火星と土星のスクエア:進みたいのに止められるもどかしさ

火星と土星が互いに引っかかり、アクセルを踏むとブレーキに当たります。挫折しやすく怒りを抱え込みますが、乗り越えると困難に負けない地力がつきます。このページでは、火星がつかさどるもの(行動力、欲求、競争と衝突)と土星がつかさどるもの(責任、制限、長期の課題)を出発点に、スクエアがこの2つの力をどう関わらせるのか、日々の暮らしにどう表れやすいか、長所と盲点、そしてこのアスペクトへのアドバイスをまとめます。

火星と土星のスクエア:基本データ

項目火星と土星のスクエア
2つの天体がつかさどるもの火星:行動力、欲求、競争と衝突
土星:責任、制限、長期の課題
アスペクトスクエア(90°)・摩擦
本サイトのオーブ7°。2つの天体が83°〜97°離れているときに成立とします
どのくらい多いか1960〜2005年生まれのホロスコープの約6.6%に火星と土星のスクエアがあります。火星と土星のあいだに何らかのメジャーアスペクトがあるのは約29.6%です
同じ組み合わせのほかのアスペクトコンジャンクション・セクスタイル・スクエア・トライン・オポジション

割合は本サイトの計算で、1960〜2005年に台北で生まれた人のホロスコープ8,401件(出生時刻はランダム)をもとにしています。オーブは本サイトのホロスコープ作成ツールと同じ設定です。

火星と土星のスクエアの核となる意味

火星はすぐに動きたい、土星はまだ駄目だと言います。スクエアではふたつが噛み合わない星座にあり、勢いと制限が別々の理屈で動くため、両方を同時に満たすのは難しくなります。そこであなたは、やっと気持ちを奮い立たせて始めようとしたとたん、障害にぶつかるという経験を繰り返します。規則だったり、時間不足だったり、年長者の反対だったり、あるいは自分が直前で尻込みしたり。やれば失敗が怖い、やらなければ自分に腹が立つ。この繰り返す挫折感が、このアスペクトの核です。

コンジャンクションの人は抑制が習慣になっていて感じ方は平坦ですが、スクエアの摩擦は波のようにやってきて、無理に突き進むときもあれば、完全に止まってしまうときもあります。若いころはとくに身にこたえ、いつも人の倍の力を使っている、権威に阻まれてばかりいる、と感じるかもしれません。その重圧は同時にあなたを鍛えてもいます。何度も止められた人は、制限の中で道を探す方法を学びます。中年になるころには、難題に向き合う粘り強さで周りを感心させることが多いでしょう。

内側で感じていること

胸の中には、くすぶった火がよくあります。不満をその場でぶつけることは少なく、たいていはまず抑え込み、こわばりや沈黙、自分への怒りに変わります。失敗も批判も怖いので、始める前に考えすぎ、実際にやってみると今度は出来が足りないと自分を責めます。抑えすぎたものが、関係のない場面で一気に噴き出し、あとで悔やむこともあります。この感覚の名前は挫折であって能力の高低とは関係がない、と見分けられることが、あなたにはとても大切です。

恋愛と人間関係では

恋愛では近づきたいのに、断られることを先に想定してしまい、冷たく構えた態度になりがちです。相手が感じるのは近づいたり離れたりする距離、あなたが感じるのはどう踏み出せばいいのかわからないもどかしさです。管理され制限されていると感じる相手に出会いやすく、逆に自分が厳しい側に回ることもあります。幼いころのしつけは厳しめだったことが多く、権威には従いながらも納得していません。「いま怒っている」と淡々と言えるようになることは、関係の中での大きな前進です。

仕事と物事の進め方では

仕事では苦労をいとわず、難しいことほど闘志がわきますが、道のりは楽ではありません。上司との関係が課題になりやすく、相手が道をふさいでいる、要求が理不尽だ、自分の努力が見てもらえないと感じがちです。計画の遅れや資源不足にもよく出会い、そのおかげで条件が悪くても仕上げる力が身についています。気をつけたいのは、何でも踏ん張りで解決しようとしないことです。適切なときに助けを求め、やり方を変えるほうが、ひとりで抱え切るより効果的です。

長所

盲点

火星と土星のスクエアへのアドバイス

大きな目標をごく小さな一歩に刻み、ひとつ終えるたびに書き留めましょう。進んでいることが目に見えると、挫折感はかなり軽くなります。力を使う運動を習慣にして、体の緊張を解く場所をつくってください。止められていると感じたら、その障害が外の決まりから来ているのか、心の中の恐れから来ているのかをまず見分けます。対処の仕方が違うので、区別がつけば、無駄に腹を立てることが減ります。

このアスペクトを読むときに気をつけたいこと

1. オーブが狭いほど、重みが増す。本サイトの計算では、すべてのメジャーアスペクトのうちオーブが1°以内のものは13.6%だけで、3°以内は41.2%です。あなたの火星と土星のスクエアがタイトなら、このページに書いた特徴ははっきり表れやすく、7°の境目に近ければ、ずっと淡くなります。

