月老霊籤 第86番(中)
河漢清且淺,相去復幾許?盈盈一水間,脈脈不得語。 天の川は清らかで浅い、二人を隔てる距離はどれほどか?水をたたえた一筋の川を挟んで、見つめ合うばかりで言葉を交わせない。
籤の原文と現代語訳
河漢清且淺
天の川は清らかで浅い、
相去復幾許?
二人を隔てる距離はどれほどか?
盈盈一水間
水をたたえた一筋の川を挟んで、
脈脈不得語
見つめ合うばかりで言葉を交わせない。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第86番(第八十六籤) | 中(吉凶半ば) | 「古詩十九首」の「迢迢牽牛星(ちょうちょうたるけんぎゅうせい)」 〈古詩十九首・迢迢牽牛星〉 |
典故:原典は何を語っているか
天の川は清らかで浅く、牽牛と織女はさほど離れていないのに、一筋の水に隔てられて、思いを込めて見つめ合うだけで言葉を交わせない、という詩です。日本の七夕と同じ牽牛・織女の物語です。
「迢迢牽牛星」(ちょうちょうたるけんぎゅうせい)は「古詩十九首」の一首で、南朝梁の昭明(しょうめい)太子が編んだ『文選』(もんぜん)に収められています。作者は不明で、一般には後漢の文人の手になるものとされます。『玉台新詠』(ぎょくだいしんえい)はこれを枚乗(ばいじょう)の作としていますが、『文選』の注はすでに、確かめがたいと述べています。
詩はわずか十句で、織女から書き起こします。はるかな牽牛星、明るく輝く織女星。彼女はほっそりとした手を伸ばして機織りに励み、機の音は絶えることがないのに、一日じゅう織っても一匹の布も織り上がらず、涙が雨のように落ちる。そこで一転して、籤にある天の川の隔たりが歌われます。
牽牛・織女の伝説は漢代にはすでに伝わっていて、この詩はそれを恋の詩として書いた比較的早い作品です。結びの二句は後に、二人の心は通い合っているのに、隔てられて口に出せないさまを表すのによく使われるようになりました。日本の七夕の由来としても知られる伝説です。月老籤がこれを採って描いているのは、まさに想い合う二人のあいだにある、目に見える距離です。
意味
想い合っていて距離も遠くないのに、口に出せない隔たりがあります。気持ちを通わせる橋を見つけましょう。
ひとこと:気持ちを言葉にしてみましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第86番のよくある質問
月老霊籤の第86番には何と書かれていますか?
「河漢清且淺,相去復幾許?盈盈一水間,脈脈不得語。」という文句で、現代語にすると「天の川は清らかで浅い、二人を隔てる距離はどれほどか?水をたたえた一筋の川を挟んで、見つめ合うばかりで言葉を交わせない。」という意味です。等級は中、出典は「古詩十九首」の「迢迢牽牛星(ちょうちょうたるけんぎゅうせい)」です。
月老霊籤の第86番はどういう意味ですか?
想い合っていて距離も遠くないのに、口に出せない隔たりがあります。気持ちを通わせる橋を見つけましょう。ひとこと添えるなら、気持ちを言葉にしてみましょう。