月老霊籤 第36番(上)

投我以木桃,報之以瓊瑤。 私に木桃(ぼけ)を贈ってくれたので、美しい玉でお返しをする。

籤の原文と現代語訳

投我以木桃
私に木桃(ぼけ)を贈ってくれたので、

報之以瓊瑤
美しい玉でお返しをする。

籤番等級出典
第36番(第三十六籤)上(よい)『詩経』衛風「木瓜(ぼっか)」
《詩經・衛風・木瓜》

典故:原典は何を語っているか

あなたが木桃をくれたので、私は美しい玉を贈る。お礼のためではなく、いつまでも仲よくしたいからだ、と歌う詩です。

「木瓜」(ぼっか)は『詩経』の「衛風」にあり、三章の句の形はほとんど同じで、果物と美玉の名前だけが入れ替わります。木瓜には瓊琚(けいきょ)、木桃には瓊瑶(けいよう)、木李には瓊玖(けいきゅう)を返し、結びはどの章も同じ心を歌います。籤の文句は第二章から取られています。

『毛詩序』はこれを斉(せい)の桓公をたたえる詩だとしています。かつて衛の国が狄(てき)に攻め破られ、生き残った人々が漕邑(そうゆう)に仮住まいしていたとき、斉の桓公が兵を出して救い、楚丘(そきゅう)に衛のための城邑を築き直し、さらに車馬や器物を贈りました。衛の人々はその恩に感じ、手厚く報いたいと願って、この詩を作ったというのです。一方、南宋の朱熹は、これは男女が贈り物を交わす詩だと考え、この読み方のほうが後に民間に深く浸透しました。

果物は軽く、美玉は重い。返礼は受け取ったものをはるかに上回りますが、詩人が言いたいのは値打ちの多寡ではありません。月老籤が重んじているのは、こうしてやりとりするうちに、贈るものがどんどん厚くなっていく情のほうです。

意味

あなたの気持ちには応えが返ってきます。与え合う関係は、ますますよくなっていきます。

ひとこと:どちらが多く尽くしたかは数えないこと。大切なのは気持ちです。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第35番/次の籤:第37番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第36番のよくある質問

月老霊籤の第36番には何と書かれていますか?

「投我以木桃,報之以瓊瑤。」という文句で、現代語にすると「私に木桃(ぼけ)を贈ってくれたので、美しい玉でお返しをする。」という意味です。等級は上、出典は『詩経』衛風「木瓜(ぼっか)」です。

月老霊籤の第36番はどういう意味ですか?

あなたの気持ちには応えが返ってきます。与え合う関係は、ますますよくなっていきます。ひとこと添えるなら、どちらが多く尽くしたかは数えないこと。大切なのは気持ちです。