蟹座の火星:行動力・怒り・欲望

行動が気持ちに左右され、家族や大切な人を守るためなら全力を出します。正面からの衝突は苦手で、怒りを溜め込みがちです。火星は個人天体で、ホロスコープでは行動力、欲望、怒り方、欲しいものの取りに行き方を表します。このページでは蟹座の火星の核になる姿から、「行動のしかた」「怒りと衝突」「欲望・追求・競争」までを書き、本サイトで計算した数字(この配置の多さと1回の滞在期間)も載せています。

蟹座の火星の基本データ

項目蟹座の火星
火星が表すもの行動力、欲望、怒り方、欲しいものの取りに行き方
星座蟹座:水のエレメント・活動宮、支配星は月
品位下降(この天体が別のやり方で力を出す位置)
火星の滞在期間平均約58日(最短39日、最長227日)
1950〜2030年生まれ約9.3%が蟹座の火星
そのうち逆行中に生まれた人11%

蟹座の火星の核心

古典占星術で火星の蟹座が「下降(フォール)」とされる理由は、想像しやすいものです。蟹座は水のエレメントで活動宮、支配星は月。安心感、家、居場所を大切にする星座です。ところが火星は外へ向かって突き進み、勝ち取ろうとします。守りたい星座と攻めたい惑星なので、この力はひと回りしてから表に出ることがよくあります。自分のために何かを争うことはあまりないのに、家族や友人が理不尽な目にあうと、当人以上に必死になり、普段は穏やかな人が一歩も引かなくなるのです。この人が怒るのを初めて見たのは、身内がいじめられたその日だった、という話は珍しくありません。

行動力は気分に大きく左右されます。機嫌がよく、支えられていると感じているときは、たくさんのことを上手にこなせます。心が不安なときや、家族とぎくしゃくした直後は、いつものことにさえ気持ちが向きません。正面からの衝突は好まず、怒ると先に溜め込み、そっけなさや気分のむら、反対のことを言うといった形で表すので、周りは推し量るしかありません。家の空気が悪いと、外での仕事の精度まで落ちてしまいます。これがこの配置の回り道です。相手が気づいてくれるのを待たず、気持ちをそのまま口にする練習をしていきましょう。

行動のしかた

行動の原動力は「誰のためか」です。家族のために踏ん張る、チームの成果を守る、身近な人のためにあれこれ世話を焼く、そういうときはとても意欲的です。自分の昇進や評判のためだけだと、かえってやる気が出ません。進め方は横歩きするカニに少し似ていて、まっすぐ進むとは限らず、周りの安全を確かめてから手を出します。プレッシャーがかかると、いったん慣れた場所に戻って気持ちを整えます。人の世話をする仕事、家業、細やかな人間関係づくりが必要な仕事に向いています。

怒りと衝突

怒ってもいきなり相手を責めることは少なく、顔色が変わる、口数が減る、返信が遅くなる、あるいはとげのある一言をさらりと言う、というのがよくある形です。胸の中の悔しさが長く溜まると、ある日ささいなことをきっかけに一気にあふれ出し、ずっと前のことまで持ち出してきます。人から受けた優しさをよく覚えている一方で、冷たくされたこともすべて覚えています。この人が衝突でいちばん恐れているのは、自分が大切にされていないと感じることです。話し合うときは、まず気持ちを受け止めてから理屈に入ると、ずっとうまくいきます。

欲望・追求・競争

欲求は親密さと結びついていて、必要とされたい、大切にされたいと願っています。恋愛でも派手にアピールすることはなく、まず相手の世話を焼くところから始めます。好みの味を覚えている、雨の日に傘を持って玄関先に現れる、遅くまで残業している日に夜食を届ける。その情熱は、長い時間をかけて煮込んだスープのように、ゆっくりと育っていきます。競争心はそれほど強くありませんが、身内を守るためとなると粘り強くなり、ひなを守る親鳥のように一歩も譲りません。

蟹座の火星の男性と女性

蟹座の火星の男性

伝統的には、火星が蟹座の男性は家庭を大切にし、情に厚い人として描かれます。男らしさは人の世話をする行動の中に隠れていて、強引さを見せることはあまりありません。人と正面からぶつかることは避けても、家族が理不尽な目にあうと急に強い力を発揮します。見た目以上に気持ちの波が大きく、安心して帰れる場所があってこそ、外に出ていく力が湧いてきます。

