月老霊籤 第85番(上上大吉)

得其所哉!得其所哉! ふさわしい場所を得たのだなあ!ふさわしい場所を得たのだなあ!

籤の原文と現代語訳

得其所哉!
ふさわしい場所を得たのだなあ!

得其所哉!
ふさわしい場所を得たのだなあ!

籤番等級出典
第85番(第八十五籤)上上大吉(最もよい)『孟子』万章上篇
《孟子・萬章上》

典故:原典は何を語っているか

生きた魚を贈られた子産は、池の番人にそれを池で飼うよう命じました。番人は魚を煮て食べてしまったのに、「池に放したら悠々と泳いでいきました」と報告します。子産はそれを信じて「よい場所を得たのだなあ」と繰り返しました。孟子はこの話で、君子も筋の通った話には欺かれることがある、と説いています。

この話は、孟子が弟子の万章に語ったものです。万章は尋ねました。舜の弟の象は何度も舜を殺そうと企みながら、事が終わると、兄上がとても恋しかった、とやって来ました。舜も彼に会ってたいそう喜びましたが、舜は喜んだふりをしていたのでしょうか。

そこで孟子は、鄭の子産の魚の話をしました。池の番をする小役人は報告するとき、放したばかりのときは魚は少しぐったりしていましたが、やがて尾を振って泳ぎ出しました、とまで言いました。そして外に出ると得意げに、子産が賢いなどと誰が言ったのか、私が魚を食べてしまったのに、あの人は、ふさわしい所を得たな、と言っている、と言いました。

孟子の結論はこうです。君子は筋の通った言い方にはだまされることがあっても、道理に背くことにはなかなかだまされない。象は兄を敬い慕う様子でやって来たのだから、舜は心から喜んだのだ、と。子産のこの言葉は後に、ふさわしい居場所を得たことを表すのに使われるようになり、月老籤が採っているのもこの意味です。

意味

落ち着く先を見つけ、それぞれがふさわしい場所に収まります。この縁はとてもよく合っています。

ひとこと:安心して、日々の暮らしをていねいに。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第84番/次の籤:第86番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第85番のよくある質問

月老霊籤の第85番には何と書かれていますか?

「得其所哉!得其所哉!」という文句で、現代語にすると「ふさわしい場所を得たのだなあ!ふさわしい場所を得たのだなあ!」という意味です。等級は上上大吉、出典は『孟子』万章上篇です。

月老霊籤の第85番はどういう意味ですか?

落ち着く先を見つけ、それぞれがふさわしい場所に収まります。この縁はとてもよく合っています。ひとこと添えるなら、安心して、日々の暮らしをていねいに。