月老霊籤 第77番(上)
摽有梅,其實七兮。求我庶士,迨其吉兮。 梅の実が落ちて、枝にはまだ七つ残っている。私を求める殿方よ、よい日を逃さず来てください。
籤の原文と現代語訳
摽有梅
梅の実が落ちて、
其實七兮
枝にはまだ七つ残っている。
求我庶士
私を求める殿方よ、
迨其吉兮
よい日を逃さず来てください。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第77番(第七十七籤) | 上(よい) | 『詩経』召南「摽有梅(ひょうゆうばい)」 《詩經・召南・摽有梅》 |
校勘:流布本は「標有梅」とするが、『詩経』により「摽」に改めた。
典故:原典は何を語っているか
梅の実が落ち、枝にはまだ七割残っている。私を求める人は、よい時を逃さずに来てほしい、と歌う詩です。
「摽有梅」(ひょうゆうばい)は『詩経』の「召南」(しょうなん)にある短い歌で、全三章、各章四句です。梅の実は章を追うごとに多く落ちていき、第二章では残りが三割になり、第三章では落ちた梅を浅いかごで集めなければならないほどになります。歌い手が自分に求婚する男性にかける言葉も、章を追うごとに切実になり、籤にある、よい日を選んで、から、今日こそ来て、となり、最後には、ひとこと言ってくれさえすれば、となります。
梅の実がしだいに落ち尽くしていくことで、青春が日ごとに過ぎ去っていくことをたとえる、それがこの詩のもっとも鮮やかな書き方です。漢代の『毛詩序』は、男女が時を逃さず結婚することを歌ったもので、召南の地が周の文王の教化を受けた結果だとしました。宋代の朱熹は、身を清く保ちながらも婚期を逃すことを心配する女性の心の声として読みました。今日では多くの人が、素直に女性がおおらかに想いを告げる恋の歌として読んでいます。籤が採っているのは第一章で、三章のなかでもっとも口調にゆとりのある章です。
意味
いまがちょうどよい時機で、早めにつかむことが大切です。その気のある人は、そろそろ口に出すときです。
ひとこと:先延ばしにしないで。よい時機は待ってくれません。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第77番のよくある質問
月老霊籤の第77番には何と書かれていますか?
「摽有梅,其實七兮。求我庶士,迨其吉兮。」という文句で、現代語にすると「梅の実が落ちて、枝にはまだ七つ残っている。私を求める殿方よ、よい日を逃さず来てください。」という意味です。等級は上、出典は『詩経』召南「摽有梅(ひょうゆうばい)」です。
月老霊籤の第77番はどういう意味ですか?
いまがちょうどよい時機で、早めにつかむことが大切です。その気のある人は、そろそろ口に出すときです。ひとこと添えるなら、先延ばしにしないで。よい時機は待ってくれません。