月と土星のスクエア:甘えたいのにまず自分を律する
月と土星がかみ合わない位置にあり、世話されたい心が責任と自分への要求に押さえられがちです。若いころは苦労しますが、やがて責任感の強い人になります。このページでは、月がつかさどるもの(感情、安心感、内なる欲求)と土星がつかさどるもの(責任、制限、長期の課題)を出発点に、スクエアがこの2つの力をどう関わらせるのか、日々の暮らしにどう表れやすいか、長所と盲点、そしてこのアスペクトへのアドバイスをまとめます。
月と土星のスクエア:基本データ
| 項目 | 月と土星のスクエア |
|---|---|
| 2つの天体がつかさどるもの | 月:感情、安心感、内なる欲求 土星:責任、制限、長期の課題 |
| アスペクト | スクエア(90°)・摩擦 |
| 本サイトのオーブ | 9°(太陽または月が関わるため2°広げています)。2つの天体が81°〜99°離れているときに成立とします |
| どのくらい多いか | 1960〜2005年生まれのホロスコープの約10.3%に月と土星のスクエアがあります。月と土星のあいだに何らかのメジャーアスペクトがあるのは約38.9%です |
| 出生時刻は必要か | 必要です。月は1日に12〜15度動くので、同じ日の朝に生まれた人と夜に生まれた人とでは、月のアスペクトが違うことがあります |
| 同じ組み合わせのほかのアスペクト | コンジャンクション・セクスタイル・スクエア・トライン・オポジション |
割合は本サイトの計算で、1960〜2005年に台北で生まれた人のホロスコープ8,401件(出生時刻はランダム)をもとにしています。オーブは本サイトのホロスコープ作成ツールと同じ設定です。
月と土星のスクエアの核となる意味
月が求めるのはぬくもり、頼れるもの、くつろげる場所。土星が求めるのは決まり、成果、引き受けることです。スクエアではふたつが性質のぶつかる星座にあり、片方が甘えたがると、もう片方が「だめ」と言います。あなたの心には厳しい大人が住んでいて、休みたい、こぼしたいと思うたびに、まだ終わっていない、ほかの人はもっと大変だと言い聞かせます。こうして欲求は棚上げされ、責任に置き換えられます。あなたは人にはとても誠実なのに、自分にはあまりやさしくありません。
コンジャンクションの人は自制を自然なものと受け止めますが、スクエアの人はその欠けた部分をはっきり感じます。ぬくもりがほしいとわかっているのに、求めてはいけないと思うので、孤独や、わかってもらえないという感覚を抱きやすいのです。このアスペクトは若いころがいちばんつらく、家の愛情には条件がついていると感じたり、早くから自立しなければならなかったりします。同時に強い原動力も与えるので、多くの人が人一倍努力し、誰にも奪われない専門性と暮らしを築きます。土星のアスペクトはどれも時間と関わりがあり、あとになるほどゆるんでいきます。
内側で感じていること
あなたは自分の感情をどこか信用していません。つらいとき、最初の反応は、自分が弱すぎるのではという反省です。うれしいときは、よいことは長く続かないのではと心配します。完全にくつろぐことはめったになく、心の中にはいつも終わっていないことのリストがあります。夜更けに静まり返ると、孤独感がいっそうはっきりして、誰もわかってくれないと感じます。こうした気持ちは本物で、ていねいに扱われる価値があります。友人に話しかけるときの口調で自分に語りかけてみてください。あの厳しい大人も、少しやさしくなれるとわかります。
恋愛と人間関係では
恋愛では、近づきたいと強く願いながら、重荷になることをおそれます。世話をする側に回ることに慣れているのは、必要とされるほうが、自分から求めるより安全だからでしょう。相手が近づくと、頼れる人かどうかを無意識に試します。ないがしろにされたと感じると、もっと遠くへ引いて、何も言おうとしません。育つ中で、母親や養育者は大きな重圧を抱えていたり、基準が高かったり、気持ちの面で近づきにくかったりしたのかもしれません。言ったことを守る人を見つけ、自分の欲求を少しずつ見せていけば、信頼はゆっくり育っていきます。
仕事と物事の進め方では
仕事はあなたがいちばん自信を持てる場所であり、自分を追い込みすぎやすい場所でもあります。責任感が強く、提出するものは何度も確かめ、周りが休んでいるあいだも補強を続けます。そのため早くから実力がつき、上司には頼りにされ、同僚にも一目置かれます。批判にはとても敏感で、ごくふつうの助言に何日も苦しみ、自分はまだ足りないと感じることがあります。「うまくできた」ことと「自分は認められる価値がある」ことを分けて考えましょう。成果が思ったほどでないときも、あなたはまじめで頼れる人のままです。
長所
- 責任を引き受ける:背負うべきことを人に押しつけず、状況が厳しくても持ちこたえます。家族も同僚も、肝心なときにはあなたを当てにできると知っています。
- 自分の力で立つ:早くから自立を覚え、運や人の施しに頼りません。一歩ずつ、しっかりした実力と暮らしの土台を築いていきます。
- 人の苦しさがわかる:孤独やわかってもらえないつらさを自分で味わってきたので、同じように苦しむ人に対して、あなたの思いやりは静かで的確です。
盲点
- 自分に手厳しい:心の中の基準がとても高く、できれば当然、できなければ自分を責めます。もう十分だと心から思えることがめったにありません。
- 求めることが言えない:そばにいてほしい、助けてほしいと口に出せず、無理をしてでもひとりで耐えます。周りは気づかず、あなたは誰も気にかけてくれないと感じます。
- 悪いほうに考えがち:よいことが起きると、まず失うことを心配し、最悪の場合に備えるのが習慣です。よろこびは、先取りした不安で薄まってしまいます。
