媽祖百首籤 第71番(無妄卦)

今朝坐賈勝行商,莫向江頭趁野航,待得陽生冬至後,出門事事見榮昌。 今は店を構えて商うほうが、旅商いにまさる。川辺へ行って、あてのない船に乗ってはならない。冬至を過ぎて陽の気が生まれるのを待てば、出かけた先で、何事も栄えるのを見るだろう。

籤詩の原文と現代語訳

今朝坐賈勝行商
今は店を構えて商うほうが、旅商いにまさる。

莫向江頭趁野航
川辺へ行って、あてのない船に乗ってはならない。

待得陽生冬至後
冬至を過ぎて陽の気が生まれるのを待てば、

出門事事見榮昌
出かけた先で、何事も栄えるのを見るだろう。

籤番卦
第71番(第七十一首)無妄(むぼう)卦

校勘:第2句は大天后宮の公式サイトでは「莫向江頭爾野航」。

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験心を固めて静かに守れば、苦が去って甘が来る
堅心靜守 苦去甘來
商売苦労をいとわなければ、後は順調
莫辭勤苦 後來順適
妊娠・出産男の子の喜び、福も寿もそろう
弄璋喜慶 福壽雙全
結婚心をゆったりすれば思いがかない、よい縁がある
寬心遂意 自有良緣
外出・旅冬至を過ぎれば、目上の人に会うによし
候冬至後 利息大人
家族吉報が届き、家は吉
喜報佳音 門庭迪吉
金運否きわまって泰が来る、善い形で求めれば得る
否極泰來 善求必有
時の運春になれば大いによし、財を得る運
交春大好 運逢得財
失せ物前後をよく見れば、きっと手元に戻る
瞻前顧後 必可回手
農作・家畜豊作で物も豊か、それでも倹約を
年豐物阜 必須儉約
訴訟うまくいっているときこそ、余地を残す
得意之時 必留餘地

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

今は外へ商いに出るより、店を守るほうがよい時です。軽々しく遠出の船に乗らず、冬至を過ぎて陽気が戻ってから動けば、どこでも順調にいく、という籤です。

典故:冬至は一年で昼がいちばん短い日で、この日から陽の気が戻り始める(一陽来復)とされます。

ひとこと:しばらくは本業を守り、年の暮れから動き出しましょう。

詩句や釈解に出てくる「寿」「長生」などの言葉は、長寿を願う昔ながらの祝い言葉(あるいは道教の修行の言い回し)で、寿命を予言するものではありません。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第70番/次の籤:第72番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

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媽祖百首籤 第71番のよくある質問

媽祖百首籤の第71番にはどんな詩が書かれていますか?

「今朝坐賈勝行商,莫向江頭趁野航,待得陽生冬至後,出門事事見榮昌」という七言四句で、無妄卦が配されています。現代語にすると「今は店を構えて商うほうが、旅商いにまさる。川辺へ行って、あてのない船に乗ってはならない。冬至を過ぎて陽の気が生まれるのを待てば、出かけた先で、何事も栄えるのを見るだろう。」という意味です。

媽祖百首籤の第71番はどういう意味ですか?

今は外へ商いに出るより、店を守るほうがよい時です。軽々しく遠出の船に乗らず、冬至を過ぎて陽気が戻ってから動けば、どこでも順調にいく、という籤です。ひとこと添えるなら、しばらくは本業を守り、年の暮れから動き出しましょう。