月老霊籤 第81番(中)

經之營之,不日成之。 測って計画し、手をかけて造れば、日ならずして出来上がる。

籤の原文と現代語訳

經之營之
測って計画し、手をかけて造れば、

不日成之
日ならずして出来上がる。

籤番等級出典
第81番(第八十一籤)中(吉凶半ば)『詩経』大雅「霊台」
《詩經・大雅・靈臺》

校勘:『詩経』の原句では途中に「庶民攻之」(民がこれを造る)が入る。

典故:原典は何を語っているか

周の文王が霊台を築こうとすると、民が自ら進んで手伝いに来て、何日もかからずに完成した、という詩です。

「霊台」(れいだい)は『詩経』の「大雅」に収められ、周の文王が台を築き、園を開き、池を掘ったことを歌っています。詩によれば、文王が測量と計画を始めたとき、工事を急がせることはなかったのに、民は子が親のために働くように駆けつけてきました。後半は園の景色に移ります。雌鹿がのんびりと伏し、白い鳥は清らかで、池には跳ねる魚があふれ、そして鐘や太鼓が鳴り響くさまが描かれます。

『毛詩序』は、この詩は民が文王に帰服し始めたことを歌ったものだとしています。後に梁の恵王が池のほとりで雁や鹿を眺めながら、賢者もこうしたものを楽しむのかと孟子に尋ねたとき、孟子はこの詩を引いて、文王は民の力を使って台を築いたのに、民はかえって喜んだ、それは王が民と楽しみを共にしたからだ、と答えました。

「之を経し之を営す」はもともと、測って計画するという意味で、今日の「経営」という言葉はここから来ています。月老籤がこの句を採ったのは、心をこめて段取りをし、進んで力を注いでくれる人もいれば、事は順調に形になっていく、という点に目をとめたからです。

意味

心を込めて育てれば、すぐに成果が出ます。恋にも計画と、しっかりした打ち込みが必要です。

ひとこと:小さな目標を決めて、一歩ずつ進みましょう。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第80番/次の籤:第82番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第81番のよくある質問

月老霊籤の第81番には何と書かれていますか?

「經之營之,不日成之。」という文句で、現代語にすると「測って計画し、手をかけて造れば、日ならずして出来上がる。」という意味です。等級は中、出典は『詩経』大雅「霊台」です。

月老霊籤の第81番はどういう意味ですか?

心を込めて育てれば、すぐに成果が出ます。恋にも計画と、しっかりした打ち込みが必要です。ひとこと添えるなら、小さな目標を決めて、一歩ずつ進みましょう。