2027年の九星飛星盤:九紫が中宮に入る年
2027 年の丁未年の年盤は九紫右弼が中宮に入り、九宮を順飛します。五黄は北、二黒は西、八白は南東へ。このページでは盤を示すだけでなく、出し方もすべて書きます――結果だけで推導のない飛星図は、確かめようがないからです。
- 中宮に入る星
- 九紫右弼九星気学でいう九紫火星
- 飛び方
- 順飛
- 年の切り替え
- 立春2027年2月4日から
- 五黄
- 北
- 二黒
- 西
- 八白
- 南東
盤は伝統どおり南を上、北を下にしています。どの宮をクリックしても、その方位の詳しい説明に進みます。
ここで使う九星と、九星気学との違い
一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫――この九つの星は、日本で広く知られる九星気学の星(一白水星〜九紫火星)と同じものです。年ごとに中宮へ入る星の数え方も共通しています。
違うのは使い方です。九星気学は生まれ年の本命星で人の性格や吉方位を見るのが中心ですが、このページが扱う玄空飛星(年紫白)は、その年の星の配置を建物の方位に当てはめて読みます。星の名前も玄空の伝統に合わせて「九紫右弼」「五黄廉貞」のように星名を添えて書きます。同じ星でも、別の道具として読んでください。
年の九星はどう出すのか
ここでは出し方を書きます。出回っている飛星図の多くは結果だけで推導がなく、確かめようがないからです。年の九星の推算は二段階だけです。
第一段階、中宮に入る星を求める。上元甲子の 1864 年に一白が中宮に入り、以後一年に一つずつ戻り、九年で一巡します。だから 2024 年は三碧、2025 年は二黒、2026 年は一白、2027 年は九紫です。式にまとめると、西暦を九で割った余りを十一から引き、一〜九の範囲に折り返すだけ。九年周期と百八十年の一巡はちょうど倍数の関係なので、この式は上元・中元・下元のどれでも成り立ちます。
第二段階、九宮を順飛する。中宮に入った星は洛書の真ん中(五)に座り、ほかの八宮は洛書の数の順に進みます。中 → 乾(北西)→ 兌(西)→ 艮(北東)→ 離(南)→ 坎(北)→ 坤(南西)→ 震(東)→ 巽(南東)の順に星番号を一つずつ足し、九の次は一に戻ります。2027 年は 中宮九紫、北西一白、西二黒、北東三碧、南四緑、北五黄、南西六白、東七赤、南東八白です。
注意点が二つあります。一つは、年の九星は立春で切り替わること。元日でも旧正月でもなく、2027 年の盤は 2027年2月4日から 2028年2月4日まで有効です(九星気学で節分の翌日から新しい年とするのと同じです)。もう一つは、年の星はいつも順飛だということ。逆飛が出てくるのは玄空の挨星盤の山星と向星だけで、年の星の層にはありません。
九紫が中宮に入るとはどういうことか
いまは下元九運(2024〜2043年)で、この時代を司る星がまさに九紫(火)です。2027 年はその主役の星が九宮の真ん中に戻ってくる年で、二十年のうち二回しかありません。
けれど「中宮に入る」ことは「いちばん強い」ことと同じではありません。中宮の五行は土、九紫は火で、火が土を生むのは洩――星が力を差し出す形です。本サイトの計算エンジンはこの関係を星生宮・星の力が洩れると表示します。平たく言えば、時代の主役のエネルギーは今年、外へ光らず、下へ沈んで構造の中へ注ぎ込まれます。制度・土台・すでにある仕組みは恩恵を受け、発信力や露出で稼ぐ人はかえって骨が折れると感じやすい年です。
今年よく聞かれる三つの星
五黄廉貞は北
五黄は土で、玄空ではいちばん警戒される星とされています。今年は北の坎宮(水)に入り、星剋宮(星が宮を剋す)の関係で、星の力は洩れる。五黄の方位で土を動かしてよいか、化解が必要かは流派によって説が分かれるので、本サイトは処方を出しません。示せるのは北の方位のページにある、流派の裏付けがいらないことだけです。
