傷官格:佩印・生財で成り、傷官見官を最も嫌う
傷官は日干が生み、陰陽が異なる通変星で、創造性、弁の立つこと、負けず嫌い、ルールを打ち破る力を表します。傷官格のポイントは、天干にそれを支える「相神」があるか、そして壊す要素がないかです。
傷官格とは
傷官は日干が生み、陰陽が異なる通変星で、創造性、弁の立つこと、負けず嫌い、ルールを打ち破る力を表します。古典は凶神に数え、逆用します。印で収める(傷官佩印)か、財を生ませる(傷官生財)形です。もっとも嫌うのは正官に出会うことで、傷官見官は古典でもっとも有名な凶象のひとつです。ただ現代社会では、傷官の独創性と従わない姿勢こそ、多くの分野でもっとも価値のある資質でもあります。
格の取り方:月令の蔵干の傷官が年干・月干・時干に透出するか、蔵干がどれも透出せず本気が傷官のとき、傷官格を取ります。「逆用(ぎゃくよう)」の格局に属します。
集計方法:当サイトの格の取り方で 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命式を作成し、出生時刻は固定シードの乱数で抽出、計 16,802 枚。命式の構造の分布を示すもので、誰かの成功の度合いを表すものではありません。
成格の要素
| 成格の要素 | 意味 |
|---|---|
| 傷官佩印 | 天干に印星がある。印が傷官を収め、才能に節度と深みが出る |
| 傷官生財 | 天干に財星がある。才能に出口ができ、収入に変わる |
破格の要素
| 破格の要素 | 意味 |
|---|---|
| 傷官見官 | 天干に正官が透出する。古典は「傷官見官、禍をなすこと百端」と言う。現代の読み方では組織や権威との正面衝突。印が正官を守れば軽くなる |
| 月令逢冲 | 月支が冲され、格局の土台が揺らぐ |
有名な例外がひとつあります。金水傷官は官を見るを喜ぶです。庚・辛の金の日干が冬(亥・子・丑月)に生まれると、傷官は水で命式全体が冷えるため、正官(火)がかえって調候になり、破格とはみなしません。当サイトの実測では、傷官格の約 4.4% がこのケースにあたります。
当サイトはこれらの要素をすべて天干だけで見て(子平は「透出」を重視)、挙げるだけで成否の判定はしません。実測で傷官格の天干にもっともよく現れる要素は次のとおりです。
| 要素 | 傷官格に占める割合 |
|---|---|
| 傷官佩印 | 46.3% |
| 傷官生財 | 42.4% |
| 傷官見官 | 20.5% |
| 金水傷官喜見官 | 4.4% |
身強・身弱のときの傷官格
- 身強:身強の傷官格は才能をもっとも成果に変えやすく、生財も佩印もどちらも使えます。
- 身弱:身弱だと傷官が日干の力を漏らしすぎます。もっとも必要なのは傷官佩印で、まず地力を養ってから力を発揮する形です。
格局と強弱は分けて見ます。強弱の判断方法は身強・身弱を参照してください。傷官という通変星そのものの性格は、傷官のページで解説しています。
傷官佩印で生財もする丁火
1975 年 2 月 20 日 子の刻生まれ
- 格の取り方:寅月の蔵干は甲・丙・戊。本気の甲木は透出せず、中気の丙火は劫財なので飛ばし、余気の戊土が月干に透出しています。戊は丁火にとって傷官なので、傷官格を取ります。
- 成格:年干の乙木は偏印で「傷官佩印」、時干の庚金は正財で「傷官生財」です。
- 破格:天干に正官はなく、傷官見官はありません。
- 強弱:丁火は身強で、金・土・水が用神・喜神。傷官も財も用神・喜神で、才能を外に出す余地があります。
あなたの格局を調べる:月令で格を取り、成格・破格の要素をすべて表示
生年月日を入れると、『子平真詮』の「月令で格を取る」ルールに沿って、あなたの格局がどう取られるか、天干にどんな成格の要素と破格の要素があるかを表示します。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。
新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を使い、日付は午後 11 時で切り替えます。出生時刻がわからない場合、時干を格の取り方と成否の判断に使えません。
ほかの格局
正直なひとこと:格局は命式のテーマであって、貴賤のラベルではありません
古典は格局を論じるとき、「成格」を富貴、「破格」を貧賤と書くことがよくあります。いまの感覚に近い読み方をすれば、格局とはその命式の軸が何で、何に支えられ、どこで乱されやすいかを語るものです。成格だから順調とは限らず、破格だから失敗というわけでもありません。破格の命式の多くは、その「破れ」を補う過程でこそ本当の力を身につけていきます。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
あなたは傷官格ですか?
生年月日を入れると、あなたの格局がどう取られるか、天干にどんな成格・破格の要素があるかを表示します。
傷官格のよくある質問
傷官見官は必ず悪いのですか?
古典は大凶とみなしますが、現代の読み方では組織や権威との衝突です。印があれば正官を守れ、金の日干が冬生まれの「金水傷官」ならむしろ官を見るのを喜びます。さらに天干に財が同時にあれば、傷官がまず財を生み、財が官を生むので、衝突は和らぎます。
傷官格に向くものは?
傷官は創造性、弁の立つこと、ルールを打ち破る力を表し、創作、表現活動、デザイン、起業、ディベートなど、独創性が求められる分野によく見られます。