真太陽時:時計は明石の太陽に、四柱推命はあなたの土地の太陽に合わせる
昔の人は日時計で時辰を決め、太陽が真南に来た時が午の刻の真ん中でした。いまの時計は日本中どこでも東経 135 度、兵庫県明石市の太陽に合わせた同じ時刻を指していて、あなたが生まれた土地の太陽とは必ずしも一致しません。真太陽時は、このずれを戻した時刻です。
求め方
真太陽時 = 標準時 + 経度差 + 均時差
- 経度差:出生地の経度からその時間帯の標準時子午線(日本は東経 135 度、台湾・香港・中国大陸は東経 120 度)を引き、1 度につき 4 分。子午線より東なら足し、西なら引きます。
- 均時差(きんじさ):地球の公転軌道は楕円で、地軸も傾いているため、太陽が真南に来る時刻は 1 年の中で前後に揺れます。2 月中旬がいちばん遅く(約 −14.6 分)、10 月末〜11 月初めがいちばん早く(約 +16.5 分)なります。
- サマータイム期間中の生まれなら、先にその 1 時間を引きます(サマータイムを参照)。
日本の主な都市の経度差
| 都市 | 経度 | 経度差 | 都市 | 経度 | 経度差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 東経 141.35° | +25 分 | 仙台 | 東経 140.87° | +24 分 |
| 東京 | 東経 139.69° | +19 分 | 横浜 | 東経 139.64° | +19 分 |
| 新潟 | 東経 139.02° | +16 分 | 名古屋 | 東経 136.91° | +8 分 |
| 金沢 | 東経 136.66° | +7 分 | 京都 | 東経 135.77° | +3 分 |
| 大阪 | 東経 135.5° | +2 分 | 神戸 | 東経 135.19° | +1 分 |
| 広島 | 東経 132.46° | −10 分 | 福岡 | 東経 130.4° | −18 分 |
| 鹿児島 | 東経 130.56° | −18 分 | 那覇 | 東経 127.68° | −29 分 |
日本は東西に長いため、経度差だけで北海道の約 +25 分から沖縄の約 −29 分まで、1 時間近い幅があります。明石に近い京阪神はほぼ 0 分、東京・横浜は約 +19 分、福岡・鹿児島は約 −18 分です。一覧にない土地は、経度から「(経度 − 135)× 4 分」で求められます。
月ごとの均時差(分)
| 月 | 1 日 | 15 日 |
|---|---|---|
| 1月 | −4 | −9 |
| 2月 | −14 | −15 |
| 3月 | −13 | −10 |
| 4月 | −4 | 0 |
| 5月 | +3 | +4 |
| 6月 | +2 | 0 |
| 7月 | −4 | −6 |
| 8月 | −6 | −4 |
| 9月 | +1 | +6 |
| 10月 | +11 | +15 |
| 11月 | +16 | +15 |
| 12月 | +10 | +4 |
集計方法:同じエンジンで、1980〜2010 年の日本の各都市について出生時刻(分単位)を均等に 12,000 件ずつ抽出し、時計の時辰と真太陽時の時辰が変わる割合を数えました。東京のサマータイム組は 1948〜1951 年生まれです。
均時差:サマータイムがなくても時辰は変わる
2000 年(平成 12 年)11 月 3 日 午前 0:40 札幌生まれ
- 経度:札幌は東経 141.35 度で、明石より 6 度あまり東にあるため 25 分足します。
- 均時差:11 月初めは 1 年のうちで太陽が時計より最も「先に進む」時期で、均時差は約 +16 分です。
- 結果:真太陽時は 01:21。1 時を過ぎて早子時から丑の刻に移り、時柱は 丙子 から 丁丑 に変わります。経度差と均時差がどちらもプラスに重なる、北海道・東北の秋生まれに多いパターンです。
西の端:那覇は時計より 40 分以上遅い日もある
1995 年(平成 7 年)2 月 11 日 午後 1:20 那覇生まれ
- 経度:那覇は東経 127.68 度で、明石より 7 度あまり西にあるため 29 分引きます。
- 均時差:2 月中旬は 1 年で太陽が最も「遅れる」時期で、均時差は約 −15 分です。
