媽祖百首籤 第12番(巽卦)

汝曹逐末泛重洋,順意遊行自主張,得利須知尋退步,免教失足悔難當。 おまえたちは商いを追って大海を渡り、思うままに旅をし、自分で何でも決める。利を得たら、身を引くことを知りなさい。足を踏み外して、悔やんでも悔やみきれぬことのないように。

籤詩の原文と現代語訳

汝曹逐末泛重洋
おまえたちは商いを追って大海を渡り、

順意遊行自主張
思うままに旅をし、自分で何でも決める。

得利須知尋退步
利を得たら、身を引くことを知りなさい。

免教失足悔難當
足を踏み外して、悔やんでも悔やみきれぬことのないように。

籤番卦
第12番(第十二首)巽(そん)卦

校勘:第1句は公式サイトでは「汝曹逐流泛重洋」、別の版では「逐未」ですが、意味から「逐末」(商いを追う)と改めました。

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験うまくいったときこそ、もう一度身を省みる
得意之時 再重修省
商売暮らしに満足し、欲張らない
生涯知足 勿得無厭
妊娠・出産子を授かったら、静かに養生して安らかに
生男育女 靜養求安
結婚一つ得ればまた次を望む、みずから禍の種をまく
得隴望蜀 自取禍胎
外出・旅利を得たら故郷に帰り、潮時に身を引く
得利回鄉 急流勇退
家族福が門に入る、分を守って暮らす
福德臨門 守己安分
金運利が手に入ったら、ほどほどで引く
利路到手 見財替步
時の運決して欲張らず、時を待って動く
切莫貪婪 待時而舉
失せ物過ぎたことは追えない、これからは慎重に
既往難追 未來須慎
農作・家畜今年はめぐりが悪く、骨折り損
歲逢不順 空勞徒然
訴訟助けてくれる人がなく、吉に転じられない
無有貴人 無能化吉

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

海を越えて商いをし、思うままに振る舞ってきたあなたへ。利を得たら引き際を知ること。足を踏み外して後悔しないように、と戒める籤です。

典故:昔の中国では農業を「本」、商業を「末」と呼び、「末を逐う」は商売に打ち込むことを言います。釈解の「隴を得て蜀を望む」は、一つ手に入れるとすぐ次が欲しくなることのたとえです。

ひとこと:引き際を見極め、最後のひと口まで欲張らないこと。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第11番/次の籤:第13番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

生年月日を入れるだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。

媽祖百首籤 第12番のよくある質問

媽祖百首籤の第12番にはどんな詩が書かれていますか?

「汝曹逐末泛重洋,順意遊行自主張,得利須知尋退步,免教失足悔難當」という七言四句で、巽卦が配されています。現代語にすると「おまえたちは商いを追って大海を渡り、思うままに旅をし、自分で何でも決める。利を得たら、身を引くことを知りなさい。足を踏み外して、悔やんでも悔やみきれぬことのないように。」という意味です。

媽祖百首籤の第12番はどういう意味ですか?

海を越えて商いをし、思うままに振る舞ってきたあなたへ。利を得たら引き際を知ること。足を踏み外して後悔しないように、と戒める籤です。ひとこと添えるなら、引き際を見極め、最後のひと口まで欲張らないこと。