四柱推命で見る父母:印綬は母、偏財は父

四柱推命では自分を生じるものが印星なので、母は印綬(いんじゅ)です。父は母のパートナーで、五行では印星を剋す側にあたるので、父は偏財(へんざい)になります。これに年柱・月柱という二つの父母宮を加えたものが、親との縁を見る基本の枠組みです。

母の星・父の星は命式にどう現れるか

状態母の星(印綬)父の星(偏財)読み方
天干に透る27.1%26.8%その役割がはっきり「見える」。影響が直接的でわかりやすい
地支に蔵されるだけ44.4%47.6%縁はあるが控えめで、ある大運に入って引き出されることが多い
四柱にない28.6%25.6%存在感は薄めだが、縁がないという意味ではない
用神・喜神である47.5%19.5%関係はたいてい助けになる

集計方法:本サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し、出生時刻は固定シードの乱数で抽出、計 16,802 枚。

母の星が用神・喜神である割合は、父の星の二倍以上です。理由は親そのものではなく五行の構造にあります。身弱の人は身強の人より多く、印星は日干を生じるので用神・喜神になりやすい。偏財は日干が力を使って剋す相手なので、忌神になりやすいのです。この数字が示すのは「命式のでき方」で、「どちらの親が良いか」ではありません。

年柱と月柱:父母宮

年柱は祖先や目上の人を表し、父母を見ることもあります。月柱は父母と兄弟姉妹、つまり育った家を表します。母の星や父の星が年柱・月柱にあれば、たいてい親が成長の中で大きな比重を占めていると読みます。時柱にある場合は、親との縁が人生の後半によりはっきりすると読まれることもあります。月柱は「月令(げつれい)」でもあり、命式全体の強弱にいちばん大きく影響するので、育った家が人の土台に与える影響も、命理では重く見られています。

印星過多と財星が印星を剋す:よく聞く二つの言葉

言葉構造より実際に近い読み方
母慈滅子(ぼじめっし)印星(母の星)が多すぎる世話を焼かれすぎて、自分で道を切り開く機会が少なくなる。用神の面では財星を薬とすることが多い
財星壊印(ざいせいかいいん)財星(父の星)と印星(母の星)の力が拮抗して剋し合う家庭の中で「現実的に稼ぐ」力と「世話をして育てる」力が引っ張り合う。両親の仲が悪いという意味ではない

「母慈滅子」は病薬(びょうやく)の範囲、「財星壊印」は通関(つうかん)が扱う戦いにあたります。どちらも構造の描写で、実際の家庭に当てはめるには、用神・忌神と大運も合わせて見る必要があります。

配偶者宮と父母宮の冲

日支(配偶者宮)と月支(父母宮)が冲になる命式は約 8.4% です。よくある読み方は、結婚後の自分たちの家庭と実家のペースが違い、同居したり行き来が多かったりすると、少し歩み寄りと線引きが必要になる、というものです。十二人に一人ほどが持っているごく一般的な構造で、悪い兆しと受け取る必要はありません。

あなたの六親を調べる:星はどこにあり、宮どうしはどう関わるか

生年月日(新暦)と性別を入力すると(配偶者と子供の星は男女で異なります)、父母・兄弟姉妹・配偶者・子供それぞれの星が四柱のどこにあるか、用神・喜神かどうか、そして四柱の宮と配偶者宮の冲・合がわかります。計算はすべてお使いのブラウザ内で行い、データは送信されません。

生年月日は新暦で入力してください。23時以降は翌日扱い(夜子時)です。出生時刻がわからない場合、時柱(子女宮)は読めません。

兄弟姉妹比肩・劫財と月柱 子供男性は官星、女性は食傷 四柱の宮年・月・日・時がそれぞれ誰を表すか 配偶者配偶者の星・配偶者宮と運命の相手

正直なひとこと:六親が示すのは縁のかたちで、判決ではありません

四柱推命の六親が表すのは、ある家族が命式の中でどれくらい存在感を持つか、どう関わり合うか、その関係でどんな課題が出やすいか、ということです。ご両親がどんな人かを言い当てることはできず、家族とうまくやっていけるかどうかも決められません。それはお互いの選択と努力しだいです。家庭のことで悩んでいるときは、まず身近な信頼できる人や専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

父母との関わり方を知りたいときは

詳しい命式鑑定の父母の項目では、印星の強弱から、あなたと父母・目上の人・上司との縁と、付き合い方のポイントを解説します。

四柱推命で見る父母のよくある質問

四柱推命では、どの星が母でどの星が父ですか?

印綬が母、偏財が父で、男女共通です。位置としては年柱と月柱が父母宮です。

なぜ偏財が父なのですか?

母は自分を生んだ人なので印星です。父は母の配偶者で、五行では印星を剋す側、つまり財星にあたり、古法では偏財を父とします。

命式に父の星がないと、父との縁が薄いのですか?

いいえ。本サイトの実測では、約 25.6% の人の四柱に偏財がありません。父という役割の命式の中での存在感が控えめなだけで、宮や大運・流年がその縁を引き出すこともあります。

日支が月支を冲するとはどういう意味ですか?

配偶者宮が父母宮を冲するということで、よくある読み方は、自分たちの家庭と実家のペースが違い、少し歩み寄りと線引きが必要になるというものです。約 8.4% の命式にある、ごく普通の構造です。