月老霊籤 第7番(上)
斯是陋室,唯吾德馨。 ここは粗末な部屋だが、住む者の徳がかぐわしい。
籤の原文と現代語訳
斯是陋室
ここは粗末な部屋だが、
唯吾德馨
住む者の徳がかぐわしい。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第7番(第七籤) | 上(よい) | 劉禹錫(りゅううしゃく)「陋室銘(ろうしつめい)」 劉禹錫〈陋室銘〉 |
校勘:「陋室銘」の原文は「惟吾德馨」。「惟」と「唯」は通用。
典故:原典は何を語っているか
住まいは粗末でも、住む人の徳がかぐわしいので、みすぼらしさを感じない、という文章です。
「陋室銘」(ろうしつめい)は全文百字足らずの短い文章で、一般には唐代の劉禹錫(りゅううしゃく)の作とされます。「銘」とはもともと器物に刻んで自らを戒める短文ですが、この一編は自分の住まいを題材にしています。山は高くなくても仙人が住めば名高くなり、水は深くなくても竜が棲めば霊験がある、と説き起こし、自分の粗末な部屋へと話を移します。続いて、苔が石段を這い上がり、草の色が簾に映り、行き来するのは学識ある人ばかり。飾り気のない琴を弾き、経を読むことができ、騒がしい音楽に耳を乱されることも、役所の書類に心を煩わされることもない、と書きます。最後に諸葛亮(しょかつりょう)の草廬や揚雄(ようゆう)の亭になぞらえ、孔子の「何の陋か之れ有らん(どこが粗末なものか)」で結びます。劉禹錫が和州(わしゅう)に左遷されたとき、知県に嫌がらせを受けて住まいを何度も小さな部屋に替えられ、それでこの銘を書いたという話が民間に伝わっていますが、唐代の文献には見えず、信じがたいものです。作者が劉禹錫かどうかについても学界に異論があり、唐の崔沔(さいべん)の作とする説もあります。
意味
条件が人に劣っていても、卑屈になる必要はありません。人柄と中身を磨いていけば、あなたのよさに気づく人が自然に現れます。
ひとこと:まず自分を整えること。縁はそのあとからついてきます。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第7番のよくある質問
月老霊籤の第7番には何と書かれていますか?
「斯是陋室,唯吾德馨。」という文句で、現代語にすると「ここは粗末な部屋だが、住む者の徳がかぐわしい。」という意味です。等級は上、出典は劉禹錫(りゅううしゃく)「陋室銘(ろうしつめい)」です。
月老霊籤の第7番はどういう意味ですか?
条件が人に劣っていても、卑屈になる必要はありません。人柄と中身を磨いていけば、あなたのよさに気づく人が自然に現れます。ひとこと添えるなら、まず自分を整えること。縁はそのあとからついてきます。