相手はあなたのどの通変星?十通りの同僚関係と、それぞれの付き合い方

職場には、付き合い方のパターンが決まっている人が何人かいるものです。一言いわれると従いたくなる人、何を言っても反論してくる人、いつも盾になってくれる人。四柱推命で見ると、これは相手の日干があなたのどの通変星にあたるかと関係していることがよくあります。このページでは十通りの役割を一つずつ取り上げ、同じ役割でも身強の人と身弱の人ではまったく感じ方が違う理由も説明します。

出し方:相手の日干を自分の日干と比べる

日干は生まれた日の天干で、あなた自身を表します。相手の日干をあなたの日干と比べ、五行が同じなら比劫、あなたが生じる五行なら食傷、あなたが剋す五行なら財星、あなたを剋す五行なら官星、あなたを生じる五行なら印星です。陰陽が同じなら偏(比肩・食神・偏財・偏官・偏印)、違えば正(劫財・傷官・正財・正官・印綬)になります。詳しい出し方は通変星(十神)を、手早く知りたい方は下のツールをどうぞ。

十通りの同僚関係

相手はあなたのどんな人か一緒に働くとどう感じるか協力のコツ
比肩肩を並べる仲間相手はあなたと同じタイプ。考え方が近く説明しなくても通じますが、二人とも同じ仕事をやりたがりがちです。先に持ち場を決めましょう。誰がどこを担当し、何について最終決定権を持つのかを書き出しておくこと。
劫財リソースを取り合うライバル型の相棒同じタイプでも調子が違い、推進力も競争心もあります。一緒に働くと、リソースや手柄、顧客が分かれていきやすい関係です。お金と手柄の分け方を最初に決めておきましょう。収支は透明にし、それぞれの顧客と成果は分けて記録を。
食神引っ張っていける人あなたのアイデアが相手の手で成果になります。教えればよく伸び、あなたのやり方にも素直に付いてきます。方向はあなたが示し、実行は相手に。成果を相手の分としてきちんと認めると、さらに力を出してくれます。
傷官異を唱える実力派仕事はよくできますが、自分の意見をしっかり持っていて、指示をそのまま受け入れるとは限りません。目標だけ伝えて細部は任せる。相手に案を出してもらい、あなたが選ぶほうが、命令するよりうまくいきます。
偏財動かせるリソース道を開き、チャンスを運んでくれる相手で、あなたも力を発揮させられます。ただ、関係はギブアンドテイク寄りです。条件は具体的に。誰が何を出し、何を受け取るのかをはっきりと。短期のプロジェクトに特に向きます。
正財堅実で頼れる働き手仕事が丁寧で、任せたことはきちんと仕上げてくれます。長く頼りにできる人材、あるいは取引先です。安定した担当範囲と明確な見返りを用意すれば、ずっといてくれます。
偏官プレッシャーをかけてくる人物言いがストレートで要求も高く、一緒に働くと追い立てられている気分になりがち。でも、あなたの成果を引き出すのはこういう人であることも多いのです。要求を具体的な期限と基準に置き換えて、個人攻撃ではなく推進力として受け止めましょう。
正官ルールを敷く上司タイプ手順とけじめを重んじる人で、あなたに対して拘束力があり、仕事をチェックして立場も与えてくれます。手順どおりに、動く前に報告を。この人の評価はたいてい正式なもので、重みがあります。
偏印ユニークな発想の相談役あなたとは違う角度から物事を見て、思いもよらない提案をくれますが、実用的とは限りません。アイデア出しや調査をお願いし、実行と最終判断は自分の手元に残しましょう。
印綬後ろ盾になってくれる人教えてくれ、守ってくれ、矢面にも立ってくれる。職場での恩人・メンター型の関係です。自分から相談し、進み具合を定期的に報告を。頼るだけでなく、成長した姿を見せることも大切です。

関係は双方向:あなたは相手の何か

通変星は二人のあいだで必ず対になって現れます。相手があなたの偏財なら、あなたは相手の偏官。相手があなたの印綬なら、あなたは相手の傷官です。だからあなたが「この人は指示しやすい」と感じているとき、相手はたいてい「この人はプレッシャーがきつい」と感じています。あなたが「この人はいつも教えてくれる」と思っているとき、相手は「この人はいつも自分のやり方どおりにやらない」と思っているかもしれません。

