火星が第7ハウスにある意味:パートナー、協力、一対一の関係
関係の中でストレートにふるまい、個性の強い人に惹かれやすく、協力関係の中で言い争いが起きることもあります。このページでは、火星がつかさどるもの(行動力、欲求、競争と衝突)と第7ハウスが扱う領域(パートナー、協力、一対一の関係)を出発点に、この配置が日々の暮らしにどう表れやすいか、長所と盲点、そしてこの配置へのアドバイスをまとめます。
第7ハウスの火星:基本データ
| 項目 | 第7ハウスの火星 |
|---|---|
| 天体がつかさどるもの | 火星:行動力、欲求、競争と衝突 |
| このハウスが扱う領域 | 第7ハウス:パートナー、協力、一対一の関係 |
| ハウスの性質 | アンギュラー・ハウス(力が外に表れ、人の目にとまりやすい) |
| 向かいのハウス | 第1ハウスの火星(自分、外見、第一印象) |
| この天体との関係 | ナチュラルハウスでもジョイでもありません。特別な加点も減点もなく、天体とこのハウスのテーマがどう関わり合うかがポイントです |
| 本サイトの計算(台北) | 台北生まれの人で火星が第7ハウスにあるのは約8.7%(プラシーダス)。ホールサインでは8.8% |
割合は本サイトの計算で、1960〜2005年に台北で生まれた人のホロスコープ8,401件(出生時刻はランダム)をもとにしています。ハウスの大きさは緯度と季節で変わるため、割合はきっちり12分の1にはなりません。
第7ハウスの火星の核となる意味
第7ハウスのカスプはディセンダントで、自分自身を表すアセンダントのちょうど向かい側にあります。このハウスが表すのは、パートナー、共同経営者、そしてあらゆる一対一の関係です。ここに火星があると、行動力はしばしば「誰かとのあいだ」で火がつきます。一人のときはそれほど勢いがなくても、相棒やライバル、パートナーができた途端、闘志が一気に湧き上がるのです。スポーツは打ち合う相手がいてこそ燃え、仕事は肩を並べる人がいてこそ突き進める。あなたにとって、人との関係は自分を動かしてくれる場所なのです。
この配置の人は、個性が強く勢いのある人に惹かれやすく、自分の意見を持ち、はっきり物を言う相手を好みます。のんびりしすぎた関係には、かえって気持ちが乗りません。そのぶん関係には火花がつきもので、話し合いでは言葉が行き交い、意見が分かれれば互いに一歩も引きません。このハウスはアンギュラーハウスなので、ここの火星はとても外に表れやすく、あなたがある関係にどれだけ熱を注いでいるかは友人からもよく見えます。ふたりが冷戦中のときも同じで、一緒に食事をしていても妙に静かなのですぐに気づかれてしまいます。
力をどこに注ぐか
エネルギーの大半は、関係を育てることに注がれます。恋愛、結婚、仕事上のパートナーシップ、そして一対一で交渉しなければならない場面です。パートナーや相棒のためなら先頭に立って戦うことをいとわず、相手にも同じように全力を尽くしてほしいと期待します。いちばん嫌なのは、自分だけが熱くなっている状態です。人と組んで仕事をするときは、進行を押し進め、みんなに決断を促す役になることが多いでしょう。交渉、調整、顧客の権利を勝ち取る仕事もこの配置の長所が生きる分野で、向かいに誰かが座っていると、頭が特別さえてきます。
衝突が起きやすい場面
衝突は、いちばん身近な人とのあいだで起きやすい傾向があります。パートナーとはささいなことで言い合いになり、共同経営者とは方針をめぐって争い、ときには自分でもなぜそこまで腹が立つのかうまく説明できません。第7ハウスはあからさまな敵も表すため、正面から向かってくる競争相手に出会うことも人より多いかもしれません。占星術には、このハウスの火星は自分の怒りをまず他人のなかに見る、という見方があります。相手がやけに攻撃的だと感じたら、自分のほうも少し振り返ってみるとよいでしょう。
欲求と追い求めるもの
欲求は人間関係と固く結びついています。求めているのは、肩を並べて戦えて、ときには正面から渡り合えるパートナー。お互いに力があってこそ、その関係が生きていると感じられます。何でも合わせてくれる相手には、かえって何か物足りなさを覚えるのです。アプローチは積極的でまっすぐ、関係が始まってからも、ある程度の挑戦と緊張感を保っていたいと思います。対立を協力に変えることを覚えれば、同じエネルギーがふたりを遠くまで運んでくれて、外からの荒波にも心強く立ち向かえるようになるでしょう。
長所
- 相棒のために力を尽くす:パートナーや仕事仲間のことを自分のことのように考え、必要とあれば真っ先に立ち上がって相手のために交渉します。トラブルが起きても、相手を見捨てることはありません。
- 関係のなかで率直:不満があればはっきり言い、問題を胸にしまって大きくすることはありません。相手はあなたの本音を推し量る必要がなく、多くの誤解が大きくなる前にきちんと話し合われます。
- 交渉に強い:一対一の場面では迫力があり、自分の立場をはっきり伝えられます。人のためによい条件を勝ち取ることもためらわず、相手の勢いに押し負けることはあまりありません。
盲点
- 関係に火がつきやすい:身近な人と意見が分かれると、すぐに熱くなります。小さな言い合いがうっかり何日も続く冷戦になり、ふたりとも相手が先に口を開くのを待っている、ということがあります。
