丙火(ひのえ)日干の十二か月:窮通宝鑑はどう用神を取るか

同じ丙の日干でも、真冬に生まれるか真夏に生まれるかで、必要なものはまったく違います。清代に伝わる調候の古典『窮通宝鑑』は、丙日干の十二か月を一つずつ取り上げて用神を挙げています。このページではそれを一枚の表にまとめ、当サイトが命式全体から出す用神・喜神とどれくらい近いかを確かめます。

十二か月の用神

月気候用神(太字が第一候補、括弧内は通変星)一つ以上が当サイトの用神・喜神に入る割合
寅月(初春・2/4〜3/5ごろ)余寒が残る壬(偏官)・庚(偏財)64.2%
卯月(仲春・3/6〜4/4ごろ)木気が最も旺ずる壬(偏官)・己(傷官)66.9%
辰月(晩春・4/5〜5/5ごろ)湿った土が司令壬(偏官)・甲(偏印)98.6%
巳月(初夏・5/6〜6/5ごろ)火気が強まる壬(偏官)・癸(正官)・庚(偏財)50%
午月(仲夏・6/6〜7/6ごろ)炎熱壬(偏官)・庚(偏財)55.1%
未月(晩夏・7/7〜8/7ごろ)乾いた土が司令壬(偏官)・庚(偏財)41.3%
申月(初秋・8/8〜9/7ごろ)金気が起こる壬(偏官)・戊(食神)16.8%
酉月(仲秋・9/8〜10/7ごろ)金気が最も旺ずる壬(偏官)・癸(正官)10.7%
戌月(晩秋・10/8〜11/6ごろ)乾いた土が司令甲(偏印)・壬(偏官)95%
亥月(初冬・11/7〜12/6ごろ)寒気が起こる甲(偏印)・戊(食神)・庚(偏財)・壬(偏官)100%
子月(仲冬・12/7〜1/5ごろ)厳寒壬(偏官)・戊(食神)・己(傷官)48.5%
丑月(晩冬・1/6〜2/3ごろ)凍てつく湿った土壬(偏官)・甲(偏印)100%

用神は広く出回っている『窮通宝鑑』の整理表により、おおよそ優先順に並べています。原文は命式の状況に応じて取り方を分けることが多く、整理表はそれらをまとめて一覧にしたものです。十二か月で第一候補に最も多く現れるのは壬(10 か月)です。月の日付は目安で、節気により年ごとに一、二日ずれます。

四季の要点

季節月調候の要点
春寅月・卯月・辰月春は木が旺じて火を生じるため、壬水を筆頭に取り、寅月は庚金、卯月は己土、辰月は甲木で補います。
夏巳月・午月・未月夏は火が燃え盛るので壬水が最も大切です。巳月は癸・庚で補い、午月・未月は水の源となる庚金で補います。
秋申月・酉月・戌月申月・酉月も壬水が先です。戌月は土が重く火を暗くするため、まず甲木で土を疏通させます。
冬亥月・子月・丑月亥月は甲が先で、次に戊・庚・壬。子月は壬が先で、次に戊・己。丑月は壬・甲を取ります。丙火は十二か月のうち十か月で壬水を第一に選びます。
14.6%丙日干:第一候補=当サイトの第一用神
62.0%丙日干:一つ以上が当サイトの用神・喜神に入る
35.3%十干全体:第一候補=第一用神

集計方法:当サイトのエンジンで 1960〜2005 年の毎日一枚ずつ命式を出し(時刻は固定シードの乱数で抽出)、計 16,802 枚について、その日干・その月に『窮通宝鑑』が挙げる用神と、エンジンが命式全体から出した用神・喜神を比べました。

あなたの調候用神を調べる

新暦(グレゴリオ暦)の生年月日を入れると、あなたの日干と生まれ月に『窮通宝鑑』が挙げる用神を表示し、それぞれが当サイトのエンジンが命式全体から出した用神・喜神に入っているかを示します。計算はすべてお使いのブラウザの中で行い、データは送信されません。

生年月日は新暦で入力します。月はカレンダーの月ではなく二十四節気で区切ります(立春から寅月、啓蟄から卯月……)。詳しくは月柱の出し方をご覧ください。時刻は日本時間のままで構いません。

甲木十二か月の調候用神 乙木十二か月の調候用神 丁火十二か月の調候用神 戊土十二か月の調候用神 己土十二か月の調候用神 庚金十二か月の調候用神 辛金十二か月の調候用神 壬水十二か月の調候用神 癸水十二か月の調候用神

正直なひとこと:『窮通宝鑑』はよい地図ですが、あなたの現在地ではありません

『窮通宝鑑』が「日干 × 生まれ月」ごとに挙げる用神は、その月に生まれた人がたいてい必要とするものです。けれども同じ月に生まれた二人でも、命式にもともとある火や水の量は大きく違うことがあります。当サイトの検証では、書の第一候補が、命式全体から出した第一の用神・喜神と一致したのは 35.3% にとどまりました。表の用神のうち少なくとも一つが用神・喜神に含まれていたのは 85.2% です。方向をつかむ目安として使い、最後は命式全体を見てください。当サイトの内容は参考・娯楽を目的としたものです。

あなたは丙の日干ですか?

生年月日を入れると、あなたの生まれ月に『窮通宝鑑』が挙げる用神と、それがあなたの用神・喜神に入っているかがわかります。

丙火の調候のよくある質問

寅月生まれの丙火は何を用神にしますか?

『窮通宝鑑』の整理表は壬・庚を挙げ、第一候補は壬です。

子月生まれの丙火は何を用神にしますか?

整理表は壬・戊・己を挙げ、第一候補は壬です。

丙火の調候用神は、そのまま自分の用神・喜神ですか?

そうとは限りません。当サイトの検証では、丙日干の第一候補の調候用神が当サイトの第一用神と一致したのは 14.6%、表の用神の一つ以上が用神・喜神に入っていたのは 62.0% でした。用神・喜神は命式全体の強弱や、もともとの寒暖によっても変わります。