蟹座の火星の女性

火星が蟹座の女性は、優しく頼りがいがあり、家庭への責任感を持った男性に惹かれやすいと言われます。見た目の強さよりも、人を大切にできるかどうかを重視します。本人の行動力はしなやかで粘り強く、特に家族の世話や暮らしを整える場面で発揮されます。正面からの衝突を迫られると、まず一歩引いて、遠回りのやり方で対処しようとします。

伝統的な占星術では火星を男女に分けて語ることが多く、ここではよくある説明をまとめました。実際にはホロスコープ全体を見るもので、性別はひとつの視点にすぎません。

蟹座の火星の長所

蟹座の火星の盲点

蟹座の火星の人へのアドバイス

あなたの力は守るために生まれたもので、それはとても貴重です。その力を少しは自分のためにも使ってください。嫌だと感じたら、相手に察してもらうのを待たず、「私は……と感じている」という言い方で直接伝えてみましょう。物事に取りかかる前に、自分の気持ちと生活のリズムを整えておくと、歯を食いしばって耐えなければならない場面がずっと減ることに気づくはずです。

蟹座の火星はどれくらい多い?

9.3%1950〜2030年生まれで火星が蟹座にある人の割合(12星座の平均は約8.3%)
58日火星が蟹座に1回とどまる平均期間
11%蟹座の火星の人のうち火星逆行中に生まれた割合

1950〜2030年の毎日、台北時間正午で本サイトのエンジンが計算(月の滞在期間は2時間ごとに計算)。

火星がひとつの星座にいるのは平均58日で、2年あまりごとに逆行し、そのときは同じ星座を行き来して最長227日とどまります。そのため生まれ年によって、火星が蟹座に入る確率は同じではありません。1950〜2030年生まれの約9.3%が蟹座の火星で、そのうち11%は火星逆行中に生まれています。

12星座の火星

牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座

蟹座にあるほかの天体

太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星

太陽が蟹座にあることが、ふつう言う「蟹座生まれ」です。蟹座をご覧ください。天体の星座はハウスと合わせて読むもので、ホロスコープ詳細解読で両方を確かめられます。天体×星座の一覧へ戻る

ひとこと:ひとつの天体はホロスコープの一部にすぎません

このページは、この天体がこの星座にあるときに占星術の伝統でよく語られる傾向をまとめたもので、科学的な結論ではありません。同じ配置の人でも、太陽・月・アセンダントやほかの天体はそれぞれ違い、この天体が入るハウスやアスペクトによっても表れ方は大きく変わります。自分に当てはまらないところがあるのは自然なことで、ホロスコープ全体を見るほうがずっと正確です。本サイトの内容は参考・娯楽としてお読みください。健康・投資・法律のことは専門家にご相談ください。

完全なホロスコープを作ってみる

自分の天体がそれぞれどの星座・どのハウスにあるか知りたいときは、生年月日、出生時刻、出生地を入れれば、10天体、12ハウス、アスペクトが一度に出て、配置ごとの解説もつきます。計算はすべてお使いのブラウザ内で行われます。

蟹座の火星のよくある質問

火星蟹座の人は感情的なのですか?

行動が気持ちに左右されやすいのは確かです。蟹座の火星は下降にあたり、怒りをそのまま外へ出すことに慣れていないため、気分の浮き沈みやそっけなさ、ふさぎ込みといった形に変わります。理屈が通じないわけではなく、まず安心を感じられてはじめて、衝突にきちんと向き合えるのです。先に気持ちを受け止めれば、たいていは話を先に進められます。

火星蟹座の人が怒ったらどうすればいいですか?

理屈を急がず、まず相手の気持ちを大切に思っていると伝えることです。怒るとこの人は自分の殻に引きこもり、沈黙で不満を示すことが多く、問い詰めるとかえって殻を固くします。少し時間をおいて、静かなときにどこが嫌だったのかを尋ね、最後まで耳を傾ければ、たいていは心を開いて話してくれます。

自分の火星が蟹座かどうかはどうやってわかりますか?

たいていは生年月日だけでわかります。火星は1日に少ししか動かないので、出生時刻が関係するのはその日に星座を移った場合だけです。ホロスコープ作成で火星の星座とハウスがわかります。

蟹座の火星はよい配置ですか?

蟹座の火星は下降(フォール)です。火星が高揚する星座の向かい側で、ここの空気はいつものやり方を抑えがちです。凶という意味ではなく、慣れない方法を覚えていく位置です。ただし品位よりも、ハウスとアスペクトのほうが大きく影響します。