月老霊籤 第22番(上上大吉)
久旱逢甘雨,他鄉遇故知。洞房花燭夜,金榜掛名時。 長い日照りのあとに恵みの雨、異郷で旧友に出会い、新婚の夜に花嫁の部屋の灯がともり、科挙の合格者名簿に名が載る。
籤の原文と現代語訳
久旱逢甘雨
長い日照りのあとに恵みの雨、
他鄉遇故知
異郷で旧友に出会い、
洞房花燭夜
新婚の夜に花嫁の部屋の灯がともり、
金榜掛名時
科挙の合格者名簿に名が載る。
| 籤番 | 等級 | 出典 |
|---|---|---|
| 第22番(第二十二籤) | 上上大吉(最もよい) | 「四喜詩(しきし)」(宋の汪洙の作と伝わる) 〈四喜詩〉(相傳為宋代汪洙作) |
典故:原典は何を語っているか
人生の四つの大きな喜びを並べた詩です。長い日照りのあとの雨、旅先での旧友との再会、新婚の夜、そして試験への合格。
この四句は民間にきわめて広く伝わり、一般に「四喜詩」と呼ばれています。北宋の汪洙(おうしゅ)の作と伝えられ、後世に編まれた手習いの読本『神童詩』(しんどうし)にもこの四句が収められています。ただし南宋の洪邁(こうまい)は『容斎四筆』(ようさいしひつ)に書き留めたとき、「旧伝(昔から伝わる)」詩と記しただけで作者の名を挙げていないので、誰の作かは実のところ確かめようがありません。
洪邁はさらに、物好きな人が別に四句の「失意詩」を続けたことも記しています。子を連れて泣く寡婦、敵に捕らえられた将軍、寵愛を失った宮女、科挙に落ちた受験生と、四つの喜びに一つずつ対応させたものです。洪邁は、この二首は人の世の喜びと悲しみを極みまで書き尽くしている、と評しました。
四つの喜びのうち、日照り続きの後の雨は天の巡り合わせ、異郷で旧友に出会うのは人の情け、科挙に合格するのは功名で、その真ん中に置かれているのが婚礼の夜の花燭です。月老籤がこの詩を採ったのは、もちろん婚礼という一つの喜びを重んじたからで、残る三つの喜びはそれに花を添える役回りです。
意味
喜びごとが舞い込みます。縁のことでも仕事のことでも、よい知らせがありそうです。
ひとこと:よいことが来たときは感謝を忘れず、浮かれすぎないように。
これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。
月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)
- 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
- 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
- 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
- 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。
一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。
よくある誤解
「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。
等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。
よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。
習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。
ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です
籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
籤のあとは、二人の命式を
二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。
月老霊籤 第22番のよくある質問
月老霊籤の第22番には何と書かれていますか?
「久旱逢甘雨,他鄉遇故知。洞房花燭夜,金榜掛名時。」という文句で、現代語にすると「長い日照りのあとに恵みの雨、異郷で旧友に出会い、新婚の夜に花嫁の部屋の灯がともり、科挙の合格者名簿に名が載る。」という意味です。等級は上上大吉、出典は「四喜詩(しきし)」(宋の汪洙の作と伝わる)です。
月老霊籤の第22番はどういう意味ですか?
喜びごとが舞い込みます。縁のことでも仕事のことでも、よい知らせがありそうです。ひとこと添えるなら、よいことが来たときは感謝を忘れず、浮かれすぎないように。