月と土星のスクエアへのアドバイス
まず自分を責める回数を減らすことから始めましょう。毎晩眠る前に、今日うまくできたことをひとつ書き出します。どんなに小さくてもかまいません。助けが必要なときは、小さなことをひとつ選んで頼む練習をします。同僚に電話を一本代わりに受けてもらうくらいでよく、助けられても自分が役立たずになるわけではないと感じてみてください。休みを予定表に入れ、時間がきたら手を止めます。納期と同じように守る約束として扱いましょう。
このアスペクトを読むときに気をつけたいこと
1. オーブが狭いほど、重みが増す。本サイトの計算では、すべてのメジャーアスペクトのうちオーブが1°以内のものは13.6%だけで、3°以内は41.2%です。あなたの月と土星のスクエアがタイトなら、このページに書いた特徴ははっきり表れやすく、9°の境目に近ければ、ずっと淡くなります。
2. アプライとセパレート。2つの天体が正確な角度に近づいている途中をアプライ(接近)、すでに通り過ぎて離れていく途中をセパレート(分離)といいます。伝統的には、アプライのアスペクトはテーマがまだ形になりつつある段階で、働きが強いとされます。本サイトのホロスコープ作成ツールでは、どちらなのかを表示します。
3. アウト・オブ・サインに注意。スクエアの2天体は、ふつう同じ区分(ともに活動、ともに不動、ともに柔軟)の星座にあります。ただしアスペクトは実際の距離で測るもので、本サイトの計算では、スクエアの13%は星座の関係が通例と合いません(一方が星座の終わり、もう一方が別の星座の始めにある場合)。その場合もアスペクトの性質は残りますが、表れ方はやや典型から外れます。
4. 月のアスペクトには出生時刻が必要。月は動きが速く、本サイトの計算では、出生時刻がわからず正午でホロスコープを作った場合、66.5%のホロスコープで月のアスペクトが実際と違ってきます。誕生日しかわからない人は、このアスペクトをひとまず参考程度に受け取ってください。
5. それぞれの天体の配置もあわせて見る。月と土星がどの星座にあるかで、それぞれの表し方が決まります。天体×星座をご覧ください。どちらかの天体にほかのアスペクトがあれば、それもあわせて読みます。全体を読むにはホロスコープの詳細解説が使えます。
月と土星のほかのアスペクト
コンジャンクション・セクスタイル・スクエア・トライン・オポジション
ほかの天体とのスクエア
月:太陽と月のスクエア、月と水星のスクエア、月と金星のスクエア、月と火星のスクエア、月と木星のスクエア、月と天王星のスクエア、月と海王星のスクエア、月と冥王星のスクエア
土星:太陽と土星のスクエア、水星と土星のスクエア、金星と土星のスクエア、火星と土星のスクエア、木星と土星のスクエア、土星と天王星のスクエア、土星と海王星のスクエア、土星と冥王星のスクエア
月のアスペクト一覧 ・ 土星のアスペクト一覧 ・ 天体のアスペクト・総覧
ひとこと:アスペクトはホロスコープ全体の中で読みます
ひとつのアスペクトが語るのは、2つの天体のあいだの関係です。1枚のホロスコープには平均して十数個のアスペクトがあり、互いに強め合ったり打ち消し合ったりします。同じアスペクトでも、星座やハウスが違えば、またオーブが狭いか広いかによって、実際の表れ方は大きく変わります。天体の位置は天文学上の事実で、正確に計算できます。一方、アスペクトの意味は占星術の伝統が積み重ねてきた解釈であり、科学的な法則ではありません。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。健康・投資・法律に関わることは専門家にご相談ください。
自分のホロスコープを作って、どんなアスペクトがあるか見てみる
生年月日、出生時刻、出生地を入れれば、十天体のあいだのアスペクトをオーブの狭い順に並べ、アプライかセパレートかも表示します。計算はすべてお使いのブラウザ内で行います。
月と土星のスクエアのよくある質問
月と土星がスクエアの人は安心感に欠けていますか?
安心感は確かにこのアスペクトの主題です。ぬくもりがずっとそこにあるとはあまり信じられないので、自分に頼り、努力と引き換えに安定を得ることに慣れています。この不安は若いころにいちばん目立ち、実力や蓄え、試練に耐えた関係がいくつか積み重なるにつれて、少しずつ軽くなります。中年以降、周りでいちばん人に安心感を与える存在になる人も多いのです。
月と土星のスクエアは子ども時代がつらいのですか?
ひとくくりにはできません。よくあるのは、家に決まりごとが多い、お金や時間に余裕がない、養育者の愛情表現が厳しめ、といった状況で、子どもは聞き分けよくしてこそ認められると感じます。家庭が和やかでも、本人が生まれつき繊細で、自分への要求が高いという人もいます。このアスペクトが語るのはあなたの内側の感じ方であり、客観的な条件のよしあしと同じとは限りません。
自分のホロスコープに月と土星のスクエアがあるかは、どうすればわかりますか?
生年月日と出生時刻からホロスコープを作成し、アスペクトの一覧に月と土星のスクエアがあるかを確かめます。本サイトの無料ホロスコープ作成では、十天体のあいだのメジャーアスペクトをオーブの狭い順に表示します。本サイトの計算では、1960〜2005年生まれのホロスコープの約10.3%にこのアスペクトがあります。
月と土星のスクエアのオーブは何度ですか?
占星術師によって設定が異なり、5°から10°のあいだがよく使われます。本サイトではスクエアのオーブを7°、太陽または月が関わる場合は9°に広げています。つまり、2つの天体が81°〜99°離れているときに成立とします。オーブが狭いほど、アスペクトの働きははっきりします。