月老霊籤 第41番(上平)
良人者,所仰望而終身也,今若此。 夫というものは、一生仰ぎ見て頼る人なのに、いまこのありさまとは。
籤の原文と現代語訳
良人者
夫というものは、
所仰望而終身也
一生仰ぎ見て頼る人なのに、
今若此
いまこのありさまとは。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第41番(第四十一籤) | 上平(よい・穏やか) | 『孟子』離婁下篇 《孟子・離婁下》 |
典故:原典は何を語っているか
斉のある男は毎日墓場で供え物をもらって食べていたのに、家に帰ると妻と妾に偉い人と食事をしてきたと自慢していました。それを知った妻は、夫は一生仰いで頼る人なのに、このありさまとは、と泣きました。
『孟子』離婁下篇の終わりで、孟子は斉の国のある男の話をしています。この男の家には妻と妾が一人ずついました。男は毎日出かけては、いつも酒と料理で満腹になって帰ってきて、身分の高い人たちとご馳走になってきたのだと言います。妻は怪しみました。それほど付き合いが広いのに、どうして立派な客が一人も訪ねてこないのだろう。
翌朝早く、妻はこっそり夫の後をつけました。町じゅうを歩き回っても、夫と立ち止まって話をする人は一人もいません。最後に夫は東の城門の外の墓地へ行き、墓参りの人々に残りの供え物をねだり、足りないと、また別の家へねだりに行きました。妻は家に帰って妾にこのことを告げ、籤にあるこの言葉を口にして、二人は庭で向かい合って泣きました。夫はそんなこととは露知らず、いつものように得意げに帰ってきて、妻と妾の前で偉ぶってみせました。
孟子がこの話をしたのは、手段を選ばず富貴を求める人を風刺するためでした。それが月老籤に入ると、妻の側から読まれることになります。一生をこの人に託したのに、真実は自分で後をつけて行かなければ見えなかったのです。
意味
相手の本当の姿をよく見てください。外見が華やかでも、一生を託せるとは限りません。
ひとこと:相手がふだんどんな暮らしをしているかを、よく見ておきましょう。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第41番のよくある質問
月老霊籤の第41番には何と書かれていますか?
「良人者,所仰望而終身也,今若此。」という文句で、現代語にすると「夫というものは、一生仰ぎ見て頼る人なのに、いまこのありさまとは。」という意味です。等級は上平、出典は『孟子』離婁下篇です。
月老霊籤の第41番はどういう意味ですか?
相手の本当の姿をよく見てください。外見が華やかでも、一生を託せるとは限りません。ひとこと添えるなら、相手がふだんどんな暮らしをしているかを、よく見ておきましょう。