月老霊籤 第13番(上)

山窮水盡疑無路,柳暗花明又一村。 山は尽き川も果て、もう道はないかと思ったら、柳の緑は濃く花は明るく、また一つ村が現れた。

籤の原文と現代語訳

山窮水盡疑無路
山は尽き川も果て、もう道はないかと思ったら、

柳暗花明又一村
柳の緑は濃く花は明るく、また一つ村が現れた。

籤番等級出典
第13番(第十三籤)上(よい)陸游(りくゆう)「遊山西村(山西の村に遊ぶ)」
陸游〈遊山西村〉

校勘:陸游の原句は「山重水複疑無路」。流布本のまま記載。

典故:原典は何を語っているか

陸游が曲がりくねった山道を歩き、行き止まりかと思ったところで角を曲がると、また村が見えてきた情景を詠んだ句です。

「遊山西村」(山西の村に遊ぶ)は南宋の陸游(りくゆう)の七言律詩です。乾道二年(1166年)、陸游は隆興府通判の任にありましたが、言官から、台諫(だいかん)と結託して騒ぎを起こし、張浚(ちょうしゅん)の北伐を強く主張したと弾劾されて職を解かれ、故郷の山陰(さんいん)に帰って閑居しました。この詩は翌年の春、近くの山村へ出かけたときの作とされます。冒頭では、農家の師走に仕込んだ酒が濁っているのを笑わないでほしい、豊年の客もてなしの鶏や豚は盛りだくさんだ、と歌い、続いて籤にあるこの一聯が来ます。後半は、笛や太鼓が鳴り響いて春の祭りが近づき、村人の身なりは質素で古風が残っていると描き、結びでは、これからは月明かりに乗じて杖をつき、門をたたきに来よう、と言います。この二句はもともと山歩きの実景でしたが、行き詰まったところで思いがけず道が開ける感覚を言い当てていたため、後世もっともよく引かれる詩句になりました。陸游の原句は 山重水複疑無路(山重なり水複なりて路無きかと疑う)で、籤の「山窮水尽」は後に広まった言い方です。

意味

望みがないように見える恋でも、角を曲がれば思わぬ展開があるかもしれません。気を落としても諦めないで。新しい機会はすぐ先にあります。

ひとこと:方向を変えて探してみましょう。道は一本だけではありません。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第12番/次の籤:第14番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第13番のよくある質問

月老霊籤の第13番には何と書かれていますか?

「山窮水盡疑無路,柳暗花明又一村。」という文句で、現代語にすると「山は尽き川も果て、もう道はないかと思ったら、柳の緑は濃く花は明るく、また一つ村が現れた。」という意味です。等級は上、出典は陸游(りくゆう)「遊山西村(山西の村に遊ぶ)」です。

月老霊籤の第13番はどういう意味ですか?

望みがないように見える恋でも、角を曲がれば思わぬ展開があるかもしれません。気を落としても諦めないで。新しい機会はすぐ先にあります。ひとこと添えるなら、方向を変えて探してみましょう。道は一本だけではありません。