蠍座の火星:行動力・怒り・欲望

意志が強く集中力があり、我慢もききます。目標を決めたら手放しません。怒りを表に出さない代わりに、長く覚えています。火星は個人天体で、ホロスコープでは行動力、欲望、怒り方、欲しいものの取りに行き方を表します。このページでは蠍座の火星の核になる姿から、「行動のしかた」「怒りと衝突」「欲望・追求・競争」までを書き、本サイトで計算した数字(この配置の多さと1回の滞在期間)も載せています。

蠍座の火星の基本データ

項目蠍座の火星
火星が表すもの行動力、欲望、怒り方、欲しいものの取りに行き方
星座蠍座:水のエレメント・不動宮、支配星は火星(伝統)、冥王星(現代)
品位本来の座(この天体が素直に力を出せる位置)
火星の滞在期間平均約56日(最短43日、最長221日)
1950〜2030年生まれ約8.6%が蠍座の火星
そのうち逆行中に生まれた人10%

蠍座の火星の核心

蠍座の支配星は古典占星術では火星で、現代ではこれに冥王星が加わります。そのため火星が蠍座にあるときも「本来の座(ドミサイル)」です。外へ向かう牡羊座とは違い、蠍座は水のエレメントで不動宮なので、火星の力はここでは内側へ収まり、深いところへと潜っていきます。この配置の人は意志の力、集中力、忍耐力がどれも非常に強く、いったん目標を定めたら長い時間をかけて見据え、顔色ひとつ変えずに少しずつ近づいていきます。目立つことは好みませんが、本当にあきらめることはめったになく、周りが最後になって、とっくに布石が打たれていたことに気づくということがよくあります。

怒ってもその場で爆発することは少なく、表情からは何も読み取れないのに、胸の内にはもう刻まれていて、しかも長く覚えています。人をとても注意深く観察し、ひとつの視線や言葉の途中の間にまで気づきます。裏切りやごまかしには特に敏感で、一度傷つけられると信頼が完全に戻ることはなかなかありません。この強さは深い愛情の裏返しでもあります。打ち込むとなれば全身全霊で、中途半端な関係や仕事には耐えられず、本当に信頼する少数の人には心の底まで差し出します。練習したいのは手放すこと。覚えておく価値のある貸し借りと、流してよいものを見分けられるようになることです。

行動のしかた

仕事ぶりは集中していて戦略的で、ひとつのことを掘り下げ、その奥の仕組みを知り尽くすまで取り組むのを好みます。急いで自分をアピールすることはなく、裏で黙々と情報を集め、機が熟すのを待ってから動き、動けば的確です。研究、調査、心理、財務、危機対応など、洞察力と持久力が求められる仕事が特に向いています。弱点は支配欲が強めになりがちなことで、大事なことを人に任せるのが不安です。ほどよく任せる練習をしていきましょう。

怒りと衝突

怒りを表に出さないこと。それがこの人のいちばん読めないところです。表面は穏やかでも、心の中ではもう相手を別のリストに移しているかもしれません。衝突すると黙って観察し、相手の弱点を見つけ、ひと言で急所を突くことができます。何より許せないのは、欺かれることと裏切られることです。許すこと自体は難しくなくても、もう一度信頼するには長い時間がかかります。この人と付き合ううえで、誠実さは最良の戦略です。何かあれば早めに打ち明けるほうが、あとで本人に突き止められるよりずっとましです。

欲望・追求・競争

欲求は強く、一途です。恋愛で求めるのは深いつながりで、心も体もすべてを注ぎ込みたいのです。アプローチは大声で触れ回るのではなく、じっと相手を見つめ、その強さを感じ取らせます。競争心は強いものの、表舞台に出すとは限らず、陰で張り合い、黙って相手より上を目指すことが多いでしょう。欲しいものへの執着はとても深く、それがほかの人のあきらめたことを成し遂げさせる一方、手放すことを難しくもします。

蠍座の火星の男性と女性

蠍座の火星の男性

伝統的には、火星が蠍座の男性は奥深く、魅力があり、意志の強い人として描かれ、口数は少なくても無視できない存在感を放ちます。恋愛では一途で独占欲が強く、パートナーの誠実さをとても重んじます。学びたいのは、不安を冷戦や支配で処理しないこと、気にかけていることを率直に言葉にすることです。その柔らかな一面は、本当に信頼する少数の人にだけ見せられます。

