月老霊籤 第6番(上吉)
風弄竹聲,只道金佩響;月移花影,疑是玉人來。 風が竹を鳴らせば、腰の玉飾りの音かと思い、月が花の影を動かせば、あの人が来たのかと思う。
籤の原文と現代語訳
風弄竹聲
風が竹を鳴らせば、
只道金佩響
腰の玉飾りの音かと思い、
月移花影
月が花の影を動かせば、
疑是玉人來
あの人が来たのかと思う。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第6番(第六籤) | 上吉(よい) | 王実甫『西廂記(せいしょうき)』第四本第一折 王實甫《西廂記》第四本第一折 |
校勘:『西廂記』の原文は「則道金珮響」で、意味は同じ。
典故:原典は何を語っているか
夜ふけの書斎で、張生(ちょうせい)が崔鶯鶯(さいおうおう)を待っている場面です。風が竹の葉を鳴らせば彼女の玉飾りの音かと思い、月明かりの花の影が揺れれば彼女が来たのかと思います。
『西廂記』(せいしょうき)は元代の王実甫(おうじっぽ)による雑劇で、唐代の元稹(げんしん)「鶯鶯伝」(おうおうでん)をもとにしています。書生の張君瑞(ちょうくんずい)は普救寺(ふきゅうじ)に仮住まいし、同じく寺に身を寄せていた宰相家の令嬢、崔鶯鶯(さいおうおう)に恋をします。崔夫人は一度結婚を許しながら約束を翻し、侍女の紅娘(こうじょう)が二人の間で手紙を取り次ぎます。鶯鶯は詩を送って月夜の逢瀬に誘いますが、張生が塀を越えてやって来ると、紅娘の前で彼を叱りつけ、張生は恋わずらいで寝込んでしまいます。第四本第一折で、鶯鶯はようやく逢いに行くことを承知します。この折の幕開け、張生はひとり書斎で待ちながら〔混江龍〕(こんこうりゅう)を歌います。そのなかの竹の音と花の影の二句は、鶯鶯が先に贈った詩の 隔牆花影動,疑是玉人來(塀の向こうで花の影が揺れる、もしやあの人が来たのかと思う)に呼応しています。夜が更けると、紅娘はほんとうに鶯鶯を連れて戸口に現れました。この歌詞は待つ人の落ち着かなさを細やかに描いていて、後には想い人を待ちこがれる気持ちのたとえとしてよく引かれるようになりました。
意味
想う人はもうすぐやって来ます。待つ時間は期待に満ちていて、よい知らせは遠くありません。
ひとこと:期待するのはよいことですが、風のそよぎのひとつひとつを答えだと思い込まないように。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第6番のよくある質問
月老霊籤の第6番には何と書かれていますか?
「風弄竹聲,只道金佩響;月移花影,疑是玉人來。」という文句で、現代語にすると「風が竹を鳴らせば、腰の玉飾りの音かと思い、月が花の影を動かせば、あの人が来たのかと思う。」という意味です。等級は上吉、出典は王実甫『西廂記(せいしょうき)』第四本第一折です。
月老霊籤の第6番はどういう意味ですか?
想う人はもうすぐやって来ます。待つ時間は期待に満ちていて、よい知らせは遠くありません。ひとこと添えるなら、期待するのはよいことですが、風のそよぎのひとつひとつを答えだと思い込まないように。