紫微斗数の化科と十二宮

化科(かか)は四化のうちの「科」で、名声・秩序・学識・助けてくれる人を表します。生年化科が入る宮は、よい評判を得やすく、困ったときに誰かが助けてくれる分野です。

化科とは

化科の力は化禄や化権より穏やかですが、とても安定しています。物事に筋道と体面を与え、難局では手を差し伸べてくれる人が現れやすくなります。伝統的には勉強や試験とも結びつけられてきました。

化科を読むときは、まずどの宮にあるか(どこで評判を得るか)、次に対宮(評判がどこまで届くか)、最後にどの星が科に化しているかを見ます。文昌・文曲の化科は学識と才芸、左輔・右弼の化科は支えと助けてくれる人に傾き、太陰化科は庚年と癸年の両方に現れます。

十干化科表

生年化科は生まれ年の天干で決まります。当サイトは『紫微斗数全書』の四化表に従っています。

年干西暦の下一桁化科になる星その星がもたらす「科」の色合い
甲年4武曲実務的で筋道が通り、信用を大切にします。
乙年5紫微品格と器の大きさから生まれる名声。
丙年6文昌文書・試験・学識での評判。
丁年7天機企画力と知識が認められます。
戊年8右弼支えと助けてくれる人。
己年9天梁人から敬われる名声。
庚年0太陰細やかさとセンスの評判。
辛年1文曲才芸と話術の評判。
壬年2左輔支えと調整力。
癸年3太陰細やかさとセンスの評判。

紫微斗数では旧暦の正月一日で年が切り替わります(四柱推命の立春切り替えとは異なります)。新暦の 1・2 月生まれの人は、まず旧暦の年を確かめてください。年干は西暦の下一桁で対応します(例:1984 年・1994 年は甲年)。

各宮の化科

以下の十一宮には、それぞれ詳しい解説ページがあります。疾厄宮は伝統的に体の傾向を見る宮で、当サイトでは健康についての解読は行わないため、収録していません。

化科が命宮に品があって筋道立ち、評判がいい 化科が兄弟宮に同輩に教養があり、助言し合える 化科が夫妻宮にパートナーに品があり、話し合える 化科が子女宮にしつけを大切にし、作品で評判を得る 化科が財帛宮にお金の管理が筋道立ち、評判で稼ぐ 化科が遷移宮に外で評判が立ち、出先で助け手に出会う 化科が奴僕宮に友人に教養があり、よく言ってくれる人がいる 化科が官禄宮に仕事の評判がよく、専門性が認められる 化科が田宅宮に家風がよく、住まいにセンスがある 化科が福徳宮に内面に教養があり、精神生活を重んじる 化科が父母宮に目上に教養があり、先生に認められる

当サイトの実測:化科はどの宮に入るか

化科が十二宮に入る割合はおおむね均等で、とくに珍しい宮はありません。各宮でもっとも多い化科の星も、年干の分布にそのまま従っています。

宮割合もっとも多い星
命宮8.4%太陰(22.3%)、左輔(11.3%)
兄弟宮8.2%太陰(24.7%)、武曲(11.3%)
夫妻宮8.0%太陰(23.1%)、文曲(11.4%)
子女宮8.5%太陰(21.1%)、武曲(11.9%)
財帛宮8.6%太陰(20.5%)、天梁(12.4%)
遷移宮8.4%太陰(22.3%)、文曲(10.9%)
奴僕宮8.5%太陰(21.2%)、武曲(12.6%)
官禄宮8.3%太陰(22.5%)、左輔(11.6%)
田宅宮8.1%太陰(21.0%)、紫微(12.6%)
福徳宮8.0%太陰(21.8%)、文曲(12.0%)
父母宮8.6%太陰(21.8%)、紫微(14.4%)
疾厄宮(当サイトでは解読しません)8.5%太陰(19.3%)、天梁(11.7%)

集計方法:本サイトの命盤エンジンで 1960〜2005 年の毎日 1 枚ずつ命盤を作成しました(出生時刻は固定シードの乱数で抽出)。計 16,802 枚です。これは命盤の構造がどう分布しているかを示すもので、個人の運勢の良し悪しを表すものではありません。

生年・大限・流年の化科

このシリーズで扱うのは生年化科で、一生を通じた下地にあたります。大限(だいげん・10 年)と流年(1 年)にもそれぞれ四化があり、時期によって化科を別の宮へ運びます。特定の年の重なりを見たいときは、無料の紫微斗数命盤で年を切り替えてみてください。

誤解:化科があれば試験に強い。

化科は学識や秩序と関係があり、命宮・父母宮・官禄宮に入ると勉強や試験のプラスと見られることが多いですが、結果はやはり準備しだいです。

誤解:化科は弱すぎて役に立たない。

化科の良さは「量」ではなく「安定」にあります。評判、体面、助けてくれる人は、どれも長い時間をかけて積み上がる財産です。

率直に言うと:化科はプラス要素であって、保証ではありません

化科が表すのは、名声・秩序・助けてくれる人が人生のどの分野に集まるかという傾向で、結果を保証するものではありません。当サイトでは結婚・子ども・親の境遇・財産・健康は予測せず、疾厄宮の解読も行いません。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたもので、投資・資産運用・不動産の助言ではありません。

あなたの化科はどの宮に?

生年月日(新暦)と出生時刻を入れて命盤を出してみましょう。盤面で塗りつぶしの「禄・権・科・忌」が生年四化です。その宮をタップすると、このシリーズの解説ページに直接移動できます。

化科の十二宮のよくある質問

化科とはどういう意味ですか?

化科は紫微斗数の四化のひとつで、名声・秩序・助けてくれる人を表します。生年化科が入る宮は、その力が集まる分野です。

自分の化科はどの星ですか?

生まれ年の天干で決まります:甲年は武曲、乙年は紫微、丙年は文昌、丁年は天機、戊年は右弼、己年は天梁、庚年は太陰、辛年は文曲、壬年は左輔、癸年は太陰。紫微斗数では旧暦の正月一日で年が切り替わります。

化科はどの宮にあるのがいちばんいいですか?

絶対的な「いちばん」はありません。化科がどの宮にあるかは、名声・秩序・助けてくれる人がどの分野に集まるかを示すだけで、その宮の主星や廟旺、あなたの生かし方も同じくらい大切です。

化科が疾厄宮にある場合のページがないのはなぜですか?

疾厄宮は伝統的に体の傾向や健康を見る宮です。当サイトでは健康についての解読は行わないため、収録していません。体のことは医療の専門家にご相談ください。