月老霊籤 第3番(上上大吉)

宗廟享之,子孫保之。 祖先の廟はその祭りを受け、子孫はその徳に守られる。

籤の原文と現代語訳

宗廟享之
祖先の廟はその祭りを受け、

子孫保之
子孫はその徳に守られる。

籤番等級出典
第3番(第三籤)上上大吉(最もよい)『礼記』「中庸」
《禮記・中庸》

校勘:『中庸』の原文は「宗廟饗之」。「享」と「饗」は古くは通用したので、流布本のまま記載。

典故:原典は何を語っているか

孔子が舜(しゅん)の大いなる孝をたたえた言葉です。その徳によって祖先は祭りを受け続け、子孫も安泰でいられた、という意味です。

この句は『礼記』(らいき)の「中庸」(ちゅうよう)に出てきます。舜(しゅん)の物語は先秦時代に広く伝わっていました。舜は庶民の出で、父の瞽叟(こそう)は後妻の産んだ弟の象(しょう)ばかりをかわいがり、家族はたびたび舜を陥れようとしましたが、舜は最後まで恭しく孝を尽くしました。堯(ぎょう)はその評判を聞いて二人の娘を舜に嫁がせ、長年その人柄を見定めたうえで、天下を舜に譲りました。「中庸」は、舜は徳においては聖人、位においては天子で、四海の内をすべて保った、と述べ、さらに、大きな徳のある人はそれにふさわしい地位・禄・名声・寿命を得るものだ、と論を進めます。この一節が語っているのは徳とその報いであって、婚姻の話ではありません。月老籤がこれを採ったのは、おそらく「上には宗廟、下には子孫」という意味合いに目をとめたからでしょう。ひとつの縁組は、上へは両家の祖先に、下へはこれから生まれる子どもたちにつながっています。古人は婚姻を、つねに家の存続のなかで考えてきました。

意味

上の世代が積んだ福があなたに受け継がれています。この縁は目上の人に祝福され、次の世代にもつながっていくものです。

ひとこと:家族の支えに感謝し、次の世代のためにも福を積みましょう。

これは籤の文句と原典に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

月下老人に籤を願う手順(台湾の廟の場合)

  1. 月下老人(月老)は、城隍廟や媽祖廟(天后宮)などの脇殿に祀られていることが多い神様です。廟の順路に従って、まず主神にお参りしてから月老の前へ進みます。
  2. 月老に名前・生年月日・住所を告げ、いまの恋愛の状況と、尋ねたい一つのことを伝えます(たとえば「この関係は長続きしますか」「いつ相手に出会えますか」)。
  3. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。竹の棒を一本引いたら、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取ります。月老籤の文句は古典の原文なので、意味はもとの文脈と合わせて読むのが基本です。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。月老籤は縁結び・恋愛専用の籤なので、ほかのことは廟の一般の籤詩で伺います。

よくある誤解

「下」の籤が出たら、この恋はもう望みがない。

等級は大まかな方向にすぎません。月老籤の多くは心構えややり方を戒めるもので、同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わります。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第2番/次の籤:第4番

ひとこと正直に:籤は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤の原文は、ネット上に流布する三つの版を比べたうえで、『詩経』・四書・『春秋左氏伝』・『西廂記』などの原典と一句ずつ照らし合わせています。明らかな写し間違いだけを改め、改めた箇所は各ページに流布本の字を示しました。等級は流布本に従い、本サイトが独自に吉凶を判断することはしません。現代語訳・典故の解説・意味・ひとことは本サイトが籤と原典から書いたもので、廟の正式な解籤ではありません。実際の解釈は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。恋愛以外の法律・医療・お金の問題は専門家に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤のあとは、二人の命式を

二人の生年月日を入れるだけで、四柱推命の相性鑑定が無料でできます。五行の補い合い、日柱の相性、付き合い方のポイントがわかります。

月老霊籤 第3番のよくある質問

月老霊籤の第3番には何と書かれていますか?

「宗廟享之,子孫保之。」という文句で、現代語にすると「祖先の廟はその祭りを受け、子孫はその徳に守られる。」という意味です。等級は上上大吉、出典は『礼記』「中庸」です。

月老霊籤の第3番はどういう意味ですか?

上の世代が積んだ福があなたに受け継がれています。この縁は目上の人に祝福され、次の世代にもつながっていくものです。ひとこと添えるなら、家族の支えに感謝し、次の世代のためにも福を積みましょう。