月老霊籤 第93番(上上)
而浮生若夢,為歡幾何? しかも浮き世は夢のようなもの、楽しい時はどれほどあろうか?
籤の原文と現代語訳
而浮生若夢
しかも浮き世は夢のようなもの、
為歡幾何?
楽しい時はどれほどあろうか?
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第93番(第九十三籤) | 上上(とてもよい) | 李白「春夜宴従弟桃花園序(春夜 従弟の桃花園に宴するの序)」 李白〈春夜宴從弟桃花園序〉 |
典故:原典は何を語っているか
人生は夢のようなもので、楽しい時はどれほどもない。だからこそ、その時を逃さず楽しもう、という文章です。
これは李白が一族の春の宴のために書いた序文です。ある春の夜、李白は何人かの従弟たちと花の咲く園で酒を飲み、詩を賦し、この短い序を皆の詩の前に置きました。制作の年や場所については諸説あります。
文章は冒頭で大きく構えます。天地は万物が仮に身を寄せる宿であり、光陰は百代の旅人である、と。そして籤にある「浮生は夢の若(ごと)し」が続き、昔の人が燭(ともしび)を手に夜遊びをしたのも、まことにもっともなことだ、と言います。続いて目の前に話を戻します。春は霞たなびく美しい景色で我々を招き、天地は錦のような風景を貸してくれる。だから香り高い園に集い、兄弟の楽しみを語り合うのだ、と。彼は従弟たちを謝恵連(しゃけいれん)のように才能があるとほめ、自分の詩は謝霊運(しゃれいうん)に及ばないと言い、最後に、よい詩が作れなかった者は金谷園(きんこくえん)の決まりに従って罰杯だ、と結びます。
前半では人生を夢のようだと嘆きながら、後半は園いっぱいの笑い声です。この序の調子は、実はとても明るいのです。月老籤が「浮生は夢の若し、歓を為すこと幾何(いくばく)ぞ」を採って重んじているのも、共に過ごす時を大切にする、という一面です。
意味
人生は短いもの。ともに過ごす楽しい時間を大切にしましょう。
ひとこと:一緒にいられる時間を大事に。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第93番のよくある質問
月老霊籤の第93番には何と書かれていますか?
「而浮生若夢,為歡幾何?」という文句で、現代語にすると「しかも浮き世は夢のようなもの、楽しい時はどれほどあろうか?」という意味です。等級は上上、出典は李白「春夜宴従弟桃花園序(春夜 従弟の桃花園に宴するの序)」です。
月老霊籤の第93番はどういう意味ですか?
人生は短いもの。ともに過ごす楽しい時間を大切にしましょう。ひとこと添えるなら、一緒にいられる時間を大事に。