2. アプライとセパレート。2つの天体が正確な角度に近づいている途中をアプライ(接近)、すでに通り過ぎて離れていく途中をセパレート(分離)といいます。伝統的には、アプライのアスペクトはテーマがまだ形になりつつある段階で、働きが強いとされます。本サイトのホロスコープ作成ツールでは、どちらなのかを表示します。

3. アウト・オブ・サインに注意。スクエアの2天体は、ふつう同じ区分(ともに活動、ともに不動、ともに柔軟)の星座にあります。ただしアスペクトは実際の距離で測るもので、本サイトの計算では、スクエアの13%は星座の関係が通例と合いません(一方が星座の終わり、もう一方が別の星座の始めにある場合)。その場合もアスペクトの性質は残りますが、表れ方はやや典型から外れます。

4. 同じ日に生まれた人の多くが、このアスペクトを持っている。火星と土星は1日のうちにわずかしか動きません。違いが出るのは、2つの天体があなたのホロスコープのどのハウスにあるかで、それは出生時刻で決まります。詳しくはハウスの天体をご覧ください。

5. それぞれの天体の配置もあわせて見る。火星と土星がどの星座にあるかで、それぞれの表し方が決まります。天体×星座をご覧ください。どちらかの天体にほかのアスペクトがあれば、それもあわせて読みます。全体を読むにはホロスコープの詳細解説が使えます。

火星と土星のほかのアスペクト

コンジャンクション・セクスタイル・スクエア・トライン・オポジション

ほかの天体とのスクエア

火星:太陽と火星のスクエア、月と火星のスクエア、水星と火星のスクエア、金星と火星のスクエア、火星と木星のスクエア、火星と天王星のスクエア、火星と海王星のスクエア、火星と冥王星のスクエア

土星:太陽と土星のスクエア、月と土星のスクエア、水星と土星のスクエア、金星と土星のスクエア、木星と土星のスクエア、土星と天王星のスクエア、土星と海王星のスクエア、土星と冥王星のスクエア

火星のアスペクト一覧 ・ 土星のアスペクト一覧 ・ 天体のアスペクト・総覧

ひとこと:アスペクトはホロスコープ全体の中で読みます

ひとつのアスペクトが語るのは、2つの天体のあいだの関係です。1枚のホロスコープには平均して十数個のアスペクトがあり、互いに強め合ったり打ち消し合ったりします。同じアスペクトでも、星座やハウスが違えば、またオーブが狭いか広いかによって、実際の表れ方は大きく変わります。天体の位置は天文学上の事実で、正確に計算できます。一方、アスペクトの意味は占星術の伝統が積み重ねてきた解釈であり、科学的な法則ではありません。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。健康・投資・法律に関わることは専門家にご相談ください。

自分のホロスコープを作って、どんなアスペクトがあるか見てみる

生年月日、出生時刻、出生地を入れれば、十天体のあいだのアスペクトをオーブの狭い順に並べ、アプライかセパレートかも表示します。計算はすべてお使いのブラウザ内で行います。

火星と土星のスクエアのよくある質問

火星と土星がスクエアの人は、何をしてもうまくいかないの?

このアスペクトがあると抵抗を感じる場面は確かに多く、物事は思ったより遅く、思ったより骨が折れます。ただ、うまくいかないのは主に出だしと若い時期に集中しています。経験を重ねるにつれ、制限との付き合い方がわかってきます。占星術では大器晩成のアスペクトとよく言われ、努力は無駄にならず、報われるのが少し遅いだけです。

火星と土星がスクエアだと、なぜ怒りを抑え込みやすいの?

土星は規範と結果を表します。火星と緊張したアスペクトをつくると、怒りに罪悪感や恐れがついてきて、腹を立てるのは悪いこと、罰を受けることだと感じやすくなります。厳しい環境で育ち、まず我慢することに慣れた人も多いでしょう。落ち着いた口調で早めに不満を伝える練習をすれば、感情が抑えきれなくなるまでたまるのを防げます。

自分のホロスコープに火星と土星のスクエアがあるかは、どうすればわかりますか?

生年月日からホロスコープを作成し、アスペクトの一覧に火星と土星のスクエアがあるかを確かめます。本サイトの無料ホロスコープ作成では、十天体のあいだのメジャーアスペクトをオーブの狭い順に表示します。本サイトの計算では、1960〜2005年生まれのホロスコープの約6.6%にこのアスペクトがあります。

火星と土星のスクエアのオーブは何度ですか?

占星術師によって設定が異なり、5°から10°のあいだがよく使われます。本サイトではスクエアのオーブを7°としています。つまり、2つの天体が83°〜97°離れているときに成立とします。オーブが狭いほど、アスペクトの働きははっきりします。