蠍座の火星の女性

火星が蠍座の女性は、神秘的で深みがあり、力強さを持った男性に惹かれやすいと言われ、薄っぺらな人や軽い人にはなかなか興味を持ちません。本人も強い意志と洞察力を持ち、人を見る目が確かで、物事を簡単にはあきらめません。恋愛で求めるのは全面的な打ち込みと信頼で、一度裏切られると、もう元には戻りにくいタイプです。

伝統的な占星術では火星を男女に分けて語ることが多く、ここではよくある説明をまとめました。実際にはホロスコープ全体を見るもので、性別はひとつの視点にすぎません。

蠍座の火星の長所

蠍座の火星の盲点

蠍座の火星の人へのアドバイス

あなたの意志の力はよく切れる刃物のようなもので、正しいところに使えば、とても難しいことも成し遂げられます。心の中の帳簿の横に「手放してよい」という欄を別に設けて、ときどきいくつかを消してみてください。信頼する人には、不安を率直に言葉にする練習を。そうすれば相手はあなたの沈黙から推し量るしかない状態から抜け出し、きちんと応えられるようになります。

蠍座の火星はどれくらい多い?

8.6%1950〜2030年生まれで火星が蠍座にある人の割合(12星座の平均は約8.3%)
56日火星が蠍座に1回とどまる平均期間
10%蠍座の火星の人のうち火星逆行中に生まれた割合

1950〜2030年の毎日、台北時間正午で本サイトのエンジンが計算(月の滞在期間は2時間ごとに計算)。

火星がひとつの星座にいるのは平均56日で、2年あまりごとに逆行し、そのときは同じ星座を行き来して最長221日とどまります。そのため生まれ年によって、火星が蠍座に入る確率は同じではありません。1950〜2030年生まれの約8.6%が蠍座の火星で、そのうち10%は火星逆行中に生まれています。

12星座の火星

牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座

蠍座にあるほかの天体

太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星

太陽が蠍座にあることが、ふつう言う「蠍座生まれ」です。蠍座をご覧ください。天体の星座はハウスと合わせて読むもので、ホロスコープ詳細解読で両方を確かめられます。天体×星座の一覧へ戻る

ひとこと:ひとつの天体はホロスコープの一部にすぎません

このページは、この天体がこの星座にあるときに占星術の伝統でよく語られる傾向をまとめたもので、科学的な結論ではありません。同じ配置の人でも、太陽・月・アセンダントやほかの天体はそれぞれ違い、この天体が入るハウスやアスペクトによっても表れ方は大きく変わります。自分に当てはまらないところがあるのは自然なことで、ホロスコープ全体を見るほうがずっと正確です。本サイトの内容は参考・娯楽としてお読みください。健康・投資・法律のことは専門家にご相談ください。

完全なホロスコープを作ってみる

自分の天体がそれぞれどの星座・どのハウスにあるか知りたいときは、生年月日、出生時刻、出生地を入れれば、10天体、12ハウス、アスペクトが一度に出て、配置ごとの解説もつきます。計算はすべてお使いのブラウザ内で行われます。

蠍座の火星のよくある質問

火星蠍座の人は根に持つタイプなのですか?

長く覚えているのは本当です。蠍座の火星は本来の座にあたり、力が内側に向かうため、怒っても表には出さず、深く記憶に刻みます。特に欺かれたり裏切られたりした経験はそうです。とはいえ仕返しをするという意味ではなく、多くの場合は信頼を引っ込め、距離を置くだけです。関係を修復したいなら、正直に向き合い、事情をはっきり説明するのがいちばん効果的です。

火星蠍座の人は独占欲が強いのですか?

強めであることが多いでしょう。恋愛には全身全霊で打ち込み、相手にも同じように一途であってほしいと願うので、関係を脅かしそうなことにとても敏感です。この強さが深い愛情になる一方、不安になると支配や冷戦に変わることもあります。お互いの線引きと期待をはっきり話し合い、安心してもらえれば、独占欲はたいてい和らいでいきます。

自分の火星が蠍座かどうかはどうやってわかりますか?

たいていは生年月日だけでわかります。火星は1日に少ししか動かないので、出生時刻が関係するのはその日に星座を移った場合だけです。ホロスコープ作成で火星の星座とハウスがわかります。

蠍座の火星はよい配置ですか?

蠍座の火星は本来の座(ドミサイル)です。蠍座はもともと火星が支配する星座なので、この天体はいちばん慣れたやり方で、自然に、まっすぐ力を出せます。ただし品位よりも、ハウスとアスペクトのほうが大きく影響します。