採用しません。恋愛は配偶者の宮と配偶者の星を全体で見ます。
官殺混雑はどう和らげますか?
印が正官・偏官を化す、食傷が一方を取り除く、干合で一方を縛る、あるいは日干自身が十分に強い、のいずれでも軽くなります。