月老霊籤 第34番(中平)

仍舊貫,如之何?何必改作? もとのままにしておけば、どうだというのか?何も建て直すことはあるまい。

籤の原文と現代語訳

仍舊貫
もとのままにしておけば、

如之何?
どうだというのか?

何必改作?
何も建て直すことはあるまい。

籤番等級出典
第34番(第三十四籤)中平(吉凶半ば・穏やか)『論語』先進篇
《論語・先進》

典故:原典は何を語っているか

魯の国が長府という蔵を建て替えようとしたとき、閔子騫(びんしけん)は「もとのままで、何の不都合があろう。建て直す必要はない」と言いました。

この話は『論語』先進(せんしん)篇にあり、長府(ちょうふ)は魯の国の倉庫の一つです。孔子は弟子の閔子騫の言葉を聞いて、この人はふだんあまり口をきかないが、話せば要点を突く、と評しました。

閔子騫は孝行で知られ、孔門の徳行の科に名を連ねる、もともと口数の少ない人でした。彼が建て替えに反対したのは、表向きは一棟の建物の話ですが、その裏には、民を疲れさせ財を費やして軽々しく旧制を改めることに賛成しない、という考えがありました。長府をなぜ建て替えようとしたのかは、『論語』には書かれていません。『春秋左氏伝』(さしでん)には、魯の昭公が長府を拠点に権臣の季孫氏(きそんし)を攻め、敗れて斉へ亡命したことが記されており、注釈家のなかにはこの政局と建て替えを結びつける人もいますが、これは一説にすぎません。

孔子がほめたのは、皆が大きく動こうとしているときに、冷静に「今のままでもよい」と言える判断力でした。月老籤が採っているのも、急いで改めようとしないこの姿勢です。

意味

いまのままで十分で、急いで変える必要はありません。いまの関係はまだ大丈夫です。安易に相手を替えたり、大きく動いたりしないように。

ひとこと:変えようと思ったら、まずいまの何がよくないのかをはっきりさせましょう。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第33番/次の籤:第35番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第34番のよくある質問

月老霊籤の第34番には何と書かれていますか?

「仍舊貫,如之何?何必改作?」という文句で、現代語にすると「もとのままにしておけば、どうだというのか?何も建て直すことはあるまい。」という意味です。等級は中平、出典は『論語』先進篇です。

月老霊籤の第34番はどういう意味ですか?

いまのままで十分で、急いで変える必要はありません。いまの関係はまだ大丈夫です。安易に相手を替えたり、大きく動いたりしないように。ひとこと添えるなら、変えようと思ったら、まずいまの何がよくないのかをはっきりさせましょう。