月老霊籤 第33番(上上)

可以託六尺之孤,可以寄百里之命。 幼い君主を託すことができ、一国の命運を任せることができる。

籤の原文と現代語訳

可以託六尺之孤
幼い君主を託すことができ、

可以寄百里之命
一国の命運を任せることができる。

籤番等級出典
第33番(第三十三籤)上上(とてもよい)『論語』泰伯篇
《論語・泰伯》

典故:原典は何を語っているか

曽子は、幼い君主を託すことができ、国の政治を任せることができる人こそ君子だ、と述べています。

これは『論語』泰伯(たいはく)篇にある曾子(そうし)の言葉で、原文にはもう一句、生死存亡の瀬戸際に臨んでも心を動かさず節を曲げない、とあります。「六尺の孤」とは幼くして父を亡くした君主、「百里の命」とは一つの諸侯国の命運を指します。

この言葉には具体的な出来事の背景はなく、曾子が「後事を託せる人」を描いたものです。後世もっともよく引き比べられるのは、三国時代、劉備(りゅうび)が臨終に際して永安で、息子の劉禅(りゅうぜん)と蜀漢を諸葛亮に託した話で、「託孤」(たくこ)という言葉はこれによって広く知られるようになりました。諸葛亮はその後、後主を補佐して何事も自ら手がけ、北伐の陣中で病没するまで務めを果たしました。

曾子が語っているのは才能ではなく、もっとも苦しいときに約束を守り通せるかどうかです。月老籤がこの言葉を縁のなかに置いて量っているのも、いざというときにその人が頼りになるかどうか、ということです。

意味

相手は頼りになり、一生を託すに値する人です。一緒に家庭を背負っていける相手です。

ひとこと:信頼こそが結婚の土台です。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第32番/次の籤:第34番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第33番のよくある質問

月老霊籤の第33番には何と書かれていますか?

「可以託六尺之孤,可以寄百里之命。」という文句で、現代語にすると「幼い君主を託すことができ、一国の命運を任せることができる。」という意味です。等級は上上、出典は『論語』泰伯篇です。

月老霊籤の第33番はどういう意味ですか?

相手は頼りになり、一生を託すに値する人です。一緒に家庭を背負っていける相手です。ひとこと添えるなら、信頼こそが結婚の土台です。