二黒巨門は西
二黒は土で、伝統的には病符星とされます。今年は西の兌宮(金)に入り、星生宮(星が宮を生む)の関係で、星の力は洩れる。九運の中では進気にあたります――二黒は下元の次の周期の二運を司る星なので、九運の後半ではむしろ「気が向かってきている途中」の側に入るのです。見落とされがちな点ですが、凶星の旺衰も元運とともに変わります。
八白左輔は南東
八白は土で、紫白の吉星「三白」のひとつ、財や不動産を司ります。一つ前の二十年(八運、2004〜2023 年)を司った星なので、九運の中では退気――退いたばかりで、力は残っているものの主役ではありません。今年は南東の巽宮(木)に入り、宮剋星(宮が星を剋す)の関係です。
年盤のほかに、毎月入れ替わる月盤がある
月の九星(月紫白)は年の九星と同じ九つの星で、変わるのは周期だけです。年の星は一年に一つずつ戻り、月の星は一か月に一つずつ戻ります。年盤は十二か月動きませんが、月盤は節気が変わるたびにまるごと入れ替わります。
中宮に入る星は年支で三つの組に分かれます。子・午・卯・酉の年は寅月が八白から、辰・戌・丑・未の年は寅月が五黄から、寅・申・巳・亥の年は寅月が二黒から始まり、その後は一か月ごとに一つ戻ります。ここでいう「寅月」は立春から始まる節月の最初の月で、旧暦の正月ではありません。2027 年は丁未年で、未は辰・戌・丑・未の組に入るので、立春の月は五黄が中宮、以後 4、3、2、1、9、8、7、6、5、4、3 と続きます。
読み違えやすい点がひとつあります。「月の星は逆に飛ぶ」というときの「逆」は、月から月へ中宮の星が戻っていくことで、盤の中を逆回りすることではありません。どの月盤の中でも、九つの星は年盤と同じく中→乾→兌→艮→離→坎→坤→震→巽の順に順飛します。違うのは、毎月どの星から始まるかだけです。
| 節月 | 始まり | 月の九星(中宮) | その月の五黄 | その月の二黒 | その月の八白 |
|---|---|---|---|---|---|
| 立春 | 2027-02-04 | 五黄 | 中宮 | 南西 | 北東 |
| 啓蟄 | 2027-03-06 | 四緑 | 北西 | 東 | 南 |
| 清明 | 2027-04-05 | 三碧 | 西 | 南東 | 北 |
| 立夏 | 2027-05-06 | 二黒 | 北東 | 中宮 | 南西 |
| 芒種 | 2027-06-06 | 一白 | 南 | 北西 | 東 |
| 小暑 | 2027-07-07 | 九紫 年盤と重なる | 北 | 西 | 南東 |
| 立秋 | 2027-08-08 | 八白 | 南西 | 北東 | 中宮 |
| 白露 | 2027-09-08 | 七赤 | 東 | 南 | 北西 |
| 寒露 | 2027-10-08 | 六白 | 南東 | 北 | 西 |
| 立冬 | 2027-11-07 | 五黄 | 中宮 | 南西 | 北東 |
| 大雪 | 2027-12-07 | 四緑 | 北西 | 東 | 南 |
| 小寒 | 2028-01-06 | 三碧 | 西 | 南東 | 北 |
十二か月のうち、特に印を付けておきたい月がひとつあります。その月の中宮の星が年の中宮の星とちょうど同じになると、月盤全体が年盤とぴったり重なり、九つの宮の星番号が一つ残らず一致します。偶然ではありません。中宮の星がいくつずれれば九宮すべてが同じだけずれるので、ずれがゼロなら盤全体が重なるのです。2027 年のその月は 小暑(丁未、2027年7月7日から)で、月の中宮の星と年の中宮の星がどちらも九紫なので、九つの宮の星番号が一つ残らず一致します。表にも印を付けています。
