媽祖百首籤 第92番(蠱卦)

萬事如無忍最宜,勸君三思細尋思,逢人切莫輕唐突,須學留侯進履時。 何事においても、忍ぶことほどよいものはない。あなたに勧める、三たび思い、よくよく考えなさい。人に会っても、決して軽々しく失礼をしてはならない。留侯が靴を差し出した時を、見習いなさい。

籤詩の原文と現代語訳

萬事如無忍最宜
何事においても、忍ぶことほどよいものはない。

勸君三思細尋思
あなたに勧める、三たび思い、よくよく考えなさい。

逢人切莫輕唐突
人に会っても、決して軽々しく失礼をしてはならない。

須學留侯進履時
留侯が靴を差し出した時を、見習いなさい。

籤番卦
第92番(第九十二首)蠱(こ)卦

項目別の釈解

尋ねること釈解
仕事・試験誠の心で求めれば、遅くとも成る望み
心誠求之 可望晚成
商売分を守るのがよい、多くを求めない
只宜安分 不可多求
妊娠・出産よく考えて行う、こだわりすぎない
三思而行 不宜執著
結婚急がないこと、ゆっくりなら成る
事不宜急 緩則有成
外出・旅耐えてこそ福、考えすぎない
忍耐方福 切莫過思
家族時を待てば、おのずと便りがある
且待時主 自由得音
金運自分に厳しく人を愛し、善を守れば得る
廉己愛人 守善而得
時の運みずから福を求め、分を守る
自求多福 自守本分
失せ物酉か戌の日に探せば戻る
酉戌之日 可尋得回
農作・家畜春夏は並、秋冬に好転
春夏平平 秋冬好轉
訴訟心配しすぎなくてよい、最後には収まる
勿必多慮 結果擺平

釈解は大天后宮の公式サイトにより、日本語は本サイトの訳です。廟の釈解にはもう一つ「疾病」の項目がありますが、本サイトでは載せていません。「妊娠・出産」の項目も昔ながらの言い回しなので、実際の妊娠・出産や体調のことは医師・助産師などの医療機関に相談してください。

意味と解説

何事も忍耐が第一で、よく考えてから動くこと。人に軽々しく失礼をせず、張良が老人に靴を差し出した謙虚さを見習いなさい、という籤です。

典故:張良(留侯)は若いころ、橋の上の老人に言われるまま靴を拾ってはかせ、その老人から兵法書を授かったと伝えられます。のちに漢の高祖・劉邦の名軍師となりました。

ひとこと:ひととき耐え、少し謙虚になれば、助けてくれる人に出会えます。

これは字面に沿った読み方です。あなたの問いにどう当てはまるかは、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねるのがいちばん確かです。

籤の引き方(台湾の媽祖廟の場合)

  1. 線香をあげ、媽祖に名前・生年月日・住所を告げてから、尋ねたい一つのことをはっきり心の中で伝えます。
  2. 三日月形の木片二つ「ポエ(筊杯)」を投げ、籤を引いてよいか伺います。平らな面と丸い面が一つずつ出る「聖杯(せいはい)」が「はい」の合図です。
  3. 籤筒から竹の棒を一本引き、もう一度ポエを投げて「この番号でよいか」を確かめます。聖杯が三回続くまで確かめる廟が多く、出なければ引き直します。
  4. 番号の籤紙を受け取り、まず詩全体の意味を読み、次に釈解のうち自分の問いに合う項目を見ます。わからなければ廟の解籤の方に尋ねます。

一度に尋ねるのは一つだけ。問いが具体的なほど、籤の言葉と照らし合わせやすくなります。

よくある誤解

暗い内容の籤が出たら、その事はもうだめだ。

籤詩の多くは戒めや方向を示すものです。同じ籤でも尋ねる事柄によって意味が変わるので、釈解の中の自分の問いに当たる項目を見てください。

よい籤が出るまで、同じことを何度も引き直してよい。

習わしでは一つのことに一度だけ引きます。迷いが残るなら、廟の解籤の方に尋ねるか、しばらく時間をおいてから改めて伺います。

前の籤:第91番/次の籤:第93番

ひとこと正直に:籤詩は信仰で、現代語訳と解説は本サイトの読み方です

籤詩の原文、卦名、釈解は台南の祀典大天后宮の公式サイトを底本とし、ほかの三つの資料と一句ずつ照らし合わせています。明らかな誤字だけを改め、改めた箇所は各ページに公式サイトの原字を示しました。現代語訳・大意・解説は本サイトが字面から書いたもので、廟の正式な解釈ではありません。実際の解籤は、籤を引いた廟の解籤の方に尋ねてください。法律・医療・お金の問題は専門家に、体調がすぐれないときは医療機関に相談してください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

籤詩のあとは、あなた自身の命式を

生年月日を入れるだけで、四柱推命の命式を無料で出せます。五行のバランスや通変星がわかります。

媽祖百首籤 第92番のよくある質問

媽祖百首籤の第92番にはどんな詩が書かれていますか?

「萬事如無忍最宜,勸君三思細尋思,逢人切莫輕唐突,須學留侯進履時」という七言四句で、蠱卦が配されています。現代語にすると「何事においても、忍ぶことほどよいものはない。あなたに勧める、三たび思い、よくよく考えなさい。人に会っても、決して軽々しく失礼をしてはならない。留侯が靴を差し出した時を、見習いなさい。」という意味です。

媽祖百首籤の第92番はどういう意味ですか?

何事も忍耐が第一で、よく考えてから動くこと。人に軽々しく失礼をせず、張良が老人に靴を差し出した謙虚さを見習いなさい、という籤です。ひとこと添えるなら、ひととき耐え、少し謙虚になれば、助けてくれる人に出会えます。