月老霊籤 第64番(上平)

齊大非吾耦也。 斉は大きすぎて、私の相手ではない。

籤の原文と現代語訳

齊大非吾耦也
斉は大きすぎて、私の相手ではない。

籤番等級出典
第64番(第六十四籤)上平(よい・穏やか)『春秋左氏伝』桓公六年
《左傳・桓公六年》

典故:原典は何を語っているか

斉の君主が娘を鄭の太子・忽(こつ)に嫁がせようとしたとき、忽は「斉は大国すぎて、私にふさわしい相手ではない」と辞退しました。

北戎(ほくじゅう)が斉に攻め入ったとき、鄭の太子・忽(こつ)は兵を率いて斉を救い、戎の軍を大いに破りました。それより前から、斉侯は娘の文姜(ぶんきょう)を彼に嫁がせたいと考えていました。なぜ断るのかと問われると、忽は、人にはそれぞれふさわしい相手がある、福は自分で求めるもので、大国に頼る必要はない、と答えました。今回戦功を立てると、斉侯は再び縁談を持ちかけましたが、忽はやはり固く辞退し、兵を率いて人を救いに来たのに妻をめとって帰ったら、人に噂の種を与えることになる、と言いました。

大夫の祭仲(さいちゅう)は、ぜひめとるよう勧めました。君主に寵愛されている公子が多く、太子に強い後ろ盾がなければ、即位は難しいだろう、というのです。忽は聞き入れませんでした。鄭の荘公の死後、彼は即位して昭公となったものの、まもなく宋の後押しを受けた弟の突(とつ)に追い出され、数年後に帰国して復位しますが、最後は大臣の高渠弥(こうきょび)に殺されました。『毛詩序』は、『詩経』鄭風の「有女同車」(ゆうじょどうしゃ)は、鄭の人々が彼が斉の娘をめとらなかったことを惜しんで作ったものだとしています。「斉大非偶(斉は大にして偶に非ず)」は、以来、家柄が釣り合わないことの代名詞になりました。

意味

家柄や条件がかけ離れていると、うまくいくとは限りません。条件が最もよい人より、自分に釣り合う人を見つけることのほうが大切です。

ひとこと:無理に背伸びしないこと。条件に気おくれもしないこと。合うかどうかを見ましょう。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第63番/次の籤:第65番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第64番のよくある質問

月老霊籤の第64番には何と書かれていますか?

「齊大非吾耦也。」という文句で、現代語にすると「斉は大きすぎて、私の相手ではない。」という意味です。等級は上平、出典は『春秋左氏伝』桓公六年です。

月老霊籤の第64番はどういう意味ですか?

家柄や条件がかけ離れていると、うまくいくとは限りません。条件が最もよい人より、自分に釣り合う人を見つけることのほうが大切です。ひとこと添えるなら、無理に背伸びしないこと。条件に気おくれもしないこと。合うかどうかを見ましょう。