月老霊籤 第42番(中)

重重疊疊上瑤臺,幾度呼童掃不開。剛被太陽收拾去,卻教明月送將來。 幾重にも重なって高い台にのぼり、何度も童子に掃かせても払いきれない。ようやく日が沈んで片づいたと思ったら、今度は明月が連れ戻してくる。

籤の原文と現代語訳

重重疊疊上瑤臺
幾重にも重なって高い台にのぼり、

幾度呼童掃不開
何度も童子に掃かせても払いきれない。

剛被太陽收拾去
ようやく日が沈んで片づいたと思ったら、

卻教明月送將來
今度は明月が連れ戻してくる。

籤番等級出典
第42番(第四十二籤)中(吉凶半ば)蘇軾(そしょく)「花影」
蘇軾〈花影〉

校勘:流布本は「重重迭迭」とする。

典故:原典は何を語っているか

幾重にも重なった花の影は、召使いに掃かせても消えません。日が沈んで影が消えたと思えば、月がのぼってまた影を連れてきます。

「花影」は七言絶句で、一般には蘇軾(そしょく)の作とされ、手習いの読本『千家詩』(せんかし)に収められたことで広く知られるようになりました。ただし、蘇軾の文集にはこの詩が見当たらないという指摘もあり、南宋の謝枋得(しゃぼうとく)の作とする説もあって、作者はいまだ定まっていません。

詩の字面はいたって単純です。影はもともと箒で掃けるものではない、そこにこの詩の面白みがあります。

これまでこの詩を読んできた人の多くは、言外の意を読み取りました。花の影は朝廷に居座って去らない小人のたとえで、一群を追い払っても、時を変えてまた元の場所に戻ってくる、というのです。一方で、単なる叙景の小品として味わう人もいます。月老籤がこの詩を収めたのは、影が昼には消え、夜になるとまた戻ってくる、その様子に目をとめたからです。

意味

恋の悩みが何度も戻ってきて、追い払えません。問題は解決していないのに、一時的に見えなくなっているだけです。

ひとこと:問題から逃げずに、問題そのものに向き合いましょう。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第41番/次の籤:第43番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第42番のよくある質問

月老霊籤の第42番には何と書かれていますか?

「重重疊疊上瑤臺,幾度呼童掃不開。剛被太陽收拾去,卻教明月送將來。」という文句で、現代語にすると「幾重にも重なって高い台にのぼり、何度も童子に掃かせても払いきれない。ようやく日が沈んで片づいたと思ったら、今度は明月が連れ戻してくる。」という意味です。等級は中、出典は蘇軾(そしょく)「花影」です。

月老霊籤の第42番はどういう意味ですか?

恋の悩みが何度も戻ってきて、追い払えません。問題は解決していないのに、一時的に見えなくなっているだけです。ひとこと添えるなら、問題から逃げずに、問題そのものに向き合いましょう。