媽祖百首籤 第32番(升卦)

九轉丹砂功已成,臨風牽動覺身輕,有人問我前程事,名利途中總稱情。 九たび練り上げた丹砂の修行がついに成った。風に吹かれて身を動かせば、からだが軽い。わたしに行く末を尋ねる人がいるなら、名と利の道では、何事も思いどおりと答えよう。

籤詩の原文と現代語訳

九轉丹砂功已成
九たび練り上げた丹砂の修行がついに成った。

臨風牽動覺身輕
風に吹かれて身を動かせば、からだが軽い。

有人問我前程事
わたしに行く末を尋ねる人がいるなら、

名利途中總稱情
名と利の道では、何事も思いどおりと答えよう。

籤番卦
第32番(第三十二首)升(しょう)卦

白沙屯系統の第32番

白沙屯拱天宮(苗栗県)や港湖天元宮などで使われる百首籤は、第25番から第36番までの十二首が別の詩になっています。そちらの系統では、この番号は次の詩です。

雨雪霏霏路不通
雨や雪がしきりに降って、道は通れない。

人家煙火渺無蹤
人家の炊煙も、かすかにさえ見えない。

算來命運當如此
考えてみれば、運命とはそういうもの。

禱告神明計無窮
神に祈れば、手立てはいくらでもある。

それらの廟で籤を引いた場合は、その廟の籤詩に従ってください。

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験仕事はついに成り、苦心は報われる
功名終成 不負苦心
商売苦労を越え、金運が通じた
辛苦過盡 財氣已通
妊娠・出産勤勉に苦労を重ね、男の子の誕生を祝う
勤苦克苦 恭喜弄璋
結婚海の上の山のよう、離れて合わない
海上之山 離而不合
外出・旅駆け回っても無駄、みずから悩みを招く
空勞奔走 自者憂煩
家族悩みや苦労で、家の中が乱れる
煩惱苦愁 家門顛倒
金運財に縁がなく、求めても益はない
命無財祿 求之無益
時の運定めによるもので、求めるのは難しい
命卻注定 實足難求
失せ物損が目立つ、失くしやすい
破財日見 未免失脫
農作・家畜日照りにあい、作物も家畜も振るわない
遇合旱魃 禾畜皆休
訴訟お役所がらみの星、びくっとする出来事がある
命犯官符 必有虛驚

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

修行が成就して、からだも軽やか。行く末を問えば、名も利も思いどおりという籤です。

典故:丹砂を九度練り上げる「九転の丹」は、道教で不老の仙薬を完成させることを言います。

ひとこと:成果が出たときこそ、ふだんどおりの心で。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第31番/次の籤:第33番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

生年月日を入れるだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。

媽祖百首籤 第32番のよくある質問

媽祖百首籤の第32番にはどんな詩が書かれていますか?

「九轉丹砂功已成,臨風牽動覺身輕,有人問我前程事,名利途中總稱情」という七言四句で、升卦が配されています。現代語にすると「九たび練り上げた丹砂の修行がついに成った。風に吹かれて身を動かせば、からだが軽い。わたしに行く末を尋ねる人がいるなら、名と利の道では、何事も思いどおりと答えよう。」という意味です。

媽祖百首籤の第32番はどういう意味ですか?

修行が成就して、からだも軽やか。行く末を問えば、名も利も思いどおりという籤です。ひとこと添えるなら、成果が出たときこそ、ふだんどおりの心で。