あなたから見た相手相手から見たあなた同じ出来事の、それぞれの受け止め方
比肩比肩お互い相手を自分に似ていると感じ、話は通じやすいが、同じものを取り合いやすい
劫財劫財お互い相手を意欲的だが少し扱いにくいと感じる。リソースと手柄は先に分けておく
食神・傷官偏印・印綬あなたは相手を育て、活躍の場を与えているつもり。相手はあなたに奪われている、やり方に挑まれていると感じる
偏財・正財偏官・正官あなたは相手を使いやすく頼れると感じ、相手はあなたを要求が多く管理が厳しいと感じる
偏官・正官偏財・正財あなたは相手に管理され追い立てられていると感じ、相手はあなたを使える、使うべき人だと見ている
偏印・印綬食神・傷官あなたは相手に教えられ守られていると感じ、相手はあなたを物事を形にしてくれる人だと見ている

これを知っておくと、多くの誤解を早めに解けます。得をしている側・主導している側は説明と評価を少し多めに、管理されている側・引っ張られている側は、黙って抱え込まずに自分の感じていることを伝えましょう。

同じ関係でも、身強と身弱では感じ方が違う

通変星そのものに良し悪しはなく、あなたがそれを必要としているかどうかで決まります。身強の人は洩らす・消耗させる・剋すものを喜ぶので、相手が食傷・財星・官星なら、たいてい助けになります。力のはけ口と方向を与えてくれるからです。身弱の人は生じる・支えるものを喜ぶので、相手が印星か比劫だとありがたく、官星タイプの同僚だと息苦しく感じやすくなります。

相手はあなたのあなたが身強のときあなたが身弱のとき
比劫(比肩・劫財)同類が多すぎてリソースを取り合いやすい。分担を決める助っ人が一人増え、一緒に担えば楽になる
食傷(食神・傷官)あなたの考えを実行してくれる、よい相棒与え続け、引っ張り続けることになり疲れやすい
財星(偏財・正財)力を発揮でき、仕事を成果に変えられる仕事と責任が重く、受け止めきれないと感じる
官星(偏官・正官)ルールと目標を与えられ、かえって成果が出るプレッシャーがまともにかかる。クッションを探す
印星(偏印・印綬)面倒を見てもらいすぎて保守的になりやすい教えてくれ支えてくれる、まさに恩人

明さんは身強の乙木なので、財星タイプの美香さん・芳子さん、官星タイプの田中社長はいずれも助けになります。同じ木の健さん(劫財)は、むしろリソースを取り合う相手です。三つの例はそれぞれ総覧、用神の補い合い、上司・社長との相性、共同経営で紹介しています。自分が身強か身弱かわからない方は、まず身強・身弱の見分け方を。

日干の干合:初対面から意気投合、ただし離れにくい

二人の日干がちょうど干合(かんごう:甲己・乙庚・丙辛・丁壬・戊癸)になる場合、古典では「情がある」とされます。仕事では、会った瞬間から話が弾み、息もぴったりということがよくあります。ただ、合いすぎるぶん公私の区別があいまいになったり、お互い相手の頼みを断りにくくなったりもします。実測では約 9.9% の組み合わせで日干が干合していました。協力するときに線引きをはっきりさせておけば、その息の合い方がそのまま効率になります。

正直なひとこと:四柱推命でわかるのは「付き合い方の傾向」まで

二人の協力がうまくいくかどうかは、最終的にはコミュニケーションと役割分担、そして約束したことを守れるかで決まります。四柱推命にできるのは、どこでつまずきやすいかを先に教えることです。どちらが相手を押し切りやすいか、お金や手柄でどこがもめやすいか、仕事のペースがどれだけ違うか。わかったら話し合い、文書にしておく。人を採用するかどうかを判定する道具ではありません。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたもので、契約や財務・法律上の取り決めの代わりにはなりません。

調べてみる:相手はあなたのどの通変星?

あなたと相手の生年月日を入力すると、双方向の通変星の役割、五行の補い合い、日柱・月柱の関係がすぐにわかります。

同僚の通変星のよくある質問

相手が自分のどの通変星か、どうやって調べますか?

相手の日干(生まれた日の天干)をあなたの日干と比べます。五行が同じなら比劫、あなたが生じる五行なら食傷、剋す五行なら財星、あなたを剋す五行なら官星、あなたを生じる五行なら印星で、陰陽が同じなら偏、違えば正です。本サイトのツールなら二人の生年月日を入れるだけで出せます。

相手が自分の偏官なら、一緒に働かないほうがいいですか?

そうとは限りません。偏官はプレッシャーと高い要求を表し、身強の人はむしろこうした推進力を必要とします。押しつぶされそうになりやすいのは身弱の人です。大事なのは相手の要求を具体的な基準と期限に置き換え、自分なりのクッションを見つけることです。

自分は相手を付き合いやすいと思うのに、相手には扱いにくいと思われるのはなぜ?

通変星は双方向で、二人の役割が違うからです。あなたから見て相手が財星(動かしやすい)なら、相手から見たあなたは官星(要求が多い)です。得をしている側・主導している側が説明と評価を少し多めにするだけで、関係はずいぶん釣り合います。