子卯の刑とは?
子卯(ね・う)の刑は、古くは「無礼(むれい)の刑」と呼ばれます。子の水はもともと卯の木を生じる、相生の恩ある間柄なのに、同時に刑し合う——恩を受けながら礼をわきまえないようなものです。言動が節度を欠く、身近な人とぎくしゃくする、といった形で出やすい組み合わせです。
- 関係の種類
- 地支の刑(無礼の刑。二文字の刑)
- 二つの地支
- 子・卯
- 特徴
- 子の水が卯の木を生じるのに刑し合う(生の中の刑)
- 傾向
- 礼を欠く、口論、身近な人とのすれ違い
一、なぜ「無礼の刑」と呼ぶのか
子の水は卯の木を生じるので、本来なら親は慈しみ子は敬う、相生の穏やかな関係のはずです。ところが子と卯は同時に刑し合い、「生の中に刑がある」形になります。目上の人から恩を受けているのに、引き際や礼儀をわきまえず、かえって口答えしてぎくしゃくする——そんなイメージです。刑のなかでもっとも日常の人づきあいに近いもので、大きな災いではなく、言葉づかいや態度の節度がずれるところに出ます。
二、どの柱に出ると、何が動く?
子卯の刑は、言動の節度を欠くこと、態度での口答えや無礼、そして身近な人(とくに目上の人や母親——命理でいう印星)とのすれ違いに出やすいとされます。子と卯はどちらも「桃花(とうか)」の地の色合いを帯びているため、恋愛での距離感や加減に関わることもあります。どの柱に出るかで、どの身近な関係に関わるかが変わります。
三、いつ動き出す?
命式に子か卯のどちらかがあれば、大運・流年でもう一方が巡ってきたときに動きます。命式に子と卯がそろっている人は、刑にあたる運や年に巡ると再び刺激されます。その時期は、身近な人と小さなことで衝突し、口にした一言で気持ちを傷つけてしまいがちです。
四、子卯の刑は重い?どう和らげる?
子卯の刑は二文字の刑で、三刑の三文字がそろったときほどの重さはなく、多くは人づきあいの節度という宿題です。身近な人にも礼を守る、言葉を一段やわらかくする、口答えを相談に置き換える——それだけで、この刑の大半は和らぎます。(以上は伝統的な命理の考え方で、参考程度にとどめてください。)
五、ある命式の物語
ある女性と母親(命理でいう印星)の間には子卯の刑がありました。母親が気にかけるほど、彼女は干渉されていると感じ、言葉もきつくなって、母娘は小さなことでよくぶつかっていました。相生の親子の情なのに、いつも言葉の節度でつまずいてしまうのです。ある年、流年で子卯が刺激され、衝突はさらに増えました。彼女が口答えを相談に変え、「ほっといて」を「自分でやるから大丈夫、ありがとう」に言い換えてみたとき、ようやくこの「無礼の刑」はゆるみ始めました。子卯の刑を解く鍵は、ていねいに話す一言の中にあることが多いのです。
あなたの命式に子卯の刑はありますか?
子卯の刑がどの柱に出ているか、関わるのが目上の人か恋愛かは、四柱すべてを見てはじめて判断できます。生年月日を入力すれば無料で命式を出せます。
よくある質問
子卯の刑は深刻ですか?
子卯は二文字の刑で、三刑の三文字がそろったときほど重くはありません。大きな災いというより、人づきあいの節度という宿題であることが多いものです。
子卯の刑は主にどこに出ますか?
言動の節度を欠く、口答えや無礼、そして身近な人(とくに目上の人や母親)とのすれ違いに出やすいとされます。恋愛での加減に関わることもあります。
子卯の刑は桃花と関係がありますか?
子と卯はどちらも桃花の地の色合いを帯びているため、目上との人づきあいのほか、恋愛での態度や距離感に関わることもあります。
子卯の刑はどう和らげますか?
態度と節度に気を配ることが中心です。身近な人にも礼を守り、言葉をやわらかくし、口答えを相談に置き換えれば、この刑の大半は和らぎます。命理上の調整の考え方で、参考程度にとどめてください。