媽祖百首籤 第80番(遯卦)

前生逋欠我深知,此日相償數適宜,莫便生嗔兼悔恨,塞翁失馬未為奇。 前の世で残した借りを、わたしはよく知っている。今日それを返すのは、ちょうど時にかなっている。腹を立てたり、悔やんだりしてはいけない。塞翁の馬を失ったのも、珍しいことではない。

籤詩の原文と現代語訳

前生逋欠我深知
前の世で残した借りを、わたしはよく知っている。

此日相償數適宜
今日それを返すのは、ちょうど時にかなっている。

莫便生嗔兼悔恨
腹を立てたり、悔やんだりしてはいけない。

塞翁失馬未為奇
塞翁の馬を失ったのも、珍しいことではない。

籤番卦
第80番(第八十首)遯(とん)卦

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験あくせくした一生、すべて絵に描いた餅
碌碌一生 都成畫餅
商売商いは成らず、得は少なく損が多い
經營不就 得小失多
妊娠・出産わだかまりの報い、急いで悔い改める
冤仇相報 切速悔過
結婚独り身の鳥、割れた鏡はもとに戻りにくい
孤鸞寡過 破鏡難圓
外出・旅道は尽き日は傾く、落ち着かない
窮途日西 皇皇如也
家族家は寂れ、風景もうら寂しい
門衰戶冷 風景淒涼
金運知恵を使い果たしても、求めても得られない
費盡心機 求而不得
時の運骨折り損、時の運はまだ来ない
徒勞無功 時運未到
失せ物どこを探しても、見つからない
萬處尋覓 亦無法找
農作・家畜田畑は荒れ、すべて無に帰す
田畝荒蕪 皆成烏有
訴訟やめるべき時にやめないと、小さな利に足をすくわれる
可止不止 須防小利

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

前世の借りを今返すのは、ちょうど時にかなったこと。腹を立てたり悔やんだりせず、塞翁が馬のように、損が福に転じることもあると考えなさい、という籤です。

典故:「塞翁が馬」は日本でもよく知られた故事で、国境の老人の馬が逃げたが、やがて名馬を連れて戻ってきたという話から、禍と福は予測できないことを言います。

ひとこと:損をしたことが悪いことだとは限りません。長い目で見て、心を広く。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第79番/次の籤:第81番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

生年月日を入れるだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。

媽祖百首籤 第80番のよくある質問

媽祖百首籤の第80番にはどんな詩が書かれていますか?

「前生逋欠我深知,此日相償數適宜,莫便生嗔兼悔恨,塞翁失馬未為奇」という七言四句で、遯卦が配されています。現代語にすると「前の世で残した借りを、わたしはよく知っている。今日それを返すのは、ちょうど時にかなっている。腹を立てたり、悔やんだりしてはいけない。塞翁の馬を失ったのも、珍しいことではない。」という意味です。

媽祖百首籤の第80番はどういう意味ですか?

前世の借りを今返すのは、ちょうど時にかなったこと。腹を立てたり悔やんだりせず、塞翁が馬のように、損が福に転じることもあると考えなさい、という籤です。ひとこと添えるなら、損をしたことが悪いことだとは限りません。長い目で見て、心を広く。