そしてこの月は、ちょうどこの年の太歳月(月柱と年柱がどちらも丁未)でもあります。二つの体系がそれぞれ別に計算して――四柱推命の側は干支の重なり、飛星の側は九宮の重なりで――同じ月を指しているわけです。覚えておく価値はありますが、それ以上ではありません。何かを予言するものではなく、この月は「一年のテーマ」が二つの言葉のどちらでもいちばん濃い、というだけのことです。
はっきりさせておくと、年の星と月の星が重なったときにどう判断するかは、流派によって説が分かれます。月の星は微調整にすぎないとする人もいれば、年と月がそろって凶のときだけ本当の凶だとする人もいます。このページの役目は二つの盤を示し、どこで重なるかを指し示すところまでで、重なりをどう読むかは本サイトが代わりに決めることではありません。
飛星と三元九運の関係
二つは同じ体系の、尺度の違う層です。三元九運は二十年で一運、百八十年で一巡する時代の区分を語り、年の九星飛星はその年に九つの星が空間の九宮のどこにあるかという位置を語ります。九運がどの星が主役かを決め(いまは九紫)、年の九星が今年それぞれの星がどの方位に入るかを決めるのです。
だから本サイトの飛星のページには必ず当運の気(旺・生・進・退・死・煞)を記しています。元運を離れて吉凶を語るのは不完全だからです――八白は八運では主役の財星でしたが、九運では退気。九紫は八運ではこれから来る生気で、九運でようやく主役になりました。時代の層については三元九運の総覧と九運のページをどうぞ。
干支は一文字、あなたの命式は八文字
生まれ年の干支(えと)は、四柱推命でいう年支の一文字にすぎません。2027 年があなた自身にどう効くかは、四柱の命式を出して、丁未が用神・喜神の側に入るか忌神の側に入るかを見る必要があります。無料・登録不要です。
2027年の九星飛星 よくある質問
2027年はどの星が中宮に入りますか?
2027 年の丁未年は九紫右弼(九星気学でいう九紫火星)が中宮に入ります。推算のしかたは、上元甲子の 1864 年に一白が中宮に入り、以後一年に一つずつ戻る九年周期です。2024 年は三碧、2025 年は二黒、2026 年は一白、2027 年は九紫になります。
2027年、五黄はどの方位ですか?
2027 年は五黄廉貞が北の坎宮に入ります。坎宮は水、五黄は土で、両者は星剋宮の関係です。はっきりさせておくと、五黄の方位で土を動かしてよいか、化解が必要かについて流派ごとの説は互いに矛盾していて、本サイトは処方を出さず、推導できる部分だけを述べます。
年の九星はいつ切り替わりますか?元日ですか、旧正月ですか?
どちらでもなく、立春です。2027 年の九宮盤は 2027 年 2 月 4 日の立春から効力を持ち、2028 年 2 月 4 日の立春までです。日本の九星気学でも節分の翌日(立春)で年を切り替えるので同じ考え方で、本サイトの四柱推命の年柱の切り替えとも一致します。
年の九星は順飛ですか、逆飛ですか?
年の星は必ず順飛です。中宮に入った星が洛書の五(中宮)に座り、残りは中→乾(北西)→兌(西)→艮(北東)→離(南)→坎(北)→坤(南西)→震(東)→巽(南東)の順に、星番号を一つずつ足し、九の次は一に戻ります。逆飛が出てくるのは玄空の挨星盤の山星と向星だけで、年の星の層にはありません。
九紫が中宮に入るということは、2027年がいちばん強い年なのですか?
違います。九紫は確かに九運(2024〜2043 年)を司る星ですが、中宮の五行は土、九紫は火で、火が土を生むのは「洩」――星が力を差し出す形です。表れ方としては、時代の主役のエネルギーが外へ光るのではなく構造の中へ注ぎ込まれ、制度やすでにある仕組みは恩恵を受け、発信力や露出で稼ぐ人はかえって骨が折れます。
九星飛星は九星気学と同じものですか?
星(一白〜九紫)と、年ごとに中宮に入る星の数え方は共通です。違うのは使い方で、九星気学は生まれ年の本命星で人の性格や吉方位を見るのが中心、玄空飛星は年や月の星の配置を建物の方位に当てはめて読みます。本サイトの飛星のページは後者で、四柱推命とも分けて扱っています。