- 強い相手に惹かれる:性格の激しい人に惹かれやすく、ふたりとも主導権を握りたがるので、一緒にいるには絶えず歩み寄りが必要です。どちらかが一歩引くだけでも、かなりの労力がかかります。
- 怒りを相手のせいにする:自分のいら立ちを、相手が挑発してきたせいだと受け取ってしまうことがあります。争いの本当の原因が見えないままなので、同じけんかが何度も繰り返されがちです。
第7ハウスの火星へのアドバイス
関係のなかに、けんかのルールをいくつか決めておきましょう。頭に血が上っているときは決断しない、けんかで昔の話を持ち出さない、などです。そうすれば火花は話し合いの段階で止まり、傷つけ合うところまで燃え広がりません。パートナーや共同経営者を選ぶときは、あなたに本当のことを言ってくれて、一緒に問題を解決しようとしてくれる人を探してください。関係のなかで妙に腹が立つと気づいたら、その怒りのうちどれくらいが自分自身から来ているのか、まず問いかけてみましょう。
この配置を読むときに気をつけたいこと
1. カスプの近くなら2つのハウスをあわせて読む。本サイトの計算では、火星が次のハウスのカスプの手前5°以内にある割合は約17%です。多くの占星術師はこれをすでに次のハウスに入っているとみなす(「5度ルール」)ので、火星が第7ハウスの終わりのほうにある人は、第8ハウスの火星も読んでみてください。
2. 出生時刻が少し違うだけで、ハウスが変わることがある。出生時刻が1時間遅いと、火星がハウスを移る割合は約49.9%です。
3. ハウス方式で結果が変わる。本サイトの標準はプラシーダスで、ホールサインに切り替えると、火星が別のハウスになる割合は約51.3%です。どちらも正統な方法です。詳しくは12ハウスの意味をご覧ください。
4. ハウスは「領域」、星座は「表し方」。同じ第7ハウスの火星でも、火星がどの星座にあり、ほかの天体とどんなアスペクトを作るかで、この領域の物語はずいぶん違ってきます。全体を読むにはホロスコープの詳細解説が使えます。
ほかのハウスの火星
第1ハウス・第2ハウス・第3ハウス・第4ハウス・第5ハウス・第6ハウス・第7ハウス・第8ハウス・第9ハウス・第10ハウス・第11ハウス・第12ハウス ・ 火星のハウス別一覧
第7ハウスのほかの天体
第7ハウスの太陽、第7ハウスの月、第7ハウスの水星、第7ハウスの金星、第7ハウスの木星、第7ハウスの土星、第7ハウスの天王星、第7ハウスの海王星、第7ハウスの冥王星。第7ハウスが扱う領域については12ハウスの意味をご覧ください。
ひとこと:ハウスを読むには正確な出生時刻が必要です
天体がどの星座にあるかは、誕生日がわかればほぼ決まります。ところが、どのハウスにあるかは、出生時刻が数分単位で正確で、出生地も合っていなければ決まりません。本サイトの計算では、出生時刻が1時間ずれると、少なくとも1つの天体がハウスを移るホロスコープが9割を超えます。このページを読む前に、出生時刻の出どころ(家族の記憶より出生証明書や母子手帳のほうが確か)を確かめ、カスプの近くにある天体は前後2つのハウスをあわせて読んでください。本サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。健康・投資・法律に関わることは専門家にご相談ください。
自分のホロスコープを作って、各天体がどのハウスにあるか見てみる
生年月日、出生時刻、出生地を入れれば、十天体・アセンダント・MCと12ハウスのカスプを一度に表示し、配置ごとの解説もつけます。標準はプラシーダスで、ホールサインにも切り替えられます。計算はすべてお使いのブラウザ内で行います。
第7ハウスの火星のよくある質問
火星が第7ハウスにあると結婚生活はけんかが多い?
言い争いは起きやすいですが、けんかが多いからといって仲が悪いわけではありません。パートナーのハウスに火星があると、ふたりのやり取りには火花が多く、意見が合わなければどちらもはっきり口に出します。けんかのあとにきちんと話し合い、お互いに少しずつ譲れるなら、こうした結婚はとても活気のあるものになることが多いです。むしろこの配置で気をつけたいのは、長いあいだ言いたいことをため込んでしまうことのほうです。
第7ハウスに火星がある人はどんな人に惹かれる?
個性があって行動力があり、はっきり物を言う人に惹かれることが多いです。第7ハウスの火星は、自分が欲しい勢いをパートナーのなかに探すので、おっとりして主張のない人にはなかなか心が動きません。相手はスポーツ好きだったり、仕事への意欲が強かったり、話し方がストレートだったりするかもしれません。一緒にいると挑戦もありますが、そのぶん熱もある関係です。
自分の火星が何ハウスにあるかは、どうすればわかりますか?
生年月日、出生時刻、出生地からホロスコープを作成します。ハウスは地球の自転とともに回り、およそ2時間で1つ進むので、時刻は正確なほど確かです。本サイトの計算では、出生時刻が1時間遅いと火星がハウスを移る割合は約49.9%です。無料ホロスコープ作成ですぐに調べられます。
第7ハウスの火星と、火星の星座はどう違いますか?
星座は火星が「どのように」表れるか、ハウスは人生の「どの領域」に表れるかを示します。第7ハウスの火星が語るのはパートナーを中心とした生活の一面で、それをどんな形で表すかは火星の星座を見る必要があります。両方をあわせて読むと全体がつかめます。