偏財運:偏財は棚ぼたではない。生きるかどうかは担えるかしだい

「偏財運が強い」と聞くと、多くの人がまず「じゃあ宝くじを買うべき?」と考えます。けれども命理でいう偏財は、動きがあって固定されない財のことです。歩合や賞与、投資の収益、副業、急に舞い込んだ仕事も含まれます。当せんとは必ずしも関係がなく、むしろ大切なのは、大きく揺れるお金をあなたが担えるかどうかです。

正財と偏財はどこが違うか

正財偏財
通変星の関係日干が剋し、陰陽が異なる日干が剋し、陰陽が同じ
お金の性質固定的・安定的・決まった時期に入る流動的・波が大きい・機会しだい
よくある収入源給料・家賃収入・安定した取引先歩合・賞与・投資・副業・請負・臨時収入
性格の傾向堅実・手順を踏む・約束を重んじる気前がよい・交際が広い・機会に敏感・冒険を恐れない
22.4%命式の財が偏財中心
20.6%命式の財が正財中心
52.0%正財・偏財の両方がある
5.0%四柱に財星がない

集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日一枚ずつ命式を出し(時刻は順に入れ替え)、計 16,802 枚を集計しました。命式の構造の分布であり、誰かの資産の多さを示すものではありません。

ほとんどの人は正財と偏財の両方をもっていて、違うのは比重だけです。偏財だけの人は 2 割あまりで、収入の構成が多様なことが多く、「一つの給料」ではなかなか言い表せません。

偏財が生きるかどうかは二つの条件で決まる

偏財は動きのある財で、来るのも速ければ去るのも速いものです。手元に残るかどうかは偏財そのものではなく、次の二つで決まります。

  1. 身が担えるか:身強の人は波の大きいお金にも落ち着いて向き合えますが、身弱の人は振り回されがちです。
  2. 財が喜神か:財が喜神なら、偏財が強いことは本当に財の道が一本増えることです。財が忌神なら、偏財が強いほどお金に追われ、投機でつまずきやすくなります。

偏財が天干に出た身弱の癸水

1975 年 12 月 3 日・子の刻生まれ(新暦)

年柱乙卯
月柱丁亥
日柱・日干癸未
時柱壬子
  1. 偏財:癸水の日干で、財は火。月干の丁火は癸水と同じ陰なので偏財で、しかも天干に出ています。日支の未土にも丁火が一つ蔵されています。この命式の財はすべて偏財です。
  2. 身:年支の卯、月支の亥、日支の未が三合で木局となり、食傷が身を強く漏らします。壬水と子水が身を助けるものの、全体としては身弱と判定されます。
  3. 喜忌:喜神は 金水、忌神は 木火土。偏財(火)は忌神です。
  4. 読み方:偏財が天干に出ているので機会にとても敏感で、お金になりそうな話をよく見聞きします。けれども身弱で財が忌神という組み合わせは、投機で最も損をしやすい形です。この命式の偏財は、本業の延長で仕事を請けるなど、ルールがあって管理できる場面で使うのが向いており、短期の投機には向きません。

偏財は当せんではない

宝くじの抽せんは純粋な偶然で、四柱推命で番号を予測することはできませんし、「当せんが約束された」命式もありません。偏財の強い人は機会に敏感で思い切りがよい、というのは性格の傾向であって、運の保証ではないのです。偏財運を投機の理由にするのは、最もよくある、そして最も高くつく読み違いです。

健全な使い方はこうです。偏財が強く身も担える人は、営業職・請負・副業など収入の柱をもう一本育ててみる。偏財は強いが身が弱い人は、決まった割合だけを投じる、損切りラインを決める、借金して投資しない、といったリスク管理に重点を置きます。

偏財の年

その年の天干があなたの偏財にあたると、偏財の機会が増えやすくなります。2026〜2035 年でいえば、甲の日干は戊の年(2028)、乙の日干は己の年(2029)、丙の日干は庚の年(2030)、丁の日干は辛の年(2031)、戊の日干は壬の年(2032)、己の日干は癸の年(2033)、庚の日干は甲の年(2034)、辛の日干は乙の年(2035)、壬の日干は丙の年(2026)、癸の日干は丁の年(2027)です。ここでも機会は機会にすぎず、受け止められるかどうかは上の二つの条件に戻って考えます。

正直なひとこと:命式が示すのは体質で、通帳の残高ではありません

四柱推命で読めるのは、あなたとお金の付き合い方です。財がはっきり来るのか目立たずに来るのか、それを担えるのか、どこから漏れやすいのか。口座の残高が何桁になるかはわかりませんし、家計の管理や資産計画の代わりにもなりません。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたもので、投資・財務上の助言ではありません。実際のお金の判断は、収支の実態と専門家の意見をもとに行ってください。

あなたの財は正財中心? 偏財中心?

生年月日を入れると、あなたの財星が正財か偏財か、天干に出ているか、財が喜神か忌神かがわかります。

偏財運のよくある質問

偏財運とはどういう意味ですか?

偏財は日干が剋す五行のうち陰陽が同じもので、歩合・賞与・投資・副業・請負・臨時収入のような、流動的で固定されない財源を表します。偏財運が強いとは、この種の財の機会が多いことを指します。

偏財が強い人は投資に向いていますか?

身の強弱と喜忌によります。身強で財が喜神の人は、波の大きいお金も比較的担えます。身弱で財が忌神の人は、偏財が強いほど投機でつまずきやすくなります。当サイトの内容は投資の助言ではありません。

偏財運が良ければ宝くじに当たりますか?

そのような保証はありません。宝くじは偶然の出来事で、四柱推命では予測できません。偏財の強い人は機会に敏感で思い切りがよいというだけで、それは性格の傾向であり、当せんの保証ではありません。

偏財運が良いのはどの年ですか?

その年の天干があなたの偏財にあたる年は、偏財の機会が増えやすくなります。たとえば壬の日干なら丙の年、癸の日干なら丁の年です。ただし機会を受け止められるかは、身の強弱と財が喜神かどうかで決まります。