月老霊籤 第12番(中)

一則以喜,一則以懼。 一方では喜び、一方では気づかう。

籤の原文と現代語訳

一則以喜
一方では喜び、

一則以懼
一方では気づかう。

籤番等級出典
第12番(第十二籤)中(吉凶半ば)『論語』里仁篇
《論語・里仁》

典故:原典は何を語っているか

孔子は、父母の年齢は覚えておかなければならない、長生きを喜ぶと同時に、老いを気づかうためだ、と述べています。

この句は『論語』里仁(りじん)篇にあり、原文はごく短いものです。「喜」とは、親がまた一つ年を重ねてなお健在であること、「懼(おそれ)」とは、親がまた一つ老いて、共に過ごせる日々がそれだけ減ったことです。里仁篇には孝についての言葉がいくつか並んでいます。たとえば、親をいさめるときは穏やかに、親が存命のうちは遠くへ出かけず、出かけるなら必ず行き先を知らせる、といったものです。この一則は孝の心を、親の年齢を覚えておくという、ごく日常の小さなことに託しています。朱熹の注も、親の年を覚えていれば、共に過ごす時を惜しむ気持ちがそこから生まれる、と説いています。この言葉はやがて元の文脈を離れ、悲喜こもごも、うれしくもあり心配でもある、という意味の常用語になりました。月老籤が採っているのは、この後から生まれて広まった意味のほうです。

意味

この恋には喜びも心配もあり、両方を丸く収めるのは簡単ではありません。現実をよく見て、何を取り何を手放すかを考えましょう。小さなつまずきで気を落とすことはありません。

ひとこと:大切にしたいことと心配なことを、分けて書き出してみると考えがまとまります。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第11番/次の籤:第13番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

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月老霊籤 第12番のよくある質問

月老霊籤の第12番には何と書かれていますか?

「一則以喜,一則以懼。」という文句で、現代語にすると「一方では喜び、一方では気づかう。」という意味です。等級は中、出典は『論語』里仁篇です。

月老霊籤の第12番はどういう意味ですか?

この恋には喜びも心配もあり、両方を丸く収めるのは簡単ではありません。現実をよく見て、何を取り何を手放すかを考えましょう。小さなつまずきで気を落とすことはありません。ひとこと添えるなら、大切にしたいことと心配なことを、分けて書き出してみると考えがまとまります。