四柱推命で見る用神の補い合い:どの五行のパートナーが本当に助けになるか

「自分の五行を補ってくれる人と一緒に仕事をするといい」とよく言われます。これは半分だけ正解です。補うべきはあなたの用神・喜神で、命式にたまたま足りない五行ではありません。足りない五行が忌神であることもあり、その五行だらけのパートナーと組むと、やるほど疲れてしまいます。このページでは、相手の命式から、相手が持ってくる五行があなたにとって助けか負担かを見る方法を説明します。

ステップ1:まず自分の用神・喜神を知る

用神・喜神は、あなたの命式がバランスを取り戻すのに最も必要とする五行で、たいてい二〜三個の組になります。身強か身弱か、生まれた季節、そして何かの力が多すぎて「病」になっていないかで決まり、単に足りない五行を見るのではありません。まだ調べていない方は、先に用神・喜神で確かめてください。

ステップ2:相手が持ってくる五行を見る

本サイトでは二か所を見ます。

二か所の結論が一致するのは 50.2% だけです。日干の五行も最も多い五行もあなたの用神・喜神なら、はっきりした助けになります。片方が喜で片方が忌なら、「人としては付き合いやすいのに、仕事の進め方に疲れる」、あるいはその逆ということになります。

47.1%相手の日干の五行があなたの用神・喜神
46.1%相手の日干の五行があなたの忌神
6.7%喜でも忌でもない
50.2%日干の五行と最も多い五行で結論が一致

集計方法:本サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し(出生時刻はランダム)、計 16,802 枚をさらにランダムに 2 枚ずつ組み合わせて 16,802 組にしました。命式の構造の分布を示すもので、実在の二人の協力がうまくいくかどうかを表すものではありません。

ステップ3:逆方向からも見る

補い合いは双方向で成り立ってこそです。あなたにとって相手が助けでも、相手にとってあなたが助けとは限りません。

23.4%相互補完
39.2%片方が得をし、片方が持ち出し
24.2%相互消耗
約 13%少なくとも一方が喜でも忌でもない

集計方法:本サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し(出生時刻はランダム)、計 16,802 枚をさらにランダムに 2 枚ずつ組み合わせて 16,802 組にしました。命式の構造の分布を示すもので、実在の二人の協力がうまくいくかどうかを表すものではありません。

片方が得をする組み合わせが最も多く、四割近くになります。協力できないという意味ではなく、力がどちらに流れているかを覚えておけばよいのです。あなたが得をする側なら相手に見返りと評価を多めに返し、持ち出しの側なら明確な分担と見合った条件を求めましょう。

例:明さんとパートナーの芳子さん

明さん × パートナーの芳子さん:相互補完で、私的にも気が合う

明さん|1987年4月16日 亥の刻(21〜23時)生まれ

年柱丁卯
月柱甲辰
日柱・日干乙未
時柱丁亥

芳子さん|1987年5月9日 戌の刻(19〜21時)生まれ

年柱丁卯
月柱乙巳
日柱・日干戊午
時柱壬戌
  1. 二人の土台:明さん:日干は乙木、身強(みきょう)。喜ぶ五行は 火金土、忌む五行は 水木。芳子さんは日干が戊土で身強、喜ぶ五行は 水金木、忌む五行は 火土。
  2. 五行の補い合い:芳子さんの日干は土、命式で最も多いのは火で、どちらも明さんの用神・喜神です。明さんの日干は木、最も多い五行も木で、まさに芳子さんが必要とするもの。双方向に成り立つ相互補完です。
  3. 通変星の役割:乙木は戊土を剋し、一つは陰、一つは陽なので、芳子さんは明さんの正財、明さんは芳子さんの正官です。方向を決めるのは明さん、堅実で頼れる実行役は芳子さん、という形が向いています。
  4. 干支の関係:日支の未と午は支合(しごう)で、私的な付き合いでもくつろげる二人です。
  5. 見比べ:同じ土の日干でも、総覧の美香さんは身弱で木を忌むため、明さんの木は負担になります。芳子さんは身強で木を喜ぶため、明さんの木は助けになります。同じ五行でも、身強・身弱によって意味がまったく変わるのです。

「足りないもの」を「必要なもの」と取り違えない

明さんの命式には金が一つもありません。「足りないものを補う」という考え方なら、金の多い人を探すべきです。たまたま金は明さんの用神・喜神でもあるので、今回はその方向で正解でした。でも別の人なら、そうとは限りません。本サイトの実測では、五行が一つだけ欠けている命式のうち約三割は、欠けている五行が実は忌神でした(五行で足りないものを参照)。パートナーを探す前に、求めているのが足りない五行ではなく用神・喜神であることを確かめましょう。

正直なひとこと:四柱推命でわかるのは「付き合い方の傾向」まで

二人の協力がうまくいくかどうかは、最終的にはコミュニケーションと役割分担、そして約束したことを守れるかで決まります。四柱推命にできるのは、どこでつまずきやすいかを先に教えることです。どちらが相手を押し切りやすいか、お金や手柄でどこがもめやすいか、仕事のペースがどれだけ違うか。わかったら話し合い、文書にしておく。人を採用するかどうかを判定する道具ではありません。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたもので、契約や財務・法律上の取り決めの代わりにはなりません。

二人は相互補完?それとも片方だけが得をする?

あなたと相手の生年月日を入力すると、相手の日干の五行と命式で最も多い五行が、それぞれあなたの用神・喜神か忌神かがわかり、逆方向もあわせて計算します。

用神の補い合いのよくある質問

協力相手は、自分に足りない五行を持つ人を選ぶべきですか?

選ぶべきは用神・喜神を補ってくれる人で、足りない五行を補ってくれる人ではありません。足りない五行が忌神のこともあり、その五行の多い人と組むとかえって消耗します。先に自分の用神・喜神を調べ、それから相手の日干の五行と命式で最も多い五行を見ましょう。

相手の五行は自分の用神なのに、自分の五行は相手の忌神です。協力できますか?

できます。こうした片方が得をする組み合わせは約 39.2% で、最もよくあるケースです。得をする側が見返りと評価を多めに返し、持ち出しの側が明確な分担と条件を求めれば、同じように長く協力できます。

相互補完なら、必ず気が合いますか?

五行の補い合いは三つのうちの一つにすぎず、通変星の役割(誰が主導するか)と日柱・月柱の関係(付き合いの質感)も見る必要があります。相互補完の組み合わせは仕事に余計な力がかかりにくいものの、コミュニケーションと役割分担にはやはり気を配りましょう。