- 結果:合わせて −44 分、真太陽時は 12:36。時計では未の刻でも実際は午の刻で、時柱は 己未 ではなく 戊午 になります。
海外生まれは、ずれがもっと大きいことも
| 出生地 | 地域 | 経度差 |
|---|---|---|
| 台北 | 台湾 | +6 分 |
| 高雄 | 台湾 | +1 分 |
| 香港 | 香港・マカオ | −23 分 |
| 上海 | 中国大陸 | +6 分 |
| 北京 | 中国大陸 | −14 分 |
| 成都 | 中国大陸 | −64 分 |
| ウルムチ | 中国大陸 | −129 分 |
| シンガポール | 東南アジア | −65 分 |
| ソウル | 韓国 | −32 分 |
中国大陸は全土で北京時間を使うため、西部の成都やウルムチでは太陽が時計より 1〜2 時間以上遅れます。シンガポールやクアラルンプールは 1982 年から UTC+8 を使っていて、時計が太陽より 1 時間以上進んでいます。こうした土地で生まれた場合、補正しないと時柱はほぼ確実に違ってきます。
補正すべきか:どちらの考えにも理由がある
| 補正する派 | 時計の時刻を使う派 | |
|---|---|---|
| 理由 | 時辰はもともと太陽で決めるもので、子平の古い方法も土地の太陽時を使う | 出生時刻そのものに十数分の誤差があることが多く、細かく補正しても記録の粗さには勝てない |
| 向いている人 | 病院の記録があり分単位で正確。出生地が標準時子午線から遠い | 時刻が家族の記憶で、おおよそしかわからない。京阪神など子午線に近い土地の生まれ |
当サイトの方針:トップページの命式フォームは補正せず、詳しい命式鑑定では正確な時刻と出生地を入れたときに自動で補正し、このページのツールでは補正前と補正後を並べて、ご自身で比べられるようにしています。
出生時刻を補正する
母子手帳や出生証明書に書かれた新暦の日付・時刻と出生地を入れると、サマータイム、経度差、均時差、子の刻の日替わり、節入りをまとめて計算し、「時計の時辰でそのまま出した四柱」と一柱ずつ比べます。計算はお使いのブラウザの中だけで行い、データは送信されません。
記録に書かれた「時計の時刻」をそのまま入れてください。サマータイムはツールが自動で差し引くので、先に 1 時間引く必要はありません。子の刻は午後 11 時で日を替えます。出生地が一覧にないときは、経度がいちばん近い都市を選べば十分です(経度 1 度の差は 4 分)。
正直なひとこと:補正の前提は、出生時刻が正確に記録されていること
母子手帳(母子健康手帳)や出生証明書には分単位で書かれていることが多いものの、家族の記憶は「朝の 9 時過ぎくらい」ということもよくあります。十数分ずれているかもしれない時刻を細かく補正しても意味はありません。時刻がもともと推定なら、補正するかどうかで悩むより、可能性のある二つの時辰で命式を出して、どちらが自分らしいかを比べてみてください。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。
あなたの真太陽時を計算する
記録の時刻と出生地を入れると、経度差、均時差、補正後の時辰を一覧にします。
真太陽時のよくある質問
真太陽時はどうやって求めますか?
標準時に経度差と均時差を足します。経度差は出生地の経度から標準時子午線(日本は東経 135 度)を引いて 1 度あたり 4 分、均時差は日付によって約 −14.6〜+16.5 分の間で変わります。
東京の真太陽時は何分ずれますか?
東京は東経 139.69 度で、経度差は約 +19 分です。これに当日の均時差が加わるので、1 年を通じておよそ +4〜+35 分の範囲になります。
札幌・福岡・那覇ではどれくらいですか?
経度差は札幌が約 +25 分、福岡が約 −18 分、那覇が約 −29 分です。均時差と合わせると、那覇では時計より 40 分以上遅れる日もあります。当サイトの実測では、那覇生まれの約 24.9% が補正で時辰が変わりました。
四柱推命では必ず真太陽時を使うべきですか?
これは流派の選択です。古い方法を重んじる人は真太陽時を使い、出生記録にも誤差があるとして時計の時刻をそのまま使う先生もいます。時刻が分単位で正確で、出生地が標準時子午線から遠い人ほど、補正する意味が大きくなります。