媽祖百首籤 第86番(比卦)
生長江河慣御船,誰知翻覆有多端,青龍若遇當無恙,白虎相沖心膽寒。 川で育ち、船を操るのには慣れている。けれど誰が知ろう、転覆にはいくつもの形があることを。青龍に出会うなら、何の障りもないが、白虎とぶつかれば、肝が冷える。
籤詩の原文と現代語訳
生長江河慣御船
川で育ち、船を操るのには慣れている。
誰知翻覆有多端
けれど誰が知ろう、転覆にはいくつもの形があることを。
青龍若遇當無恙
青龍に出会うなら、何の障りもないが、
白虎相沖心膽寒
白虎とぶつかれば、肝が冷える。
| 籤番 | 卦 |
|---|---|
| 第86番(第八十六首) | 比(ひ)卦 |
校勘:第3句は大天后宮の公式サイトでは「看龍若遇當無恙」。
項目別の釈解
| 尋ねること | 釈解 |
|---|---|
| 仕事・試験 | 浮き草のような運、望んでもむだ 運若浮萍 何必妄想 |
| 商売 | 二頭の虎が争えば、必ず傷つく 兩虎相鬥 必有損傷 |
| 妊娠・出産 | 出産前後はとくに慎重に、よく養生を 臨產危險 小心保養 |
| 結婚 | 二人は相克し、縁が合わない 兩造相剋 不合緣分 |
| 外出・旅 | 家にいれば安全、出かければけがに用心 在家安全 出必犯傷 |
| 家族 | 家に変化がある、志を守って時を待つ 門庭變卦 守志待時 |
| 金運 | 財の気は薄い、善い形で求めるのがよい 財氣淡淡 善求為妙 |
| 時の運 | 辰の日を待つと吉、無理に求めても同じ 候用辰吉 強求亦然 |
| 失せ物 | 行ってしまった、追う必要はない 去矣去矣 何必再追 |
| 農作・家畜 | 天候が不順で、人の計画も振るわない 風雨不調 人謀不盛 |
| 訴訟 | 天の理は明らか、何を苦しむことがあろう 天理昭昭 何苦而來 |
釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。
意味と解説
川で育ち船の扱いに慣れていても、転覆はいつ起こるかわかりません。青龍に会えば無事ですが、白虎にぶつかれば肝を冷やす、という籤です。
典故:青龍と白虎は四神で、台湾の民間信仰では青龍は吉、白虎は凶の象徴とされます。日本でもキトラ古墳や高松塚古墳の壁画で知られる神獣です。
ひとこと:どれほど慣れていても油断は禁物。危うい点に気を配りましょう。
これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)
- 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
- 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。
よくある誤解
暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。
籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤詩のあとは、あなた自身の命式を
生年月日を入れるだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。
媽祖百首籤 第86番のよくある質問
媽祖百首籤の第86番にはどんな詩が書かれていますか?
「生長江河慣御船,誰知翻覆有多端,青龍若遇當無恙,白虎相沖心膽寒」という七言四句で、比卦が配されています。現代語にすると「川で育ち、船を操るのには慣れている。けれど誰が知ろう、転覆にはいくつもの形があることを。青龍に出会うなら、何の障りもないが、白虎とぶつかれば、肝が冷える。」という意味です。
媽祖百首籤の第86番はどういう意味ですか?
川で育ち船の扱いに慣れていても、転覆はいつ起こるかわかりません。青龍に会えば無事ですが、白虎にぶつかれば肝を冷やす、という籤です。ひとこと添えるなら、どれほど慣れていても油断は禁物。危うい点に気を配りましょう。